2017年に博多にオープンした九州最大級のホステル、WeBase博多。
日本最古の港湾都市・博多に合わせて、
外観、内装ともに船のイメージが追及されているのだそうです。
そんなWeBase博多のシンボルともいえるのが・・・
近未来的な潜水服に身を包んだ巨大な猫。
日本を代表する現代美術作家ヤノベケンジさんによるアート作品です。
新・無料で観れる 美術百選 089 ヤノベケンジ 《SHIP'S CAT》
「SHIP'S CAT」 とは、大航海時代にネズミから貨物や船を守り、
疫病を防ぐとともに、船員の心を癒す友として世界中を旅した猫のこと。
いうなれば、旅の守り神です。
ちなみに、WeBase博多を守る彼 (彼女?) には・・・
ニャーピーというニックネームがあるのだそう。
ニャンともカワイイ愛称です。
そんなニャーピーの姿を、岩合さんばりにパシャパシャ撮影中に、
どうしても気になってしまったのが、”尻尾や後ろ足はどうなっているのか?” ということ。
「猫は家に付く」 といいますが、
ニャーピーは完全にWeBase博多に付いています。
ニャーピーには下半身はないのか?それとも、体半分はホテルの内部にあるのでしょうか?
”宿泊客じゃないから、中に入っちゃダメだろうなァ・・・”
と悩んでいると、こんな看板を発見!
『Nyapyの見学もお気軽にどうぞ♪』 とのこと。
お言葉に甘えて、中からも見学させて頂くことに。
後ろ姿もキュートでした。
ニャーピーかわいいよニャーピー♪
さてさて、WeBase博多内で鑑賞できるのは、ニャーピーの後ろ姿だけではありません。
ホテルのスタッフさんの案内で、1階ロビーに展示された、
ヤノベさん直筆のコンセプトスケッチやドローイングも鑑賞させて頂きました。
なお、ホテルのスタッフさんの情報によると、ニャーピーは 《SHIP'S CAT》 の第一号とのこと。
鎌倉や京都など、日本各地のWeBaseにも 《SHIP'S CAT》 が設置されているのだそうです。
ポーズが違ったり、和紙で出来ていたり、一つとして同じ 《SHIP'S CAT》 はないのだとか。
機会があれば、ニャーピーの兄弟 (姉妹?) にも会ってみたいと思います。
ちなみに。
1階には、ヤノベさんによる隠れアートもありました。
ニャーピーに見つかりませんように!
<無料で観れる美術 データ>
WeBase博多
住所:福岡県福岡市博多区店屋町5−9
アクセス:○福岡市地下鉄空港線・箱崎線 「中洲川端駅」 徒歩3分
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