遊びの流儀 遊楽図の系譜
平安時代末期の歌謡集『梁塵秘抄』 の一節でも、「遊びをせんとや生まれけむ」 と謳われているように。古来より、日本人は 「遊び」 が好きなようです。確かに、言われてみれば、電車の車内を見渡してみれば、子どもだけでなく、大人もスマホのゲームに熱中しているような気がします。現在、サントリー美術館で開催されているのは、そんな日本における 「遊び」、特に中世の 「遊び」...
View Article2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
昨年4月より、改修工事のため、1年以上に及ぶ長期休館をしていた板橋区立美術館。先日6月29日に、ついにリニューアルオープンいたしました!以前は、『永遠の穴場』 や 『素通りしないで!』...
View ArticleBook:31 『美しき愚かものたちのタブロー』
■美しき愚かものたちのタブロー 作者:原田マハ 出版社:文藝春秋 発売日:2019/5/31 ページ数:406ページ日本に初めて 「美術館」...
View Article青のある暮らし ―着物・器・雑貨
「江戸は青かった」思わずそう呟きたくなる (←?) 展覧会が、この夏、太田記念美術館にて開催されています。その名も、“青のある暮らし ―着物・器・雑貨” です。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)実は、僕らがイメージしてる以上に、江戸時代は、身の回りに青色が溢れていたのだそう。そんな 「江戸時代の暮らしの中の青」...
View Article青のある暮らし ―江戸を染める伊万里焼―
現在、浮世絵専門の太田記念美術館では、“青のある暮らし ―着物・器・雑貨” という展覧会が開催中ですが。同じ渋谷区内にある古陶磁器専門の戸栗美術館では、“青のある暮らし ―江戸を染める伊万里焼―”...
View Article美術トリビア!
『トリビアの泉』 の番組が終わって、早数年。本家の 『トリビアの泉』 でも、美術にまつわるトリビアはいろいろと紹介されていましたが。本日は、番組がまだ存続していたら投稿したかった、思わず 「へぇ」...
View Articleメスキータ
現在、東京ステーションギャラリーが猛プッシュしているのは、サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ (1868~1944) というアーティスト。その日本初となる大々的な回顧展 “メスキータ” を開催しています。東京ステーションギャラリーで、「えっ、誰??」 というアーティストの回顧展が開催されるのは、もはやデフォルト。そして、それらの展覧会がすこぶる面白いのも、デフォルト。今回の “メスキータ”...
View Articleマイセン動物園展
現在、パナソニック汐留美術館で開催されているのは、“マイセン動物園展”。西洋白磁の頂点に君臨するマイセン、その中でも動物をモチーフにした作品に注目した展覧会です。(注:展示品の一部は写真撮影が不可となっていますが、主催者より特別に許可を得ております)さてさて、まずは告知をさせてくださいませ。こちらの展覧会に関連して、来たる7月28日に、「マイセン 動物奇想天外!」...
View Article高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの
昨年4月、惜しまれつつこの世を去った日本を代表するアニメーション監督・高畑勲。その初となる大々的な回顧展、“高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの” が、東京国立近代美術館にて開催されています。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)東映動画 (現:東映アニメーション)時代の貴重な若手時代の作品から、狼少年ケン...
View Article名画IPPONグランプリ 第15問
出張授業などでお世話になった小学生たちに、名画に関する大喜利に挑んでもらい、その中から厳選されたオモシロ回答だけを紹介していく企画。それが、名画IPPONグランプリです。早速、今回のお題となる絵をご紹介いたしましょう。こちらは、ポーランドを代表する歴史画家ヤン・マテイコによる 《スタンチク》...
View Article日本の素朴絵 ―ゆるい、かわいい、たのしい美術―
この夏、三井記念美術館で開催されているのは、“日本の素朴絵 ―ゆるい、かわいい、たのしい美術―” という展覧会です。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)上手いとか下手といった物差しでは測れない、ゆるくとぼけた味わいのある表現で描かれた絵画。それが、素朴絵。地獄の恐ろしさを伝えたいはずなのに、なぜか真逆の効果を生んでしまっている 《十王図屏風》 や、《十王図屏風》 8曲1隻...
View Articleマリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展
現在、三菱一号館美術館で開催されているのは、“マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展” という展覧会。フォルチュニ美術館全面協力のもと開催される日本初のマリアノ・フォルチュニの大回顧展です。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)「ヴェネツィアの魔術師」 の異名を持つマリアノ・フォルチュニ (1871~1949)。19世紀初頭に活躍した伝説的なファッション・デザイナーです。作者不詳...
View Article特別展 三国志
この夏、東京国立博物館では、日中文化交流協定締結40周年を記念した特別展 “三国志” が開催中です。展覧会のキーワードとなるのは、“リアル三国志”。実は、映画やマンガなどで僕らがよく知る三国志は、中国の明の時代に書かれた小説 『三国志演義』...
View Articleみんなのレオ・レオーニ展
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では、現在、“みんなのレオ・レオーニ展” という展覧会が開催中。こちらは、世界的な絵本作家レオ・レオーニにスポットを当てた展覧会です。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)「レオ・レオーニって誰?? なんか野比のび太みたいな名前・・・」という方でも、きっと人生で一度はレオ・レオーニの作品を目にしたことがあるはず。例えば、国語の教科書でもお馴染みの...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《あいれふ(福岡県福岡市)》
あいれふ。字面的には、「あいみょん」 みたいな感じですが、才気あふれる新進気鋭のシンガーソングライターではありません。「あいれふ」 とは、福岡市健康づくりサポートセンターの愛称。「ふれあい」 という言葉の並び替えで、「あい」 という言葉には ”愛・出逢い” という意味が、「れふ」 には...
View Articleメスキータ
現在、東京ステーションギャラリーが猛プッシュしているのは、サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ (1868~1944) というアーティスト。その日本初となる大々的な回顧展 “メスキータ” を開催しています。東京ステーションギャラリーで、「えっ、誰??」 というアーティストの回顧展が開催されるのは、もはやデフォルト。そして、それらの展覧会がすこぶる面白いのも、デフォルト。今回の “メスキータ”...
View Articleみんなのレオ・レオーニ展
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では、現在、“みんなのレオ・レオーニ展” という展覧会が開催中。こちらは、世界的な絵本作家レオ・レオーニにスポットを当てた展覧会です。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)「レオ・レオーニって誰?? なんか野比のび太みたいな名前・・・」という方でも、きっと人生で一度はレオ・レオーニの作品を目にしたことがあるはず。例えば、国語の教科書でもお馴染みの...
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