あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
皆様のアートライフのお役に立てますよう、イノシシ年生まれの年男として、
2019年は例年以上に日本中を駆け巡りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、今年の美術展はじめは、例によって東京国立博物館へ。
例によって、トーハク新年恒例企画 “博物館に初もうで” を鑑賞してまいりました。
2004年よりスタートした “博物館に初もうで” 。
16回目となる今回は、平成最後の “博物館に初もうで” とあって、
平成最後の紅白歌合戦のように、出場メンバー (?) が超豪華でした。
現存最古の 『古今和歌集』 の完本とされる 《古今和歌集(元永本) 下帖》 や、
日本が世界に誇る葛飾北斎の代表作中の代表作 《冨嶽三十六景・凱風快晴》 、
国宝の 《片輪車蒔絵螺鈿手箱》 にいたっては、珍しくオープンされた状態で公開されています。
中でも多くの観客を沸かせていたのは、
2年ぶりの公開 (注:展示は1/14まで) となる長谷川等伯の 《松林図屏風》 。
モノクロームの松林の世界の前に、黒山の人だかりが出現していました。
“《松林図屏風》 をバックに、これから誰かが記者会見をするの?” と思ってしまったほどの人だかり。
《松林図屏風》 人気、恐るべしです。
そんな 《松林図屏風》 がある国宝室と同じくらいに人が多く詰めかけていたのは、
今年の干支イノシシに関する特集展示 「イノシシ 勢いのある年に」 のコーナーでした。
イノシシをモチーフにした美術作品は、パッと思いつかなかったのですが。
明治の超絶技巧の彫刻家・石川光明による 《野猪》 があったり、
明治から大正にかけて京都で活躍した望月玉泉による 《萩野猪図屏風》 があったり、
実は意外にもその一部にイノシシが描かれている国宝の 《袈裟襷文銅鐸》 があったり、
想像していた以上に、バリエーションが豊富でした。
イノシシだけで、なんとかなるものですね。
イノシシ年として、ちょっとホッとしました (笑)
ちなみに、こちらのコーナーで特に充実していたのが、イノシシの埴輪です。
イノシシというよりも、ひんべえに近いものもあれば、
矢が刺さっている可哀そうな埴輪ものも。
もっとプレーンなイノシシの埴輪は無いんかい!
イノシシ年として、ちょっとムッとしました (笑)
この他の出展作品の中で、印象的だったものをいくつかご紹介いたしましょう。
まずは、「武士の装い」 がテーマの本館5室で展示されていた 《白糸威胴丸具足》。
「これでもか!」 というくらいに、日の丸デザインが施されています。
日本代表のユニフォームでも、ここまで日の丸は主張していません。
いっそ東京オリンピックの開会式の演出に、この鎧を取り入れてみては?
続いては、「近代の美術」 を紹介する本館18室で展示中の山尾侶之作 《海士玉採図石菖鉢》。
作品名こそ固いですが・・・
四隅を支えるウサギの姿が、実にキュートな作品です。
再来年、干支の特集展示でフィーチャーされるかもしれませんね。
最後に紹介したいのは、同じく本館18室にあった前田青邨の 《唐獅子》。
狩野永徳が生み出したものを筆頭に、日本美術界には数多くの唐獅子がいますが。
これほどまでにアメコミ感の強い唐獅子は初めて出会いました。
「HAHAHA!」 って、絶対言ってます。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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2019年は例年以上に日本中を駆け巡りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、今年の美術展はじめは、例によって東京国立博物館へ。
例によって、トーハク新年恒例企画 “博物館に初もうで” を鑑賞してまいりました。
2004年よりスタートした “博物館に初もうで” 。
16回目となる今回は、平成最後の “博物館に初もうで” とあって、
平成最後の紅白歌合戦のように、出場メンバー (?) が超豪華でした。
現存最古の 『古今和歌集』 の完本とされる 《古今和歌集(元永本) 下帖》 や、
日本が世界に誇る葛飾北斎の代表作中の代表作 《冨嶽三十六景・凱風快晴》 、
国宝の 《片輪車蒔絵螺鈿手箱》 にいたっては、珍しくオープンされた状態で公開されています。
中でも多くの観客を沸かせていたのは、
2年ぶりの公開 (注:展示は1/14まで) となる長谷川等伯の 《松林図屏風》 。
モノクロームの松林の世界の前に、黒山の人だかりが出現していました。
“《松林図屏風》 をバックに、これから誰かが記者会見をするの?” と思ってしまったほどの人だかり。
《松林図屏風》 人気、恐るべしです。
そんな 《松林図屏風》 がある国宝室と同じくらいに人が多く詰めかけていたのは、
今年の干支イノシシに関する特集展示 「イノシシ 勢いのある年に」 のコーナーでした。
イノシシをモチーフにした美術作品は、パッと思いつかなかったのですが。
明治の超絶技巧の彫刻家・石川光明による 《野猪》 があったり、
明治から大正にかけて京都で活躍した望月玉泉による 《萩野猪図屏風》 があったり、
実は意外にもその一部にイノシシが描かれている国宝の 《袈裟襷文銅鐸》 があったり、
想像していた以上に、バリエーションが豊富でした。
イノシシだけで、なんとかなるものですね。
イノシシ年として、ちょっとホッとしました (笑)
ちなみに、こちらのコーナーで特に充実していたのが、イノシシの埴輪です。
イノシシというよりも、ひんべえに近いものもあれば、
矢が刺さっている可哀そうな埴輪ものも。
もっとプレーンなイノシシの埴輪は無いんかい!
イノシシ年として、ちょっとムッとしました (笑)
この他の出展作品の中で、印象的だったものをいくつかご紹介いたしましょう。
まずは、「武士の装い」 がテーマの本館5室で展示されていた 《白糸威胴丸具足》。
「これでもか!」 というくらいに、日の丸デザインが施されています。
日本代表のユニフォームでも、ここまで日の丸は主張していません。
いっそ東京オリンピックの開会式の演出に、この鎧を取り入れてみては?
続いては、「近代の美術」 を紹介する本館18室で展示中の山尾侶之作 《海士玉採図石菖鉢》。
作品名こそ固いですが・・・
四隅を支えるウサギの姿が、実にキュートな作品です。
再来年、干支の特集展示でフィーチャーされるかもしれませんね。
最後に紹介したいのは、同じく本館18室にあった前田青邨の 《唐獅子》。
狩野永徳が生み出したものを筆頭に、日本美術界には数多くの唐獅子がいますが。
これほどまでにアメコミ感の強い唐獅子は初めて出会いました。
「HAHAHA!」 って、絶対言ってます。
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