明恵の夢と高山寺
大阪の “都心のオアシス” として人気のエリア・中之島。そんな中の島の新たなランドマークとなっているのが、高さ約200mを誇る中之島フェスティバルタワー・ウエストです。その4階部分に、昨年オープンしたのが、中之島香雪美術館。朝日新聞社の創業者である村山龍平 (1850~1933) が、文化財保護のために収集した日本と東アジアの古美術コレクションを所蔵する美術館です。ちなみに、館名にある 「香雪」...
View Article太陽の塔行ってみたらホントはこんなトコだった
2018年3月19日より、実に48年ぶりに 《太陽の塔》 の内部公開がスタートしました。見学は前日までの事前予約制。公開からしばらくの間は予約がほぼ不可能で、プラチナチケット化していましたが。今年に入ってからは、多少は予約が取りやすくなったので、スケジュールを調整し、先日、ついに 《太陽の塔》 との初対面を果たしてきました。今回は、その顛末をお伝えいたします。4月某日。長年の憧れだった...
View Article櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展
現在、Gallery AaMoで開催されているのは、“櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展” という展覧会。こちらは、日本唯一のアウトサイダー・キュレーター櫛野展正さんによる、アウトサイダー・アートの展覧会で、70名を超える作家が参加する大規模なものです。近年では、アウトサイダー・アートというと、「障碍者によるアート」 と捉えられがちですが。本来の意味は、「美術の教育を受けていない人々によるアート」...
View Articleニッポン制服百年史ー女学生服がポップカルチャーになった!
まもなく、平成が終わろうとしています。平成とは、どんな時代だったのでしょうか?その問いに対して、「平成は制服の時代だった!」と答える展覧会があります。それは、“ニッポン制服百年史ー女学生服がポップカルチャーになった!”。昨年開催された “セーラー服と女学生” に次ぐ、弥生美術館の制服シリーズ (?)...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《なんばパークス パークスタワー(大阪府大阪市)》
難波駅のほど近くにある複合施設・なんばパークス。そのランドマークとなる高さ150m地上30階のパークスタワーに、なんでも、「あっ!」 と驚くようなパブリックアートがあるそうです。2階のエントランスをくぐって、すぐ右に目を向けたところ、早速、作品のキャプションを発見しました。新・無料で観れる 美術百選 086 山下工美...
View ArticleOKETA COLLECTION:LOVE @ FIRST SIGHT
ファッションビジネスに長年携わってきた桶田俊二・聖子夫妻によって収集されたアートコレクション。それが、桶田コレクション (OKETA COLLECTION)。これまで一般公開されたことがない、知る人ぞ知るアートコレクションです。そんな桶田コレクションが、ついに一般公開!現在、表参道のスパイラルで開催中の展覧会、"OKETA COLLECTION:LOVE @ FIRST SIGHT"...
View Articleムーミン展 THE ART AND THE STORY
今年2019年は、日本とフィンランドが国交を樹立して100周年という節目の年。それを記念して、現在、森アーツセンターギャラリーでは、フィンランドを代表する芸術家トーべ・ヤンソンが生みだしたあの世界的キャラクター・・・トーベ・ヤンソン 《「ムーミン谷の彗星」挿絵》 1946年、1968年(改作) インク・紙 ムーミン美術館そう、ムーミンにスポットを当てた大規模な展覧会、"ムーミン展 THE ART...
View Article名画IPPONグランプリ 第13問&第14問
出張授業などでお世話になった小学生たちに、名画に関する大喜利に挑んでもらい、その中から厳選されたオモシロ回答だけを紹介していく企画。それが、名画IPPONグランプリです。早速、今回のお題となる絵をご紹介いたしましょう。風景画のイメージが強いクロード・モネが描いた肖像画 《ルクランシェ博士》 。以前、"軽くイラっとくる美術"...
View Articleフェルメール展
2000年に大阪市立美術館で開催され、入場者数60万人を記録した “フェルメールとその時代展” 。それが、記念すべき日本初のフェルメール展です。もし、この展覧会がヒットしていなかったら、今の日本でのフェルメールブームは無かったかもしれません。そんな日本におけるフェルメールブーム発祥の地・大阪市立美術館で、実に19年ぶりとなる “フェルメール展”...
View Article野蛮と洗練 加守田章二の陶芸
現在、菊池寛実記念 智美術館にて、"野蛮と洗練 加守田章二の陶芸" という展覧会が開催中です。こちらは、49歳という若さで、惜しまれつつこの世を去った、『20世紀陶芸界の鬼才』 加守田章二 (1933~1983)...
View Articleキスリング展 エコール・ド・パリの夢
現在、東京都庭園美術館で開催されているのは、"キスリング展 エコール・ド・パリの夢" という展覧会。こちらは、シャガールや藤田嗣治とともに、エコール・ド・パリを代表する画家で、「モンパルナスのプリンス」「モンパルナスの帝王」...
View Article縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展
目の前には、東京湾が広がり、三方を山に囲まれた横須賀美術館。とあるアート情報サイトが選ぶ 『絶景美術館トップ5!』 にもランクインしている美術館です。そんな壮大なスケールの眺めが楽しめる横須賀美術館では、現在、“縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展”...
View Articleクリムト展 ウィーンと日本 1900
2019年の大本命展覧会の一つ、"クリムト展 ウィーンと日本 1900" が、いよいよ東京都美術館で開幕しました!(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)日本人、特に日本人女性に絶大な人気を誇るウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト。その日本過去最大規模となる回顧展で、本国オーストリアの所蔵品を中心に、25点以上 (!)...
View Articleinformation or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美
現在、サントリー美術館で開催されているのは、“nendo × Suntory Museum of Artinformation or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美” という展覧会。佐藤オオキ氏が代表を務めるデザインオフィスnendoとサントリー美術館が共同で企画。そして、展示デザインも手掛けたという展覧会です。シンプルでミニマルなデザインが特徴なnendoだけに...
View Articleウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
東京都美術館で、過去最大規模の “クリムト展” がスタートしたその翌日、国立新美術館では、“ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道”...
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