本日の主役は、旧約聖書に登場するヤコブです。
ある日、カナンの地へと向かっていたヤコブとその家族たち。
ヤボクという名の川に差し掛かると、ヤコブは家族たちを先に渡らせました。
そして、彼は一人、その場で野宿することに。
すると、いきなり闇の中から、何者かがヤコブに襲い掛かってきたのです!
何者かvsヤコブ。
激しい格闘は夜明けまで続けられました。
徐々に劣勢になる何者か。
ヤコブの腿を打ち、関節を外し反撃するも、ヤコブは怯まずに闘い続けます。
何物かが、「さすがに、もう去らせてくれ・・・」 と懇願するも、
ヤコブは 「いいえ、祝福してくださるまでは離しません!」 と、その手を止めません。
遂に何者かはギブアップ。
「お前は以後、新たな名を名乗るがいい。なぜなら、お前は神と闘って勝ったのだから。
つまり、『イシャラー (勝つ者)』 と 『エル (神)』 で “イスラエル” だ」 と告げました。
こうしてヤコブは、イスラエルの民族の始祖となったのです。
めでたしめでたし。
そんなヤコブと何物か (=天使) との格闘シーンは、
美術の世界において、何度もモチーフとして描かれてきました。
その中でも代表的なものが、ドラクロワの 《ヤコブと天使の戦い》 であり、
ゴーギャンの 《説教のあとの幻影(ヤコブと天使の闘い)》 であるのです。
さてさて、ストーリー的には、最終的にヤコブが勝つことが決まっているからでしょうか。
絵画の世界には、逆に、ヤコブが天使に追い詰められているバージョンも多く見受けられます。
今回は、そんなちょっと変わった “ヤコブと天使の格闘シーン” の数々をご紹介いたします。
●レンブラント・ファン・レインの場合
「おい、こらヤコブ。
人間ごときが、調子乗ってんじゃねーよ。腰折んぞ。あっ?」
完全に腰に膝を入れています。
天使なんかじゃない。
●ギュスターヴ・ドレの場合
ヤコブ、絶体絶命!
涼しい顔でヤコブを崖から突き落とそうとしています。
天使なんかじゃないPart2。
●ポール・ボードリーの場合
天使なんかじゃないPart3。
「お遊びはここまでだ」 と言わんばかりの表情で、喉輪を決める天使。
攻撃がエグいです。
●ギュスターヴ・モローの場合
なぜか、ゾンビと化すヤコブ (?) 。
視点は定まらず、明後日の方向に向かおうとしています。
それを片手で押さえつける天使も、困惑の表情を浮かべているようです。
この後何がどうなって、ヤコブが勝つシーンに繋がるのか。
謎多き一枚です。
●モーリス・ドニの場合
こちらも謎多き一枚。
これは、格闘シーンなのだろうか?
なぜ、ヤコブも天使も、ナウシカみたいな服を着ているのか?
というか、そもそもどっちがヤコブで、どっちが天使なのだろうか?
●マルク・シャガールの場合
ヤコブ 「このこのこの!」
天使 「はっはっはっ。そんな攻撃じゃ、全然効かないぞー」
ヤコブ 「くっそー!大きさ2倍なんて、卑怯じゃないかっ!」
●クロード・ロランの場合
ヤコブ 「天使さん!もう1軒行きましょう!ねっ、もう1軒だけ!」
天使 「いや、そろそろ終電が・・・」
ヤコブ 「終電が何だっていうんです。
天使なんだから、パーッと飛んでいけばいいんですよ。だから、あと1杯だけ!」
天使 「いやぁ、本当に明日朝早いんで・・・」
・・・・・って、ヤコブと天使の戦いは、こういう攻防ではないはず。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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ある日、カナンの地へと向かっていたヤコブとその家族たち。
ヤボクという名の川に差し掛かると、ヤコブは家族たちを先に渡らせました。
そして、彼は一人、その場で野宿することに。
すると、いきなり闇の中から、何者かがヤコブに襲い掛かってきたのです!
何者かvsヤコブ。
激しい格闘は夜明けまで続けられました。
徐々に劣勢になる何者か。
ヤコブの腿を打ち、関節を外し反撃するも、ヤコブは怯まずに闘い続けます。
何物かが、「さすがに、もう去らせてくれ・・・」 と懇願するも、
ヤコブは 「いいえ、祝福してくださるまでは離しません!」 と、その手を止めません。
遂に何者かはギブアップ。
「お前は以後、新たな名を名乗るがいい。なぜなら、お前は神と闘って勝ったのだから。
つまり、『イシャラー (勝つ者)』 と 『エル (神)』 で “イスラエル” だ」 と告げました。
こうしてヤコブは、イスラエルの民族の始祖となったのです。
めでたしめでたし。
そんなヤコブと何物か (=天使) との格闘シーンは、
美術の世界において、何度もモチーフとして描かれてきました。
その中でも代表的なものが、ドラクロワの 《ヤコブと天使の戦い》 であり、
ゴーギャンの 《説教のあとの幻影(ヤコブと天使の闘い)》 であるのです。
さてさて、ストーリー的には、最終的にヤコブが勝つことが決まっているからでしょうか。
絵画の世界には、逆に、ヤコブが天使に追い詰められているバージョンも多く見受けられます。
今回は、そんなちょっと変わった “ヤコブと天使の格闘シーン” の数々をご紹介いたします。
●レンブラント・ファン・レインの場合
「おい、こらヤコブ。
人間ごときが、調子乗ってんじゃねーよ。腰折んぞ。あっ?」
完全に腰に膝を入れています。
天使なんかじゃない。
●ギュスターヴ・ドレの場合
ヤコブ、絶体絶命!
涼しい顔でヤコブを崖から突き落とそうとしています。
天使なんかじゃないPart2。
●ポール・ボードリーの場合
天使なんかじゃないPart3。
「お遊びはここまでだ」 と言わんばかりの表情で、喉輪を決める天使。
攻撃がエグいです。
●ギュスターヴ・モローの場合
なぜか、ゾンビと化すヤコブ (?) 。
視点は定まらず、明後日の方向に向かおうとしています。
それを片手で押さえつける天使も、困惑の表情を浮かべているようです。
この後何がどうなって、ヤコブが勝つシーンに繋がるのか。
謎多き一枚です。
●モーリス・ドニの場合
こちらも謎多き一枚。
これは、格闘シーンなのだろうか?
なぜ、ヤコブも天使も、ナウシカみたいな服を着ているのか?
というか、そもそもどっちがヤコブで、どっちが天使なのだろうか?
●マルク・シャガールの場合
ヤコブ 「このこのこの!」
天使 「はっはっはっ。そんな攻撃じゃ、全然効かないぞー」
ヤコブ 「くっそー!大きさ2倍なんて、卑怯じゃないかっ!」
●クロード・ロランの場合
ヤコブ 「天使さん!もう1軒行きましょう!ねっ、もう1軒だけ!」
天使 「いや、そろそろ終電が・・・」
ヤコブ 「終電が何だっていうんです。
天使なんだから、パーッと飛んでいけばいいんですよ。だから、あと1杯だけ!」
天使 「いやぁ、本当に明日朝早いんで・・・」
・・・・・って、ヤコブと天使の戦いは、こういう攻防ではないはず。
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