現在、東洋文庫ミュージアムで開催されているのは、"漢字展―4000年の旅" という展覧会。
身近でありながら、意外と知らないことも多い漢字にスポットを当てた展覧会です。
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そもそも、漢字は、世界で最も字数の多い文字なのだとか。
その文字数は、なんと10万文字を超えるそとのこと。
さすがに、普段の生活で10万文字も使いませんが、
2010年の時点での常用漢字表に示された漢字は、2136字もあるそうです。
それに加えて、ひらがなとカタカナ、
さらに、アルファベットまで使いこなしている日本人は、ひょっとしたら語学の天才なのかも?
日本人であることが、誇らしくなりました。
また、実は漢字には発明者がいるのだそうです。
その人物は、黄帝に仕えたとされる蒼頡 (そうけつ)。
彼は、地面の足跡から鳥や動物を推測できることにヒントを得て、
「文字によって、概念を表現できるのでは?!」 ということに気が付いたのだそうです。
ちなみに、そんな彼の肖像画がこちら↓
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観察力が並外れていた蒼頡は、
目を4つ持っていたという伝説があるのだそう。
ファッションも含めて、妖怪感がハンパありません。
漢字一文字で表すなら、「怪」 です。
さてさて、展示室には、最初期の漢字である甲骨文字が刻まれた 《甲骨卜辞片》 や、
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古代中国で使われていた漢字辞典の数々、
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うんこ漢字ドリルの遠い遠い先祖に当たる古代中国の子ども向け漢字学習書 《千字文》 など、
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漢字にまつわる様々な品々が展示されていました。
中でも目を惹いたのが、あのナポレオンも使っていたという漢字辞典。
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収録字は、14000文字。
持ち運びが不可能そうなくらいの分厚さです。
ちなみに、辞書の中には、
漢字の中で最も画数が多い 「龍を4つ並べた漢字(読み方は、テツ)」 の字はありました。
不可能の文字はないくせに (←?)。
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また、新元号になって最初の展覧会ということもあり、
日本人にとって馴染みの深い漢字2字 「昭和」 と 「平成」 の元となった 《尚書正義》 や、
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これからお世話になる漢字2字 「令和」 の元となった 『万葉集』 も出展されています。
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他にも、国宝の 《史記 秦本紀》 や 『解体新書』 など、
漢字と関わりの深い貴重な資料や書籍が、ズラリ勢ぞろい。
100万冊を所蔵する東洋文庫ミュージアムならではの展覧会でした。
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ちなみに、漢字展とは関係ないのですが、印象的だった展示品を。
こちらは、名品室に展示されていた 『日本誌』 という一冊。
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ドイツ出身の医師で博物学者だったケンペルが、
滞在した日本の社会や自然について記したもので、
日本を知るための基本書として、ヨーロッパで長く読まれ続けたのだそう。
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・・・・・が、ケンペルは一体、日本で何を見たというのか。
こんなオバちゃんみたいな仏像あるわけないだろ。
日本のことを伝えるなら、ちゃんとした情報を伝えて欲しいものです。
間違った日本の情報といえば、ポーランド語訳版の芥川龍之介の 『河童』 も。
ポーランドを代表するというアーティスト、
ヤン・ムウォドゼニッツによって挿絵が描かれているのだそうですが。
河童が日本人が思い浮かべるビジュアルとは全くかけ離れていました。
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・・・・・・・・プリングルス?
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身近でありながら、意外と知らないことも多い漢字にスポットを当てた展覧会です。

そもそも、漢字は、世界で最も字数の多い文字なのだとか。
その文字数は、なんと10万文字を超えるそとのこと。
さすがに、普段の生活で10万文字も使いませんが、
2010年の時点での常用漢字表に示された漢字は、2136字もあるそうです。
それに加えて、ひらがなとカタカナ、
さらに、アルファベットまで使いこなしている日本人は、ひょっとしたら語学の天才なのかも?
日本人であることが、誇らしくなりました。
また、実は漢字には発明者がいるのだそうです。
その人物は、黄帝に仕えたとされる蒼頡 (そうけつ)。
彼は、地面の足跡から鳥や動物を推測できることにヒントを得て、
「文字によって、概念を表現できるのでは?!」 ということに気が付いたのだそうです。
ちなみに、そんな彼の肖像画がこちら↓

観察力が並外れていた蒼頡は、
目を4つ持っていたという伝説があるのだそう。
ファッションも含めて、妖怪感がハンパありません。
漢字一文字で表すなら、「怪」 です。
さてさて、展示室には、最初期の漢字である甲骨文字が刻まれた 《甲骨卜辞片》 や、

古代中国で使われていた漢字辞典の数々、

うんこ漢字ドリルの遠い遠い先祖に当たる古代中国の子ども向け漢字学習書 《千字文》 など、

漢字にまつわる様々な品々が展示されていました。
中でも目を惹いたのが、あのナポレオンも使っていたという漢字辞典。

収録字は、14000文字。
持ち運びが不可能そうなくらいの分厚さです。
ちなみに、辞書の中には、
漢字の中で最も画数が多い 「龍を4つ並べた漢字(読み方は、テツ)」 の字はありました。
不可能の文字はないくせに (←?)。

また、新元号になって最初の展覧会ということもあり、
日本人にとって馴染みの深い漢字2字 「昭和」 と 「平成」 の元となった 《尚書正義》 や、


これからお世話になる漢字2字 「令和」 の元となった 『万葉集』 も出展されています。


他にも、国宝の 《史記 秦本紀》 や 『解体新書』 など、
漢字と関わりの深い貴重な資料や書籍が、ズラリ勢ぞろい。
100万冊を所蔵する東洋文庫ミュージアムならではの展覧会でした。

ちなみに、漢字展とは関係ないのですが、印象的だった展示品を。
こちらは、名品室に展示されていた 『日本誌』 という一冊。

ドイツ出身の医師で博物学者だったケンペルが、
滞在した日本の社会や自然について記したもので、
日本を知るための基本書として、ヨーロッパで長く読まれ続けたのだそう。

・・・・・が、ケンペルは一体、日本で何を見たというのか。
こんなオバちゃんみたいな仏像あるわけないだろ。
日本のことを伝えるなら、ちゃんとした情報を伝えて欲しいものです。
間違った日本の情報といえば、ポーランド語訳版の芥川龍之介の 『河童』 も。
ポーランドを代表するというアーティスト、
ヤン・ムウォドゼニッツによって挿絵が描かれているのだそうですが。
河童が日本人が思い浮かべるビジュアルとは全くかけ離れていました。

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