現在、ワタリウム美術館で開催されているのは、
”TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展” という展覧会。
日本を代表する俳優であるあの浅野忠信さんの個展で、
浅野さん自身が描いたドローイング約700点が、展覧会場を埋め尽くすように展示されています。
幼いころより絵を描くのは好きだったそうですが、
本格的にドローイングを描くようになったのは、2013年のこと。
中国で撮影された映画 『羅曼蔕克消亡史』 の長い待ち時間に描いたのが、そのきっかけだそうです。
それ以来、ほぼ休むことなく、ドローイングを描き続け、
現在までの5年間で、その数は、なんと3634枚 (!) にものぼるのだとか。
(こうして皆さまがブログを読んでいる “今” まさに、枚数はさらに増えていることでしょう)
さてさて、実は何を隠そう、
『御法度』 や 『地雷を踏んだらサヨウナラ』 の時代から、俳優・浅野忠信さんのファンなのですが。
正直なところ、展覧会に関してはそこまで期待はしていませんでした。
“俳優の才能の持ち主が、絵の才能まで持っているだなんて”
そんな天が二物を与えるようなことが・・・
あるんかーい!!
心の中で、ナチュラルにツッコんでしまいました。
普通に、絵がお上手。
これまでワタリウム美術館で紹介されてきた、
他のアーティストたちの作品と比べても遜色がありません。
その才能に衝撃を受けるとともに、
2つの才能を兼ね備えた浅野さんと自分とを比べて、ちょっぴり切なくもなりました (笑)
と、それはさておき。
何よりも、本職の画家以上に、絵を楽しんで描いているのが伝わってきました。
俳優・浅野忠信さんは、いつも自然体ですが、
浅野さんのドローイングは、それ以上に自然体。
まるで息をするように、ドローイングを描いている。
そんな印象を受けます。
ちなみに、カラーのドローイング作品もありましたが、
ほとんどのドローイングが、黒一色。
ごく普通のボールペンを使って描いているのだそうです。
そんなところも、自然体。
描く道具だけでなく、描く紙にも、特にこだわりはないようで。
ときに、紙袋に描いたり。
ときに、ドラマの台本の裏側に描くことも。
この気負いのなさが、
浅野忠信さんのドローイング作品の最大の魅力なのでしょう。
また、描き方だけでなく、描く内容もフリースタイル。
主に描かれていたのは、動きのある人物と、
どこかシュルレアリスムを連想させる建物でしたが。
猫のいる風景や、
ワタリウム美術館とも縁が深いキース・ヘリング風のドローイングを描くことも。
他にも、アメコミ風、抽象画風など、多岐にわたっていました。
カメレオン俳優ならぬ、カメレオンドローイング作家です。
どの作品も魅力的でしたが、
もし1点だけ貰えるとしたら、是非欲しいのが、こちらのドローイング。
おそらく描かれているのは、漫才師の昭和のいる・こいるでしょう。
彼らの漫才スタイルもまた、自然体の極み。
自然体of自然体な一枚です。
芸能人の展覧会というような先入観で訪れると、
“いい意味で” ガツンと裏切られること請け合いです。
俳優・浅野忠信によるドローイング展ではなく、ドローイング作家・浅野忠信の展覧会です。
ちなみに、2階の展示室では、浅野さんが作曲した音楽も流れていました。
音楽の才能もあるんかい!
天の人、浅野さんに才能を与えすぎですよ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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”TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展” という展覧会。
日本を代表する俳優であるあの浅野忠信さんの個展で、
浅野さん自身が描いたドローイング約700点が、展覧会場を埋め尽くすように展示されています。
幼いころより絵を描くのは好きだったそうですが、
本格的にドローイングを描くようになったのは、2013年のこと。
中国で撮影された映画 『羅曼蔕克消亡史』 の長い待ち時間に描いたのが、そのきっかけだそうです。
それ以来、ほぼ休むことなく、ドローイングを描き続け、
現在までの5年間で、その数は、なんと3634枚 (!) にものぼるのだとか。
(こうして皆さまがブログを読んでいる “今” まさに、枚数はさらに増えていることでしょう)
さてさて、実は何を隠そう、
『御法度』 や 『地雷を踏んだらサヨウナラ』 の時代から、俳優・浅野忠信さんのファンなのですが。
正直なところ、展覧会に関してはそこまで期待はしていませんでした。
“俳優の才能の持ち主が、絵の才能まで持っているだなんて”
そんな天が二物を与えるようなことが・・・
あるんかーい!!
心の中で、ナチュラルにツッコんでしまいました。
普通に、絵がお上手。
これまでワタリウム美術館で紹介されてきた、
他のアーティストたちの作品と比べても遜色がありません。
その才能に衝撃を受けるとともに、
2つの才能を兼ね備えた浅野さんと自分とを比べて、ちょっぴり切なくもなりました (笑)
と、それはさておき。
何よりも、本職の画家以上に、絵を楽しんで描いているのが伝わってきました。
俳優・浅野忠信さんは、いつも自然体ですが、
浅野さんのドローイングは、それ以上に自然体。
まるで息をするように、ドローイングを描いている。
そんな印象を受けます。
ちなみに、カラーのドローイング作品もありましたが、
ほとんどのドローイングが、黒一色。
ごく普通のボールペンを使って描いているのだそうです。
そんなところも、自然体。
描く道具だけでなく、描く紙にも、特にこだわりはないようで。
ときに、紙袋に描いたり。
ときに、ドラマの台本の裏側に描くことも。
この気負いのなさが、
浅野忠信さんのドローイング作品の最大の魅力なのでしょう。
また、描き方だけでなく、描く内容もフリースタイル。
主に描かれていたのは、動きのある人物と、
どこかシュルレアリスムを連想させる建物でしたが。
猫のいる風景や、
ワタリウム美術館とも縁が深いキース・ヘリング風のドローイングを描くことも。
他にも、アメコミ風、抽象画風など、多岐にわたっていました。
カメレオン俳優ならぬ、カメレオンドローイング作家です。
どの作品も魅力的でしたが、
もし1点だけ貰えるとしたら、是非欲しいのが、こちらのドローイング。
おそらく描かれているのは、漫才師の昭和のいる・こいるでしょう。
彼らの漫才スタイルもまた、自然体の極み。
自然体of自然体な一枚です。
芸能人の展覧会というような先入観で訪れると、
“いい意味で” ガツンと裏切られること請け合いです。
俳優・浅野忠信によるドローイング展ではなく、ドローイング作家・浅野忠信の展覧会です。
ちなみに、2階の展示室では、浅野さんが作曲した音楽も流れていました。
音楽の才能もあるんかい!
天の人、浅野さんに才能を与えすぎですよ。
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