♪Happy birthday to you,
Happy birthday to you,
Happy birthday,deer Gyoji
Happy birthday to you.
(注:野見山さんと全く面識はないですが、勝手に祝っております)
本日12月17日は、日本を代表する洋画家・野見山暁治さんの91歳の誕生日。
というわけで、ブリヂストン美術館で開催中の “野見山暁治展” に行ってまいりました。
僕が、野見山さんの作品と初めて出会ったのは、
美術館やギャラリーではなく、副都心線明治神宮前駅にて。
その時は、 「よくわからない作品だなぁ…」 くらいにしか思わなかったものです。
ただ、この作品のタイトルが、 《いつかは会える》 。
まさか、その2年後に、美術展という形で、
野見山暁治さんの作品に、本当に会うことが出来るとは。
何か運命めいたものを感じます。
(↑そうでしょうか??)
今回の美術展で、約110点もの野見山暁治さんの作品を観て、まず率直に思ったことは、
「よくわからない作品だなぁ…」
2年前と何ら変わりありません (笑)
アートテラーは、成長していません。
(よく言えば、ブレていない)
ただ、野見山暁治さんの作品をまとまった形で観れたことで、
よくわからないながらも、それらの作品に共通するカオスなエネルギーを感じることは出来ました。
「よくわからない作品だけれども、心が共振するなぁ…」
これは、あくまで僕の感想ですが、
野見山暁治さんの作品は、まとめて観ることで、ようやく伝わるものがある気がしました。
作品群という形で展示されることがポイントなのだと思います。
そういう意味でも、今回は、作品はもちろんでしょうが、
美術展という形式そのものの重要性を、改めて、実感しました。
学芸員さんって、大事なお仕事です。
正直、流すように観るなら、どの作品も、そこまで大差はないような気がしますが (笑)
じっくり向き合うと、それぞれ、やはり個性があって、面白いです。
僕が気にいった作品は、 《ある日》 と、
《風の便り》
どこがどうイイというわけでなく、完全にフィーリングです。
強いて言うなら、より心が共振したという感じでしょうか。
作品そのものの魅力とは、ちょっと違うのですが、
野見山さんの絵は、抽象画なのに、気になるタイトルが多いのが特徴的。
今回僕が気になったものの一部を挙げますと、
・《さっきは御免》
・《明日にしよう》
・《目にあまる景色》
・《なにも言わない》
・《もう時間がない》
そこはかとなく、ネガティブな感じが漂っています (笑)
ちなみに、野見山さんは、絵本を出版されてますが。
(もちろん、こちらも展示されています)
そのタイトルにも、やはり独特のネーミングセンスを発揮しています。
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野見山暁治展
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