丹下健三、岡本太郎、柳宗理、亀倉雄策、瀧口修造・・・etc
創立メンバーに、錚々たる顔ぶれが揃う日本デザインコミッティー。
1955年の設立以来、日本のデザイン界に大きく貢献してきたデザイン組織です。
今もなお活動を続けており、2019年現在26名のデザイナーや評論家らが参加しています。
そんな日本デザインコミッティーのメンバー全員の原画、
すなわち、スケッチや図面といった “めったに見られない” モノを見せる展覧会が、
現在、六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催されています。
その名も、“㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画” です。
さてさて、展覧会の入口でまず紹介されていたのは、
これまで日本デザインコミッティーが開催してきた展覧会のポスターやDMの数々。
こんなにも沢山の展覧会を開催していたとは!
日本のデザイン界に大きな影響を与えていながらも、
日本デザインコミッティーの活動は、一般的には “めったに顧みられていない” ようです。
続く部屋では、21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会では、
わりとポピュラーな3つの壁面を使ってのプロジェクション。
今回は、原研哉さんや山中俊治さんら現役メンバー4人の、
“めったに見られない” であろうアトリエでの様子が映像で紹介されていました。
そして、展覧会のメインとなるのは、
日本デザインコミッティーのメンバー26人 (略して、JDC26?) の原画の紹介。
「ロッテ キシリトールガム」 や 「明治 おいしい牛乳」 のデザインで知られる佐藤卓さんや、
HAKUHODO DESIGNの代表取締役社長で、
「サントリー 伊右衛門」 のブランディングを手がけた永井一史さんをはじめ、
現在、日本の第一線で活躍するトップクリエイターたちの原画が紹介されています。
何より印象的だったのは、トップクリエイターとはいえ、
いきなりパッと正解が導き出されているわけではないということ。
アイデアをいくつも出し、スケッチを何枚も描き、
模型を何個も作って、初めて素晴らしいデザインが生まれているのですね。
トップクリエイターほど、人よりも手を動かしているようです。
さてさて、展覧会でもっとも印象に残っているのは、
個人的に大ファンのアーティスト鈴木康弘さんの展示ケース。
かねてより、鈴木さんの発想力には驚かされてきましたが、
今回の展覧会でその秘密の一端が垣間見えたような気がしました。
なんでも、鈴木さんは大学卒業以来、
思いついたことをノートに書いているのだとか。
その数、なんと約300冊!
興味深かったのは、日付や順番を特に決めていないこと。
たまたま開いたページに書き込むようにしているのだそうです。
なるほど。あえてランダムにしておいた方が、
いろんな時代の自分のアイデアがミックスされて、さらに新しい発想が生まれそうです。
早速、自分もやってみようと思います。
それから、『non-no』 や 『MORE』のタイトルデザイン、
『スコッティ』 や 『ウーノ』 パッケージデザインで知られる松永真さんも印象深かったです。
特に興味深かったのが、こちら↓
どこかで見たことような気はするけど、何だったっけ・・・・・と思ったら。
ベネッセのロゴでした。
普段何気なく目にしているデザイン。
それらは、すべて0から1になったもの。
その過程 (=頭の中) を覗ける、
確かに “めったに見られない” 展覧会でした。
ちなみに、タイトルにも “デザイナー達” とあるので、
デザイナーをメインにした展覧会なのだろうと思っていたのですが。
東京、安曇野、両館のちひろ美術館の設計で知られる内藤廣さんや、
山梨県にある中村キース・へリング美術館を設計した北河原温さんなど、
建築家の “頭の中” も紹介されていました。
中でも特に “頭の中” がグチャグチャしていたのは、こちらの方です↓
僕も典型的なO型なので、小学生時代には、
引き出しの奥にプリントがビッシリと詰まっていましたが、
それ以上に、展示ケース内に、メモ書きがビッシリと詰まっています。
メモ書きの主は、隈研吾さん。
↑こちらの近未来のゴキブリホイホイみたいなのは、
来年春に開業予定の高輪ゲートウェイ駅のスタディ模型とのことでした。
さてさて、人様の頭を、
それも、日本トップクラスのクリエイターの頭を覗くのは、かなりの重労働。
もし疲れたら、無理せずこちらで休んでくださいませ。
日本デザインコミッティーの新旧メンバーがデザインした椅子の数々です。
座っていいとも。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
創立メンバーに、錚々たる顔ぶれが揃う日本デザインコミッティー。
1955年の設立以来、日本のデザイン界に大きく貢献してきたデザイン組織です。
今もなお活動を続けており、2019年現在26名のデザイナーや評論家らが参加しています。
そんな日本デザインコミッティーのメンバー全員の原画、
すなわち、スケッチや図面といった “めったに見られない” モノを見せる展覧会が、
現在、六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催されています。
その名も、“㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画” です。
さてさて、展覧会の入口でまず紹介されていたのは、
これまで日本デザインコミッティーが開催してきた展覧会のポスターやDMの数々。
こんなにも沢山の展覧会を開催していたとは!
日本のデザイン界に大きな影響を与えていながらも、
日本デザインコミッティーの活動は、一般的には “めったに顧みられていない” ようです。
続く部屋では、21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会では、
わりとポピュラーな3つの壁面を使ってのプロジェクション。
今回は、原研哉さんや山中俊治さんら現役メンバー4人の、
“めったに見られない” であろうアトリエでの様子が映像で紹介されていました。
そして、展覧会のメインとなるのは、
日本デザインコミッティーのメンバー26人 (略して、JDC26?) の原画の紹介。
「ロッテ キシリトールガム」 や 「明治 おいしい牛乳」 のデザインで知られる佐藤卓さんや、
HAKUHODO DESIGNの代表取締役社長で、
「サントリー 伊右衛門」 のブランディングを手がけた永井一史さんをはじめ、
現在、日本の第一線で活躍するトップクリエイターたちの原画が紹介されています。
何より印象的だったのは、トップクリエイターとはいえ、
いきなりパッと正解が導き出されているわけではないということ。
アイデアをいくつも出し、スケッチを何枚も描き、
模型を何個も作って、初めて素晴らしいデザインが生まれているのですね。
トップクリエイターほど、人よりも手を動かしているようです。
さてさて、展覧会でもっとも印象に残っているのは、
個人的に大ファンのアーティスト鈴木康弘さんの展示ケース。
かねてより、鈴木さんの発想力には驚かされてきましたが、
今回の展覧会でその秘密の一端が垣間見えたような気がしました。
なんでも、鈴木さんは大学卒業以来、
思いついたことをノートに書いているのだとか。
その数、なんと約300冊!
興味深かったのは、日付や順番を特に決めていないこと。
たまたま開いたページに書き込むようにしているのだそうです。
なるほど。あえてランダムにしておいた方が、
いろんな時代の自分のアイデアがミックスされて、さらに新しい発想が生まれそうです。
早速、自分もやってみようと思います。
それから、『non-no』 や 『MORE』のタイトルデザイン、
『スコッティ』 や 『ウーノ』 パッケージデザインで知られる松永真さんも印象深かったです。
特に興味深かったのが、こちら↓
どこかで見たことような気はするけど、何だったっけ・・・・・と思ったら。
ベネッセのロゴでした。
普段何気なく目にしているデザイン。
それらは、すべて0から1になったもの。
その過程 (=頭の中) を覗ける、
確かに “めったに見られない” 展覧会でした。
ちなみに、タイトルにも “デザイナー達” とあるので、
デザイナーをメインにした展覧会なのだろうと思っていたのですが。
東京、安曇野、両館のちひろ美術館の設計で知られる内藤廣さんや、
山梨県にある中村キース・へリング美術館を設計した北河原温さんなど、
建築家の “頭の中” も紹介されていました。
中でも特に “頭の中” がグチャグチャしていたのは、こちらの方です↓
僕も典型的なO型なので、小学生時代には、
引き出しの奥にプリントがビッシリと詰まっていましたが、
それ以上に、展示ケース内に、メモ書きがビッシリと詰まっています。
メモ書きの主は、隈研吾さん。
↑こちらの近未来のゴキブリホイホイみたいなのは、
来年春に開業予定の高輪ゲートウェイ駅のスタディ模型とのことでした。
さてさて、人様の頭を、
それも、日本トップクラスのクリエイターの頭を覗くのは、かなりの重労働。
もし疲れたら、無理せずこちらで休んでくださいませ。
日本デザインコミッティーの新旧メンバーがデザインした椅子の数々です。
座っていいとも。
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