西日本地区 (九州、中国、四国) を代表するミュージアムの一つ、福岡市美術館。
改修工事のため、2年ほど休館していましたが、
今年3月、ついにリニューアルオープンを果たしました!
そのタイミングに合わせて、ロゴ・シンボルマークも新たなものに。
前川國男によるモダンな福岡市美術館の建築と、
その目の前に広がる大きな池とを、シンボル化したマークなのだそうです。
・・・・・・・どちらかといえば、池のほうが目立っているような気はしますが (笑)
さてさて、そんな新生・福岡市美術館の近現代美術室では、
来年の4月19日まで、“コレクションハイライト” が開催中です。
近現代美術室Aでは、「美術史を彩った巨匠たち」 と題し、
ミロの 《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》 や、
ダリの 《ポルト・リガトの聖母》 といった、
福岡市美術館コレクションのマスターピースの数々が、惜しげもなく公開されています。
まさに、ハイライト。
リニューアルオープンを祝うに相応しい華やかな展覧会でした。
また、近現代美術室Cでは、「1945年以降の現代美術」 と題し、
ウォーホルや草間彌生、イヴ・クラインなど、近現代の作家の名品の数々を紹介。
福岡市美術館コレクションの柱である近現代美術コレクション、
そのエッセンスが、ギュッと凝縮されたような内容となっていました。
ちなみに、数多くの出展作品の中で特にインパクトが強かったのが、
中ハシ克シゲさんによる 《Nippon Cha Cha Cha》 という作品です。
見た目だけで充分伝わってくる圧倒的な重量感。
モデルはもちろん、小錦です。
ただし・・・
なぜか目元だけは西川きよし。
その視線の先には、西川ヘレンがいるような気がしてなりませんでした。
さてさて、2階で近現代美術室を鑑賞した後は1階へ。
その途中で目に飛び込んでくる中庭の光景も、リニューアルされていました。
手前に見えるのは、現代芸術家・李禹煥 (リー ウーファン) さんの 《関係項》。
奥に見えるのは、「電力の鬼」 と言われた財界人・松永安左エ門コレクションの 《五重塔》 です。
実は、近現代美術コレクションだけでなく、
江戸時代以前の古美術コレクションも充実している福岡市美術館。
新しくなった中庭に広がっていたのは、まさにそれを象徴するような光景です。
なお、そんな古美術を展示するスペースも、大幅にリニューアルされていました。
特に驚きのビフォーアフターを遂げていたのは、
博多にある東光院からの寄贈品を常設展示する東光院仏教美術室です。
東博や京博で開催される仏像の特別展の会場くらいに造りこまれた展示室。
福岡市美術館のリニューアルの本気ぶりが伝わる展示空間でした。
360度全方向から見仏できるのも嬉しい限りです。
ちなみに、展示室や中庭といったハード面に加えて、
ソフトの面でもリニューアルした部分が垣間見えました。
それは、学芸員さんたちによるユニークなキャプション。
館長も含めて、皆さんノリが良かったです (笑)
さすが、タモさんや博多華丸大吉を生んだ福岡県。
個人的にオススメしたいキャプションは、
松永安左エ門 (号:耳庵) が所蔵していたこちらの茶碗に添えられたものです。
リニューアルによって、より親しみやすくなった福岡市美術館。
新作キャプションも含めて、今後にも期待です!
最後に。
福岡市美術館の野外に設置された彫刻作品の中で、ちょっと気になったものをご紹介。
木内克の 《エーゲ海に捧ぐ》 という作品です。
色合いといい、髪の毛のウェーブ具合といい。
そこはかとなく、スターバックス感を醸し出していました。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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改修工事のため、2年ほど休館していましたが、
今年3月、ついにリニューアルオープンを果たしました!
そのタイミングに合わせて、ロゴ・シンボルマークも新たなものに。
前川國男によるモダンな福岡市美術館の建築と、
その目の前に広がる大きな池とを、シンボル化したマークなのだそうです。
・・・・・・・どちらかといえば、池のほうが目立っているような気はしますが (笑)
さてさて、そんな新生・福岡市美術館の近現代美術室では、
来年の4月19日まで、“コレクションハイライト” が開催中です。
近現代美術室Aでは、「美術史を彩った巨匠たち」 と題し、
ミロの 《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》 や、
ダリの 《ポルト・リガトの聖母》 といった、
福岡市美術館コレクションのマスターピースの数々が、惜しげもなく公開されています。
まさに、ハイライト。
リニューアルオープンを祝うに相応しい華やかな展覧会でした。
また、近現代美術室Cでは、「1945年以降の現代美術」 と題し、
ウォーホルや草間彌生、イヴ・クラインなど、近現代の作家の名品の数々を紹介。
福岡市美術館コレクションの柱である近現代美術コレクション、
そのエッセンスが、ギュッと凝縮されたような内容となっていました。
ちなみに、数多くの出展作品の中で特にインパクトが強かったのが、
中ハシ克シゲさんによる 《Nippon Cha Cha Cha》 という作品です。
見た目だけで充分伝わってくる圧倒的な重量感。
モデルはもちろん、小錦です。
ただし・・・
なぜか目元だけは西川きよし。
その視線の先には、西川ヘレンがいるような気がしてなりませんでした。
さてさて、2階で近現代美術室を鑑賞した後は1階へ。
その途中で目に飛び込んでくる中庭の光景も、リニューアルされていました。
手前に見えるのは、現代芸術家・李禹煥 (リー ウーファン) さんの 《関係項》。
奥に見えるのは、「電力の鬼」 と言われた財界人・松永安左エ門コレクションの 《五重塔》 です。
実は、近現代美術コレクションだけでなく、
江戸時代以前の古美術コレクションも充実している福岡市美術館。
新しくなった中庭に広がっていたのは、まさにそれを象徴するような光景です。
なお、そんな古美術を展示するスペースも、大幅にリニューアルされていました。
特に驚きのビフォーアフターを遂げていたのは、
博多にある東光院からの寄贈品を常設展示する東光院仏教美術室です。
東博や京博で開催される仏像の特別展の会場くらいに造りこまれた展示室。
福岡市美術館のリニューアルの本気ぶりが伝わる展示空間でした。
360度全方向から見仏できるのも嬉しい限りです。
ちなみに、展示室や中庭といったハード面に加えて、
ソフトの面でもリニューアルした部分が垣間見えました。
それは、学芸員さんたちによるユニークなキャプション。
館長も含めて、皆さんノリが良かったです (笑)
さすが、タモさんや博多華丸大吉を生んだ福岡県。
個人的にオススメしたいキャプションは、
松永安左エ門 (号:耳庵) が所蔵していたこちらの茶碗に添えられたものです。
リニューアルによって、より親しみやすくなった福岡市美術館。
新作キャプションも含めて、今後にも期待です!
最後に。
福岡市美術館の野外に設置された彫刻作品の中で、ちょっと気になったものをご紹介。
木内克の 《エーゲ海に捧ぐ》 という作品です。
色合いといい、髪の毛のウェーブ具合といい。
そこはかとなく、スターバックス感を醸し出していました。
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