現在、箱根ラリック美術館では、
夏休み特別イベントとして、“箱根の山の金太郎” が開催中。
昔話でお馴染みのあの 『金太郎』 をテーマにした展覧会です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
“ラリックと金太郎って、何か関係あったっけ??”
おそらく、そう疑問に思われた方が、大半でしょう。
正直なところ、ラリックと金太郎は、ほぼ何の関係もありません!
しかし、箱根ラリック美術館と金太郎は、意外な関係性があるのです。
まず、箱根ラリック美術館が位置する箱根町・仙石原は、金太郎とゆかりが深い地域。
美術館からも、金太郎伝説の舞台として知られる金時山を見渡すことができます。
(ちなみに、童謡 『金太郎』 の歌詞には、「あしがらやまの やまおくで」 とありますが、“足柄山” という名の山はないのだとか)
また、なぜか、美術館のコレクションの中には、ラリックの作品に交じって、
金太郎をモチーフにした浮世絵、月岡芳年の 《月百姿 金時山の月》 があったのだそう。
さらに、箱根ラリック美術館の会長は、その昔、
母熊とはぐれてしまった仔熊に 「ハナコ」 という名を付けて飼っていたのだそうです。
何を隠そう、展覧会の入り口に飾られていた熊の剥製が、そのハナコ。
足柄山もある。金太郎の浮世絵もある。熊もある。
ということで、満を持して、
『金太郎』 をテーマにした展覧会が開催するに至ったのだそうです。
ちなみに、箱根ラリック美術館が、この展覧会にかける意気込みは並々ならぬものがあり、
その成功を願って、広報担当の杉山茜さんは、雨にも風にも負けず、連日金時山を登頂しています。
令和初日の5月1日よりスタートし、8月8日に100日達成!
現在もなお、登頂を続けているそうです。
僕もこれまで様々な企画にチャレンジしてきましたが、毎日登山は絶対に無理。。。
杉山さんの頑張りには、素直に頭が下がります。
それも含めたら、星2つ!
さてさて、展覧会では、大きく分けて2つの金太郎が取り上げられています。
まず1つ目は、浮世絵です。
月岡芳年の 《月百姿 金時山の月》 以外にも、
浮世絵の世界には、金太郎をモチーフにした作品は多数存在しています。
桃太郎や浦島太郎をモチーフにした浮世絵と比べると、その数は圧倒的。
子どもに力強く育って欲しいという願いを込めて、
金太郎の浮世絵は、多く制作されていたのでしょうね。
ちなみに、金太郎といえば、『金』 の字が書かれた腹掛けでお馴染みですが、
どうやら江戸時代や明治時代の金太郎には、そのようなパブリックイメージは無かったようです。
むしろ桃太郎風だったり、
全裸だったり、
さまざまなバリエーションの金太郎が存在しています。
まさに、“金ちゃんの仮装大賞” 状態です。
また、展覧会では、幼少期の金太郎を描いた浮世絵だけでなく、
大人になった金太郎、源頼光の四天王の一人である坂田金時を描いた浮世絵も紹介されています。
金太郎の浮世絵も多かったですが、
坂田金時が登場する浮世絵も、同じくらい多かったです。
こんなに多数の浮世絵に登場していただなんて。
まさに、“欽ちゃんのどこまでやるの!?” 状態です。
さて、浮世絵にくわえて、
もう1つ取り上げられていたのが、全国各地で制作された金太郎の土人形。
浮世絵の金太郎もバリエーション豊かでしたが、
土人形の金太郎は、それに輪をかけてバリエーションが豊かでした。
中でも特に代表的なのは、おかっぱに皿 (?) があるスタイルの博多人形の金太郎と、
真っ赤な身体に隈取がビッシリ、坊主頭に鉢巻きスタイルの伏見人形の金太郎とのこと。
この2大スタイルが、それぞれ各地に広まっていったのだそうです。
現在の状況を考えると、おそらく伏見人形の金太郎は全国区とならなかった模様。
まぁ、力強さはありますが、可愛げはないですよね・・・うん。
ちなみに。
熊とセットの金太郎が主流派でしたが、
別の方法で力強さアピールする金太郎も数多く存在していました。
中には、《熊乗り鯛担ぎ金太郎》 なる欲張り (?) な金太郎も。
アピール必死か。
また、会場には浮世絵と土人形以外にも、
金太郎にまつわる品々も紹介されています。
さらに、さすがにラリックの美術館なので、
ラリックの作品も数点ほど紹介されていました。
展示されていたのは、金太郎にちなんで、
子どもをモチーフにしたラリック作品です。
う~ん。近からず遠からず。
強引に結び付けている感は否めなかったです (笑)
ちなみに。
箱根ラリック美術館といえば、前回訪れた際に、
学芸員さんに乗せられ、フォトスポットで妙な写真を撮らされましたっけ。
もちろん今回も金太郎ver.のフォトスポットが用意されていました。
しかも、腹掛けだけでなく、カツラもある本格派。
例によって学芸員さんに乗せられましたが、断固拒否しました。
「撮りましょう」「イヤです (キッパリ)!」 のラリーを数回続けた結果・・・・・・・
こうなりました。
あの押しの強さは、金太郎なみ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
夏休み特別イベントとして、“箱根の山の金太郎” が開催中。
昔話でお馴染みのあの 『金太郎』 をテーマにした展覧会です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
“ラリックと金太郎って、何か関係あったっけ??”
おそらく、そう疑問に思われた方が、大半でしょう。
正直なところ、ラリックと金太郎は、ほぼ何の関係もありません!
しかし、箱根ラリック美術館と金太郎は、意外な関係性があるのです。
まず、箱根ラリック美術館が位置する箱根町・仙石原は、金太郎とゆかりが深い地域。
美術館からも、金太郎伝説の舞台として知られる金時山を見渡すことができます。
(ちなみに、童謡 『金太郎』 の歌詞には、「あしがらやまの やまおくで」 とありますが、“足柄山” という名の山はないのだとか)
また、なぜか、美術館のコレクションの中には、ラリックの作品に交じって、
金太郎をモチーフにした浮世絵、月岡芳年の 《月百姿 金時山の月》 があったのだそう。
さらに、箱根ラリック美術館の会長は、その昔、
母熊とはぐれてしまった仔熊に 「ハナコ」 という名を付けて飼っていたのだそうです。
何を隠そう、展覧会の入り口に飾られていた熊の剥製が、そのハナコ。
足柄山もある。金太郎の浮世絵もある。熊もある。
ということで、満を持して、
『金太郎』 をテーマにした展覧会が開催するに至ったのだそうです。
ちなみに、箱根ラリック美術館が、この展覧会にかける意気込みは並々ならぬものがあり、
その成功を願って、広報担当の杉山茜さんは、雨にも風にも負けず、連日金時山を登頂しています。
令和初日の5月1日よりスタートし、8月8日に100日達成!
現在もなお、登頂を続けているそうです。
僕もこれまで様々な企画にチャレンジしてきましたが、毎日登山は絶対に無理。。。
杉山さんの頑張りには、素直に頭が下がります。
それも含めたら、星2つ!
さてさて、展覧会では、大きく分けて2つの金太郎が取り上げられています。
まず1つ目は、浮世絵です。
月岡芳年の 《月百姿 金時山の月》 以外にも、
浮世絵の世界には、金太郎をモチーフにした作品は多数存在しています。
桃太郎や浦島太郎をモチーフにした浮世絵と比べると、その数は圧倒的。
子どもに力強く育って欲しいという願いを込めて、
金太郎の浮世絵は、多く制作されていたのでしょうね。
ちなみに、金太郎といえば、『金』 の字が書かれた腹掛けでお馴染みですが、
どうやら江戸時代や明治時代の金太郎には、そのようなパブリックイメージは無かったようです。
むしろ桃太郎風だったり、
全裸だったり、
さまざまなバリエーションの金太郎が存在しています。
まさに、“金ちゃんの仮装大賞” 状態です。
また、展覧会では、幼少期の金太郎を描いた浮世絵だけでなく、
大人になった金太郎、源頼光の四天王の一人である坂田金時を描いた浮世絵も紹介されています。
金太郎の浮世絵も多かったですが、
坂田金時が登場する浮世絵も、同じくらい多かったです。
こんなに多数の浮世絵に登場していただなんて。
まさに、“欽ちゃんのどこまでやるの!?” 状態です。
さて、浮世絵にくわえて、
もう1つ取り上げられていたのが、全国各地で制作された金太郎の土人形。
浮世絵の金太郎もバリエーション豊かでしたが、
土人形の金太郎は、それに輪をかけてバリエーションが豊かでした。
中でも特に代表的なのは、おかっぱに皿 (?) があるスタイルの博多人形の金太郎と、
真っ赤な身体に隈取がビッシリ、坊主頭に鉢巻きスタイルの伏見人形の金太郎とのこと。
この2大スタイルが、それぞれ各地に広まっていったのだそうです。
現在の状況を考えると、おそらく伏見人形の金太郎は全国区とならなかった模様。
まぁ、力強さはありますが、可愛げはないですよね・・・うん。
ちなみに。
熊とセットの金太郎が主流派でしたが、
別の方法で力強さアピールする金太郎も数多く存在していました。
中には、《熊乗り鯛担ぎ金太郎》 なる欲張り (?) な金太郎も。
アピール必死か。
また、会場には浮世絵と土人形以外にも、
金太郎にまつわる品々も紹介されています。
さらに、さすがにラリックの美術館なので、
ラリックの作品も数点ほど紹介されていました。
展示されていたのは、金太郎にちなんで、
子どもをモチーフにしたラリック作品です。
う~ん。近からず遠からず。
強引に結び付けている感は否めなかったです (笑)
ちなみに。
箱根ラリック美術館といえば、前回訪れた際に、
学芸員さんに乗せられ、フォトスポットで妙な写真を撮らされましたっけ。
もちろん今回も金太郎ver.のフォトスポットが用意されていました。
しかも、腹掛けだけでなく、カツラもある本格派。
例によって学芸員さんに乗せられましたが、断固拒否しました。
「撮りましょう」「イヤです (キッパリ)!」 のラリーを数回続けた結果・・・・・・・
こうなりました。
あの押しの強さは、金太郎なみ。
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