こちらの彫刻作品でお馴染みの・・・・・
箱根にある彫刻の森美術館。
国内初にして、国内屈指の野外美術館 (オープンエアーミュージアム) です。
家族連れやカップルといった日本人にはもちろん、今や外国人にも人気の彫刻の森美術館。
2017年度の 『外国人に人気の観光スポットランキング』 では、
金閣寺や清水寺、伏見稲荷大社と並んで、堂々ベスト10入りしているほどです。
そんな彫刻の森美術館は、令和元年の今年、
めでたくオープン50周年を迎えることとなりました。
(↑おめでとうございます!)
それを記念して、あのピカソ館が大々的にリニューアル!
先日7月27日より一般お披露目がスタートしました。
ピカソ館は、1984年に開館した彫刻の森美術館内の人気施設。
ピカソの娘であるマヤ・ピカソから購入した陶芸作品188点を中心に、
彫刻はもちろん、絵画やタピスリー、オブジェなど多様なジャンルのピカソ作品を所蔵しています。
その数、実に300点余り。
ピカソ館だけでも十分お金を払って観る価値があるほど、
国内でも指折りの質と量を誇るピカソコレクションを有しています。
さてさて、今回のリニューアルにあたり、
その特徴的な外観は、ほとんど変わっていませんでしたが。
やや薄暗く古臭い印象だったあの展示室が・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
開放的で鑑賞しやすい空間へと劇的に大変身!
木目を生かした床が、実にイイ感じでした。
今回リニューアルされた中で、個人的にお気に入りなのは、
上窓が取り付けられ部分的に外の景色が見えるこちらの展示スペース。
大自然の中でアートを楽しめるのが、彫刻の森美術館の最大の魅力。
そのエッセンスが、生まれ変わったピカソ館にも取り入れられたようです。
かねてより、そのポテンシャルには一目を置いていましたが、
彫刻の森美術館全体が楽し過ぎて、なかなか日の目を見なかった感のあるピカソ館。
今回のリニューアルを機に、千鳥のようにブレイクすることでしょう!
「彫刻の森美術館にあるピカソ館」 から 「ピカソ館のある彫刻の森美術館」 へ。
そんな風に認識が改められる日も、そう遠くないかもしれません。
ちなみに、リニューアルを記念して、
現在は、コレクションの中でも珠玉の作品がの数々が常設されていますが。
その中でも特にお気に入りなのは、《猫のいる静物》 という一枚です。
《猫のいる静物》 10月23日 - 11月1日 油彩、キャンヴァス
©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)
ある日、ブイヤベースの準備をしていたというジャクリーヌ。
そこに一匹の猫がエビや魚を狙ってやってきたのだとか。
その話を聞いて面白がったピカソが、この絵を描いたのだそうです。
仮に、その時に、エビや魚を猫に食べられてしまっていたとしても、
ピカソがこの絵を描いたことで、そのマイナス分は帳消し、いやむしろプラスになったはず。
この絵画一枚で、何百食分のブイヤベースが作れるのでしょうか。
ちなみに、そんなジャクリーヌをモデルにした版画作品も紹介されていました。
壁一面にズラリと並ぶ 《花嫁衣裳のジャクリーヌ》。
全18枚同じものではなく、よく見ると一部がちょっとずつ違っています。
実はこちらは、第1ステートから第18ステートまで、それぞれ試し刷りをしたもの。
右から左へ、段階を追って順番に並べて展示されていました。
影が足されたかと思ったら外され、やっぱりまたその後のステートで足されたり。
途中で一部が腐食してしまっていたり。
最終版である第18ステートに辿り着くまで、
《花嫁衣裳のジャクリーヌ(第18ステート)》 1961年 研磨、スクレイパー
©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)
なんとも紆余曲折、波乱万丈な道のりでした。
あの天才ピカソも、こうして悩むことがあっただなんて。
ある意味、新鮮な感動がありました。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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箱根にある彫刻の森美術館。
国内初にして、国内屈指の野外美術館 (オープンエアーミュージアム) です。
家族連れやカップルといった日本人にはもちろん、今や外国人にも人気の彫刻の森美術館。
2017年度の 『外国人に人気の観光スポットランキング』 では、
金閣寺や清水寺、伏見稲荷大社と並んで、堂々ベスト10入りしているほどです。
そんな彫刻の森美術館は、令和元年の今年、
めでたくオープン50周年を迎えることとなりました。
(↑おめでとうございます!)
それを記念して、あのピカソ館が大々的にリニューアル!
先日7月27日より一般お披露目がスタートしました。
ピカソ館は、1984年に開館した彫刻の森美術館内の人気施設。
ピカソの娘であるマヤ・ピカソから購入した陶芸作品188点を中心に、
彫刻はもちろん、絵画やタピスリー、オブジェなど多様なジャンルのピカソ作品を所蔵しています。
その数、実に300点余り。
ピカソ館だけでも十分お金を払って観る価値があるほど、
国内でも指折りの質と量を誇るピカソコレクションを有しています。
さてさて、今回のリニューアルにあたり、
その特徴的な外観は、ほとんど変わっていませんでしたが。
やや薄暗く古臭い印象だったあの展示室が・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
開放的で鑑賞しやすい空間へと劇的に大変身!
木目を生かした床が、実にイイ感じでした。
今回リニューアルされた中で、個人的にお気に入りなのは、
上窓が取り付けられ部分的に外の景色が見えるこちらの展示スペース。
大自然の中でアートを楽しめるのが、彫刻の森美術館の最大の魅力。
そのエッセンスが、生まれ変わったピカソ館にも取り入れられたようです。
かねてより、そのポテンシャルには一目を置いていましたが、
彫刻の森美術館全体が楽し過ぎて、なかなか日の目を見なかった感のあるピカソ館。
今回のリニューアルを機に、千鳥のようにブレイクすることでしょう!
「彫刻の森美術館にあるピカソ館」 から 「ピカソ館のある彫刻の森美術館」 へ。
そんな風に認識が改められる日も、そう遠くないかもしれません。
ちなみに、リニューアルを記念して、
現在は、コレクションの中でも珠玉の作品がの数々が常設されていますが。
その中でも特にお気に入りなのは、《猫のいる静物》 という一枚です。
《猫のいる静物》 10月23日 - 11月1日 油彩、キャンヴァス
©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)
ある日、ブイヤベースの準備をしていたというジャクリーヌ。
そこに一匹の猫がエビや魚を狙ってやってきたのだとか。
その話を聞いて面白がったピカソが、この絵を描いたのだそうです。
仮に、その時に、エビや魚を猫に食べられてしまっていたとしても、
ピカソがこの絵を描いたことで、そのマイナス分は帳消し、いやむしろプラスになったはず。
この絵画一枚で、何百食分のブイヤベースが作れるのでしょうか。
ちなみに、そんなジャクリーヌをモデルにした版画作品も紹介されていました。
壁一面にズラリと並ぶ 《花嫁衣裳のジャクリーヌ》。
全18枚同じものではなく、よく見ると一部がちょっとずつ違っています。
実はこちらは、第1ステートから第18ステートまで、それぞれ試し刷りをしたもの。
右から左へ、段階を追って順番に並べて展示されていました。
影が足されたかと思ったら外され、やっぱりまたその後のステートで足されたり。
途中で一部が腐食してしまっていたり。
最終版である第18ステートに辿り着くまで、
《花嫁衣裳のジャクリーヌ(第18ステート)》 1961年 研磨、スクレイパー
©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)
なんとも紆余曲折、波乱万丈な道のりでした。
あの天才ピカソも、こうして悩むことがあっただなんて。
ある意味、新鮮な感動がありました。
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