東京都美術館で、過去最大規模の “クリムト展” がスタートしたその翌日、
国立新美術館では、“ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道” が開幕いたしました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
こちらは、19世紀末から20世紀のウィーン世紀末美術をテーマにしたもので、
ウィーン・ミュージアムから来日した作品を中心に、約400点が一堂に会す超大規模な展覧会です。
展覧会の見どころは、何と言っても、クリムトの油彩画作品。
《パラス・アテナ》 をはじめ、数点の作品が来日しています。
その中には、クリムトの代表作の一つで、
クリムト最愛の愛人を描いたあの 《エミーリエ・フレーゲの肖像》 も!
グスタフ・クリムト 《エミーリエ・フレーゲの肖像》 1902年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
浮世絵を思わせる縦長の画面。
ドトールを思わせる胸元の柄。
ウーピー・ゴールドバーグを思わさせるヘアスタイル。
さまざまな印象が洪水のように押し寄せてくる作品です。
来日するだけでも奇跡的な作品なのに、
なんと、こちらの 《エミーリエ・フレーゲの肖像》 に限っては・・・
なんと写真撮影が可能!!
ウィーン・モダン展、最高かよ。
会場では、誰もが彼女を撮ろうとスマホを手に構えていました。
画中のエミーリエのポーズとあいまって、まるでフォトセッション状態。
「次、こっちに目線お願いしまーす」 と言われたら、エミーリエが動きそうな予感さえありました。
そんなクリムトとに大きな影響を受けながらも、
独自の世界観を確立した夭折の画家エゴン・シーレが、今展のもう一人の主役。
21歳の時に描かれた 《自画像》 をはじめ、
エゴン・シーレ 《自画像》 1911年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
素描を含む22点ものシーレ作品が来日しています。
シーレの作品は、1点でも圧が強いのですが。
それらが並ぶことで、その圧は増幅。
作品から、強力な磁場のようなものが放出されていました。
あと、ジョジョ感 (?) も放出されていました。
さてさて、今回の展覧会の見どころは、クリムトとシーレだけにあらず!
絵画はもちろんのこと、建築やデザイン、インテリア、音楽など幅広い分野が網羅されています。
意外なところでは、音楽室でお馴染みの (?) シューベルトの肖像画や、
モーツァルトもウィーンで加入したあの秘密結社、
そう、フリーメイソンに関する絵画も紹介されていました。
まさにウィーン世紀末美術の百科事典!
ウィーン世紀末美術の決定版ともいうべき展覧会です。
ウィーン・モダン展、最高かよ。(←本日2回目)
ちなみに、今展で特に印象的だったのが、
マクシミリアン・クルツヴァイルの 《黄色いドレスの女性(画家の妻)》 という作品。
マクシミリアン・クルツヴァイル 《黄色いドレスの女性(画家の妻)》 1899年 ウィーン・ミュージアム蔵
©Wien Museum / Foto Peter Kainz
圧倒的威圧感。
「何で怒ってるのかわかる?」 とでも言いたげな表情を浮かべています。
”とりあえず、ここは土下座するしかないのか・・・ (汗)”
何も疚しいことはしていないのに、
なぜかそんな気持ちにさせられる作品でした。
最後に。
展覧会ももちろん充実していたのですが、
グッズコーナーも負けず劣らず充実していました。
中には、クリムトが実際に着用していたあのスモッグを・・・
モチーフにしたTシャツもありました。
これを着て猫を抱けば、気分は完全にクリムトです。
なんと素敵なTシャツなのでしょう!
ちなみに、そのすぐ後ろの売り場では、こんなTシャツも販売されていました。
クリムトを知らない人が見れば、
ただのオッサンがプリントされたTシャツ。
・・・・・売れるのか??
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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国立新美術館では、“ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道” が開幕いたしました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
こちらは、19世紀末から20世紀のウィーン世紀末美術をテーマにしたもので、
ウィーン・ミュージアムから来日した作品を中心に、約400点が一堂に会す超大規模な展覧会です。
展覧会の見どころは、何と言っても、クリムトの油彩画作品。
《パラス・アテナ》 をはじめ、数点の作品が来日しています。
その中には、クリムトの代表作の一つで、
クリムト最愛の愛人を描いたあの 《エミーリエ・フレーゲの肖像》 も!
グスタフ・クリムト 《エミーリエ・フレーゲの肖像》 1902年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
浮世絵を思わせる縦長の画面。
ドトールを思わせる胸元の柄。
ウーピー・ゴールドバーグを思わさせるヘアスタイル。
さまざまな印象が洪水のように押し寄せてくる作品です。
来日するだけでも奇跡的な作品なのに、
なんと、こちらの 《エミーリエ・フレーゲの肖像》 に限っては・・・
なんと写真撮影が可能!!
ウィーン・モダン展、最高かよ。
会場では、誰もが彼女を撮ろうとスマホを手に構えていました。
画中のエミーリエのポーズとあいまって、まるでフォトセッション状態。
「次、こっちに目線お願いしまーす」 と言われたら、エミーリエが動きそうな予感さえありました。
そんなクリムトとに大きな影響を受けながらも、
独自の世界観を確立した夭折の画家エゴン・シーレが、今展のもう一人の主役。
21歳の時に描かれた 《自画像》 をはじめ、
エゴン・シーレ 《自画像》 1911年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
素描を含む22点ものシーレ作品が来日しています。
シーレの作品は、1点でも圧が強いのですが。
それらが並ぶことで、その圧は増幅。
作品から、強力な磁場のようなものが放出されていました。
あと、ジョジョ感 (?) も放出されていました。
さてさて、今回の展覧会の見どころは、クリムトとシーレだけにあらず!
絵画はもちろんのこと、建築やデザイン、インテリア、音楽など幅広い分野が網羅されています。
意外なところでは、音楽室でお馴染みの (?) シューベルトの肖像画や、
モーツァルトもウィーンで加入したあの秘密結社、
そう、フリーメイソンに関する絵画も紹介されていました。
まさにウィーン世紀末美術の百科事典!
ウィーン世紀末美術の決定版ともいうべき展覧会です。
ウィーン・モダン展、最高かよ。(←本日2回目)
ちなみに、今展で特に印象的だったのが、
マクシミリアン・クルツヴァイルの 《黄色いドレスの女性(画家の妻)》 という作品。
マクシミリアン・クルツヴァイル 《黄色いドレスの女性(画家の妻)》 1899年 ウィーン・ミュージアム蔵
©Wien Museum / Foto Peter Kainz
圧倒的威圧感。
「何で怒ってるのかわかる?」 とでも言いたげな表情を浮かべています。
”とりあえず、ここは土下座するしかないのか・・・ (汗)”
何も疚しいことはしていないのに、
なぜかそんな気持ちにさせられる作品でした。
最後に。
展覧会ももちろん充実していたのですが、
グッズコーナーも負けず劣らず充実していました。
中には、クリムトが実際に着用していたあのスモッグを・・・
モチーフにしたTシャツもありました。
これを着て猫を抱けば、気分は完全にクリムトです。
なんと素敵なTシャツなのでしょう!
ちなみに、そのすぐ後ろの売り場では、こんなTシャツも販売されていました。
クリムトを知らない人が見れば、
ただのオッサンがプリントされたTシャツ。
・・・・・売れるのか??
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