現在、Gallery A4 (ギャラリーエークワッド) では、
”イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン” という展覧会が開催されています。
こちらは、20世紀を代表するデザイナー夫妻、
チャールズ・イームズとレイ・イームズによる名建築 「イームズハウス」 に焦点を当てた展覧会です。
イームズハウスは、夫妻の住宅兼スタジオ。
正面から向かって左にあるのが、住居。
右にあるのが、スタジオです。
竣工年は、1947年。
『アーツ・アンド・アーキテクチュア』 という建築雑誌の企画、
「ケーススタディハウス」 のうちの一つとして、ロサンゼルスに建てられました。
雑誌の一企画で、一軒家が建つだなんて。
なんともバブリーな時代です。
イームズハウスの画期的だったポイントは、多々ありますが、
まず何より斬新だったのは、当時の既製工業製品のみを使用して、建てられている点。
これは、今でいうプレハブ住宅の考え方を先取りしていた建築と言えるそうです。
くわえて、画期的なのは、外装部分が、自由に入れ替えが可能とのこと。
ガラスを嵌めるもよし、
カラフルなパネルを嵌めるもよし、
スタッコ (化粧漆喰) を嵌めるもよし。
組み合わせは無限大となっています。
とはいえ、イームズハウスの外装は、よりによって、ほぼガラス。
『いきなり!黄金伝説。』 のスケルトンハウスくらいにスケスケな家です。
プライバシーだだ洩れ。
名建築ではあることに異論はないですが、
この家に住めと言われたら、僕は丁重にお断りさせて頂きます。
さてさて、こちらの精巧な模型をはじめ、
イームズハウスの関連資料の数々を目にできて、十分に展覧会を堪能しましたが。
イームズと言ったら、やっぱりイームズチェア。
イームズ夫妻の代表作にして、ミッドセンチュリーの名作です。
欲を言えば、イームズ夫妻の展覧会ならば、イームズの椅子も展示して欲しいところ。
とはいえ、無料の展覧会に、そこまで期待するのは野暮かなァ・・・
と思ったら、さすがはGallery A4、その辺りも抜かりありません。
イームズチェアも、ちゃんと展示されていました。
それらの中には、イームズ夫妻と交流の深かった洋画家・猪熊弦一郎に贈った揺り椅子も。
だいぶ年季が入っています。
それもそのはず、こちらの椅子は、
実際に猪熊弦一郎のアトリエで長年使われていたものとのこと。
子どもたちが遊び倒した公園の遊具くらいの色褪せ具合です。
展示品なので、もちろん実際に座ることは出来ないのですが、
やはり椅子であるだけに、観るだけでなく座ってみないと、本当の良さはわかりません。
もう一つ欲を言えば、一つくらいイームズの椅子に座りたいところ。
とはいえ、無料の展覧会に、そこまで期待するのは野暮かなァ・・・
と思ったら、やはりGallery A4は抜かりなし。
映像コーナーの椅子が、イームズチェアになっていました。
鑑賞者のイームズ欲 (←?) に、きちんと応えてくれる。
至れり尽くせりな展覧会でした。
ちなみに、会場内に設置された展示台や壁が、
普通の展覧会のものとは、一風変わっていますが。
これは、イームズ夫妻が1952年にデザインしてから、
半世紀以上経った現代でも愛され続けるおもちゃ 「ハウスオブカード」 をモチーフとしたもの。
“より良い展示を実現するデザイン” が、会場の細部にまで行き渡っています。
イームズ夫妻のデザインの姿勢を、まさに地で行くような展覧会でした。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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”イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン” という展覧会が開催されています。
こちらは、20世紀を代表するデザイナー夫妻、
チャールズ・イームズとレイ・イームズによる名建築 「イームズハウス」 に焦点を当てた展覧会です。
イームズハウスは、夫妻の住宅兼スタジオ。
正面から向かって左にあるのが、住居。
右にあるのが、スタジオです。
竣工年は、1947年。
『アーツ・アンド・アーキテクチュア』 という建築雑誌の企画、
「ケーススタディハウス」 のうちの一つとして、ロサンゼルスに建てられました。
雑誌の一企画で、一軒家が建つだなんて。
なんともバブリーな時代です。
イームズハウスの画期的だったポイントは、多々ありますが、
まず何より斬新だったのは、当時の既製工業製品のみを使用して、建てられている点。
これは、今でいうプレハブ住宅の考え方を先取りしていた建築と言えるそうです。
くわえて、画期的なのは、外装部分が、自由に入れ替えが可能とのこと。
ガラスを嵌めるもよし、
カラフルなパネルを嵌めるもよし、
スタッコ (化粧漆喰) を嵌めるもよし。
組み合わせは無限大となっています。
とはいえ、イームズハウスの外装は、よりによって、ほぼガラス。
『いきなり!黄金伝説。』 のスケルトンハウスくらいにスケスケな家です。
プライバシーだだ洩れ。
名建築ではあることに異論はないですが、
この家に住めと言われたら、僕は丁重にお断りさせて頂きます。
さてさて、こちらの精巧な模型をはじめ、
イームズハウスの関連資料の数々を目にできて、十分に展覧会を堪能しましたが。
イームズと言ったら、やっぱりイームズチェア。
イームズ夫妻の代表作にして、ミッドセンチュリーの名作です。
欲を言えば、イームズ夫妻の展覧会ならば、イームズの椅子も展示して欲しいところ。
とはいえ、無料の展覧会に、そこまで期待するのは野暮かなァ・・・
と思ったら、さすがはGallery A4、その辺りも抜かりありません。
イームズチェアも、ちゃんと展示されていました。
それらの中には、イームズ夫妻と交流の深かった洋画家・猪熊弦一郎に贈った揺り椅子も。
だいぶ年季が入っています。
それもそのはず、こちらの椅子は、
実際に猪熊弦一郎のアトリエで長年使われていたものとのこと。
子どもたちが遊び倒した公園の遊具くらいの色褪せ具合です。
展示品なので、もちろん実際に座ることは出来ないのですが、
やはり椅子であるだけに、観るだけでなく座ってみないと、本当の良さはわかりません。
もう一つ欲を言えば、一つくらいイームズの椅子に座りたいところ。
とはいえ、無料の展覧会に、そこまで期待するのは野暮かなァ・・・
と思ったら、やはりGallery A4は抜かりなし。
映像コーナーの椅子が、イームズチェアになっていました。
鑑賞者のイームズ欲 (←?) に、きちんと応えてくれる。
至れり尽くせりな展覧会でした。
ちなみに、会場内に設置された展示台や壁が、
普通の展覧会のものとは、一風変わっていますが。
これは、イームズ夫妻が1952年にデザインしてから、
半世紀以上経った現代でも愛され続けるおもちゃ 「ハウスオブカード」 をモチーフとしたもの。
“より良い展示を実現するデザイン” が、会場の細部にまで行き渡っています。
イームズ夫妻のデザインの姿勢を、まさに地で行くような展覧会でした。
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