~前回までのあらすじ~
すべての国宝を目にするべく、日本全国 (埼玉を含む) を巡る国宝ハンター・とに~。
これまでにハンティングした国宝の数は、実に1000件以上!
その国宝指数は、日本でも有数のレベルを誇っている。
そんな国宝至上主義の彼は、重要美術品を認めることはない。
「ああいやだ!重要美術品なんて言ってるだけで口が重要美術品になるわ!」
ちなみに、千葉県出身東京在住であるため、
埼玉県人にも厳しく、国宝をハンティングさせるつもりはないらしい。
「埼玉県人にはそこらへんの石でもハンティングさせておけ!」
(埼玉の皆様ネタ化してゴメンなさい。)
現在、東京国立博物館の平成館にて、
“特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」” が絶賛開催中。
こちらは、京都の東寺が所蔵する国宝が17件も出展される大盤振る舞いな展覧会です。
とはいえ、かれこれ4回ほど東寺を訪れているので、そのほとんどはハンティング済。
まだ未見であった 《絹本著色五大尊像》 (ジャンル:絵画) と、
《後宇多天皇宸翰東寺興隆条々事書御添状〈(二月十二日)/〉》 (ジャンル:古文書) をゲットいたしました。
そして、先日は、平成最後となる国宝ハンターの旅へ!
やってきたのは、福井県の小浜市です。
今回の旅のスタート地点となるのは、新平野駅。
駅前のコンビニで朝食を調達しようと考えていたのですが・・・
駅前にはコンビニどころか、お店が一つもありませんでした。
そんな時の強い味方が、Googleマップ。
調べてみると、駅から1.2㎞離れたところに、ファミリーマートがあるようです。
雨の中、歩くこと約15分。
辿り着いた場所にあったのは・・・
普通の民家でした。
確かに、ファミリーは住んでるだろうけど!
そういえば、先月から、Googleマップが改悪・劣化したと話題となっていましたっけ。
もはや信用ならないGoogleマップが言うには、
この謎の民家から今回の旅の目的地までは、約3㎞の道のりがあるそうです。
そして、その間に、お店は一つもないようです。
「それも何かの間違いであってくれ!」
と祈りながら、ひたすら歩を進めましたが、
願いも虚しく、そこに関しては当たっているようでした。
遠い。。。飲食がゲットできない。。。
心は何度も折れそうになりましたが、「Yes I Can!」 と自分で自分を鼓舞。
新平野駅を出発してから約1時間、お目当ての明通寺へと辿り着きました。
さてさて、小浜市というと、
オバマフィーバーにがっつり乗っかった市というイメージしかありませんが。
実は、人口わずか3万3千人の小さな港町にも関わらず、
なんと130を超える寺院が建立しているという日本でも屈指のお寺の多い町なのです。
(コンビニは少ないのに!)
それゆえ、“海のある奈良” とも呼ばれているのだそうです。
その小浜市を代表するお寺が、明通寺。
あの坂上田村麻呂公が、蝦夷征伐の際 (806年) に創建したと伝えられるお寺なのです。
さてさて、そんな明通寺で国宝に指定されているのは、
渦巻き模様の水煙がキュートな 《明通寺三重塔》 (ジャンル:建造物) と、
鎌倉時代に創建されて以来、1㎜のズレもないという驚きの 《明通寺本堂》 (ジャンル:工芸品) です。
ちなみに、御本尊は、薬師如来坐像。
御本尊も国宝なのかと思いきや・・・
右肩に小さく 『旧』 の文字がありました。
どうやら ”執着” が捨てきれていないようです。
さてさて、薬師如来の脇侍は日光菩薩と月光菩薩が一般的ですが、
明通寺は、降三世明王と深沙大将が脇を固めるというかなりレアなパターンが採用されています。
特に深沙大将は、彫刻化されること自体がレアなのだとか。
あまりメジャーではない深沙大将ですが、
実は、『西遊記』 の沙悟浄のモデルとなった神様。
沙悟浄というと河童のイメージですが、本来は、砂漠の毒蛇を神格化したインドの神様なのだそうです。
・・・ん?あれ?でも、左手に蛇を持ってるような。。。
神格化しきれなかったのでしょうか
ちなみに。
本堂の中には、この土地ならではのポスターや署名も設置されていました。
やはり小浜と政治は切っても切り離せません。
今現在の国宝ハンティング数 1006/1116
1位を目指して、ランキングに挑戦中!
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これまでにハンティングした国宝の数は、実に1000件以上!
その国宝指数は、日本でも有数のレベルを誇っている。
そんな国宝至上主義の彼は、重要美術品を認めることはない。
「ああいやだ!重要美術品なんて言ってるだけで口が重要美術品になるわ!」
ちなみに、千葉県出身東京在住であるため、
埼玉県人にも厳しく、国宝をハンティングさせるつもりはないらしい。
「埼玉県人にはそこらへんの石でもハンティングさせておけ!」
(埼玉の皆様ネタ化してゴメンなさい。)
現在、東京国立博物館の平成館にて、
“特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」” が絶賛開催中。
こちらは、京都の東寺が所蔵する国宝が17件も出展される大盤振る舞いな展覧会です。
とはいえ、かれこれ4回ほど東寺を訪れているので、そのほとんどはハンティング済。
まだ未見であった 《絹本著色五大尊像》 (ジャンル:絵画) と、
《後宇多天皇宸翰東寺興隆条々事書御添状〈(二月十二日)/〉》 (ジャンル:古文書) をゲットいたしました。
そして、先日は、平成最後となる国宝ハンターの旅へ!
やってきたのは、福井県の小浜市です。
今回の旅のスタート地点となるのは、新平野駅。
駅前のコンビニで朝食を調達しようと考えていたのですが・・・
駅前にはコンビニどころか、お店が一つもありませんでした。
そんな時の強い味方が、Googleマップ。
調べてみると、駅から1.2㎞離れたところに、ファミリーマートがあるようです。
雨の中、歩くこと約15分。
辿り着いた場所にあったのは・・・
普通の民家でした。
確かに、ファミリーは住んでるだろうけど!
そういえば、先月から、Googleマップが改悪・劣化したと話題となっていましたっけ。
もはや信用ならないGoogleマップが言うには、
この謎の民家から今回の旅の目的地までは、約3㎞の道のりがあるそうです。
そして、その間に、お店は一つもないようです。
「それも何かの間違いであってくれ!」
と祈りながら、ひたすら歩を進めましたが、
願いも虚しく、そこに関しては当たっているようでした。
遠い。。。飲食がゲットできない。。。
心は何度も折れそうになりましたが、「Yes I Can!」 と自分で自分を鼓舞。
新平野駅を出発してから約1時間、お目当ての明通寺へと辿り着きました。
さてさて、小浜市というと、
オバマフィーバーにがっつり乗っかった市というイメージしかありませんが。
実は、人口わずか3万3千人の小さな港町にも関わらず、
なんと130を超える寺院が建立しているという日本でも屈指のお寺の多い町なのです。
(コンビニは少ないのに!)
それゆえ、“海のある奈良” とも呼ばれているのだそうです。
その小浜市を代表するお寺が、明通寺。
あの坂上田村麻呂公が、蝦夷征伐の際 (806年) に創建したと伝えられるお寺なのです。
さてさて、そんな明通寺で国宝に指定されているのは、
渦巻き模様の水煙がキュートな 《明通寺三重塔》 (ジャンル:建造物) と、
鎌倉時代に創建されて以来、1㎜のズレもないという驚きの 《明通寺本堂》 (ジャンル:工芸品) です。
ちなみに、御本尊は、薬師如来坐像。
御本尊も国宝なのかと思いきや・・・
右肩に小さく 『旧』 の文字がありました。
どうやら ”執着” が捨てきれていないようです。
さてさて、薬師如来の脇侍は日光菩薩と月光菩薩が一般的ですが、
明通寺は、降三世明王と深沙大将が脇を固めるというかなりレアなパターンが採用されています。
特に深沙大将は、彫刻化されること自体がレアなのだとか。
あまりメジャーではない深沙大将ですが、
実は、『西遊記』 の沙悟浄のモデルとなった神様。
沙悟浄というと河童のイメージですが、本来は、砂漠の毒蛇を神格化したインドの神様なのだそうです。
・・・ん?あれ?でも、左手に蛇を持ってるような。。。
神格化しきれなかったのでしょうか
ちなみに。
本堂の中には、この土地ならではのポスターや署名も設置されていました。
やはり小浜と政治は切っても切り離せません。
今現在の国宝ハンティング数 1006/1116
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