㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画
丹下健三、岡本太郎、柳宗理、亀倉雄策、瀧口修造・・・etc創立メンバーに、錚々たる顔ぶれが揃う日本デザインコミッティー。1955年の設立以来、日本のデザイン界に大きく貢献してきたデザイン組織です。今もなお活動を続けており、2019年現在26名のデザイナーや評論家らが参加しています。そんな日本デザインコミッティーのメンバー全員の原画、 すなわち、スケッチや図面といった “めったに見られない”...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《○○○本社ビル(愛知県名古屋市)》
日本でもっとも古い民放局、中部日本放送 (CBC)。その本社ビルの壁面の一部に、ひときわ目を惹く大理石のモザイク壁画があります。タイトルは、《芸術と平和》。作者は、この人。『Tamiji』 こと、北川民次 (1894~1989)...
View Article厳島に遊ぶ -描かれた魅惑の聖地-
日本人だけでなく、外国人観光客も多い嚴島神社。何といっても最もインスタ映えするのは、やはり海に浮かぶ真っ赤な大鳥居でしょう。(僕が訪れたときは、残念ながら工事中でしたが・・・)さて、その写真を撮ろうとすると、必ずといってイイほど映り込んでしまうのが、対岸にある白い怪しげな建物です。この建物の正体は、美術館。「平等大慧会」 なる宗教法人の設立者、梅本禮暉譽 (れいきよ)...
View Article箱根ナイトミュージアム
彫刻の森美術館で、2018年2019年と開催された “箱根ナイトミュージアム”。「光のアーティスト」 こと高橋匡太さんが、全面プロデュースを担当した参加型のライトアップイベントです。例年大好評であったため、今年2019年も開催が決定しました!しかも、ライトアップのエリアが拡大されたパワーアップver.とのこと。「これは行くしかない!」...
View Article第百八十一話 国宝ハンター、向上する!
~前回までのあらすじ~文化庁が推薦した国宝1120件。そのすべてを目にするべく、毎月のように、「国宝を見る会」 を主催している国宝ハンター・とに~。ちなみに、これまで目にした国宝の数は、1024件です。(↑リストをシュレッダーにかけていなかったため、正確なデータが残っていました)広島2日目...
View Article舘鼻則孝「It's always the others who die」
現在、ポーラ ミュージアム アネックスで開催されているのは、“舘鼻則孝「It's always the others who die」” という展覧会です。花魁の履く下駄から着想を得たヒールレスシューズが、あのレディー・ガガの目に留まり、ガガ様が愛用したことで、一躍世界から注目を集めた ”シンデレラボーイ”...
View Article―奇跡の写実絵画―スーパーリアルワールド展
あの徳川家康が若き日を過ごした浜松城。歴代城主の多くが後に江戸幕府の重役に出世したことから 『出世城』 とも呼ばれるお城です。そのすぐ近くにある浜松市美術館で、現在、開催されているのは、“―奇跡の写実絵画―スーパーリアルワールド展” という展覧会。こちらは、ともに 「リアル」...
View Article第百八十二話 国宝ハンター、謎を追う!
~前回までのあらすじ~国宝ハンターをする人が国宝ハンターなんだ。 ママはいつも言っていた。「国宝ハンターの人生は、ひと箱分のチョコレートみたいなものよ、何が起こるかわからないの」 って。そんな国宝ハンター人生を送ること、早9年。実に1024件の国宝との出会いがありました。さて、今回はどんな出会いがあったのでしょう。 生口島から和がらし色 (?)...
View Articleミナ ペルホネン/皆川明 つづく
現在、東京都現代美術館で開催されているのは、“ミナ ペルホネン/皆川明 つづく” という展覧会。ファッションブランド 「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」 と、その設立者であるデザイナーの皆川明さんの多岐にわたる活動をフォーカスした展覧会です。なお、“つづく” という意味深なタイトルは、ブランドのコンセプト 『せめて100年つづけたい』 に由来しているのだそう。前身である 「ミナ」...
View ArticleDOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード―
箱根にある 「東洋・日本美術の殿堂」 岡田美術館では、現在、開館以来初となる 『古代』 をテーマにした特別展が開催されています。その名も、“DOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード―”。・・・・・・・ダジャレです...
View Article尾道市立美術館コレクション展-新収蔵作品を中心に
坂と猫の街・尾道。街のいたる所に、タモさんが好きそうな坂があります。そして、街のいたる所に、岩合さんが好きな猫がいます。ちなみに、尾道の街並みを一望できる屈指のビューポイント、千光寺の近くには・・・坂も猫も楽しめる 『猫の細道』 なるアートスポットがありました。約200mほど続く細い路地のあちこちに、この地で活動するアーティスト・園山春二さんが生み出した 《福猫石》...
View ArticleエントリーNo.0004 尾形兄弟(尾形光琳 尾形乾山)
もしも、芸術家たちが漫才をしたら・・・こんな感じのネタを披露するのかもしれません。それでは、皆様、どうぞ芸術漫才をお楽しみください!2人 「はいどーも、尾形兄弟です!よろしくお願いします」光琳 「まぁ、僕らこうやってね、兄弟で芸術家をやらせてもらってます。 この僕の隣にいるのがね、弟の乾山 [1] です。 ほら、乾山も自己紹介しないと。『乾山ですよー』 って。『こんにちはー』 って」乾山...
View Article「琳派」の先駆者と文人陶芸家。
こんなチラシだったり。こんなチラシだったり。はたまた、こんなチラシだったり。展覧会ポスターのデザインが攻めている東京黎明アートルーム。宗教法人 東京黎明教会が蒐集した美術品を展示するための美術館です。そんな東京黎明アートルームで、現在開催されているのは、“「琳派」の先駆者と文人陶芸家。” という展覧会。『「琳派」の先駆者』 こと、俵屋宗達と、『文人陶芸家』...
View Article没後30年 カイ・フランク
神奈川県立近代美術館の葉山館に行ってきました。葉山の一色海岸のほど近く位置し、敷地内から富士山&オーシャンビューの絶景が楽しめる美術館です。・・・・・・・と、海岸にあまりにも近いだけに、おそらく日本のミュージアムで唯一ではないかと思われる注意書きがあります。夏ならまだしも、冬にはそんな人、さすがに一人もいないと思いますが...
View Articleブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年
現在、国立西洋美術館にて、“ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史” が絶賛開催中ですが。国立新美術館では、“ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年” が開催されています。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)600年と400年。「200年も少ないじゃん!」...
View Article第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>
今年も、菊池ビエンナーレの季節がやってきました。年齢制限無し。サイズ制限無し。2年に1度の現代陶芸の祭典、ガチンコバトルです。第8回となる今回には、日本国内を中心に総数276点がエントリー!入選作は過去最大となる52点でした。その入選作全点が、今、菊池寛実記念 智美術館で開催中の展覧会、“第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉”...
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