~前回までのあらすじ~
国宝ハンターをする人が国宝ハンターなんだ。
ママはいつも言っていた。
「国宝ハンターの人生は、
ひと箱分のチョコレートみたいなものよ、何が起こるかわからないの」 って。
そんな国宝ハンター人生を送ること、早9年。
実に1024件の国宝との出会いがありました。
さて、今回はどんな出会いがあったのでしょう。
生口島から和がらし色 (?) の高速船に乗って・・・・・
尾道駅へとやってきました。
坂と猫が多い街とは聞いていましたが、
実は、備前焼で制作された足形も多い街でした。
それらの足形の中には、道三部作でお馴染みの大林宣彦監督をはじめ、
詩人の谷川俊太郎さん、作曲家の久石譲さん、前衛美術家の赤瀬川原平さんの足形もあります。
さらには、板東英二や、
西川ヘレン (注:西川きよしの足形は見つけられませんでした)、
豆腐職人の皆川洋一さんなる方の足形も (←誰?!)。
選抜基準がかなり謎でした。。。
そうそう、謎と言えば、こんなイベントも。
「私はストーブだ!」 って、どういうこと??
謎だらけのイベントです。
って、ついつい街中にある謎を追ってしまいました (汗)
これでは国宝ハンターではなく、ミステリーハンターです。
当初の目的に戻って、国宝をハンティングしなくては!
ということで、やってきたのは、
尾道駅から歩いて約25分ほどの距離にあるお寺。
すぐ目の前には、車通りの激しい国道があり、
さらには、途中を線路がガッツリと横切っています。
そんな珍しい参道の先に、目的地の浄土寺はありました。
こちらの 《浄土寺本堂》 (ジャンル:建造物) と、
こちらの 《浄土寺多宝塔》 (ジャンル:建造物) が、それぞれ国宝に指定されています。
また、国宝としては珍しく、本堂とともに、
「建造物と一体をなしてその価値を形成している土地その他の物件」 として、
境内地全域が、国宝に指定されています。
つまりは、この辺一帯の砂や土も国宝の一部なのです。
(注:土地が国宝に指定されているのは、尾道の浄土寺と京都の清水寺だけ)
そんな国宝の砂や土を踏みしめながら、
境内を散策していると、ちょっと気になる絵馬を発見しました。
絵馬というよりも、絵鳩。
それも、首からサコッシュみたいなのを掛けています。
実は、浄土寺。
江戸時代、当時違法だったという伝書鳩を、
尾道の商人のために、こっそり裏門で飼っていたのだそうです。
すっかり時効になったとはいえ、
かつての法律違反を絵馬の形で堂々とカミングアウトするだなんて。
なかなかの根性の持ち主です。
ちなみに、僕が訪れた時は、1匹も鳩がいませんでしたが。
普段は、境内にたくさんの鳩がひしめき合っているようです。
鳩よけもバッチリでした。
今現在の国宝ハンティング数 1028/1120
1位を目指して、ランキングに挑戦中!
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ママはいつも言っていた。
「国宝ハンターの人生は、
ひと箱分のチョコレートみたいなものよ、何が起こるかわからないの」 って。
そんな国宝ハンター人生を送ること、早9年。
実に1024件の国宝との出会いがありました。
さて、今回はどんな出会いがあったのでしょう。
生口島から和がらし色 (?) の高速船に乗って・・・・・
尾道駅へとやってきました。
坂と猫が多い街とは聞いていましたが、
実は、備前焼で制作された足形も多い街でした。
それらの足形の中には、道三部作でお馴染みの大林宣彦監督をはじめ、
詩人の谷川俊太郎さん、作曲家の久石譲さん、前衛美術家の赤瀬川原平さんの足形もあります。
さらには、板東英二や、
西川ヘレン (注:西川きよしの足形は見つけられませんでした)、
豆腐職人の皆川洋一さんなる方の足形も (←誰?!)。
選抜基準がかなり謎でした。。。
そうそう、謎と言えば、こんなイベントも。
「私はストーブだ!」 って、どういうこと??
謎だらけのイベントです。
って、ついつい街中にある謎を追ってしまいました (汗)
これでは国宝ハンターではなく、ミステリーハンターです。
当初の目的に戻って、国宝をハンティングしなくては!
ということで、やってきたのは、
尾道駅から歩いて約25分ほどの距離にあるお寺。
すぐ目の前には、車通りの激しい国道があり、
さらには、途中を線路がガッツリと横切っています。
そんな珍しい参道の先に、目的地の浄土寺はありました。
こちらの 《浄土寺本堂》 (ジャンル:建造物) と、
こちらの 《浄土寺多宝塔》 (ジャンル:建造物) が、それぞれ国宝に指定されています。
また、国宝としては珍しく、本堂とともに、
「建造物と一体をなしてその価値を形成している土地その他の物件」 として、
境内地全域が、国宝に指定されています。
つまりは、この辺一帯の砂や土も国宝の一部なのです。
(注:土地が国宝に指定されているのは、尾道の浄土寺と京都の清水寺だけ)
そんな国宝の砂や土を踏みしめながら、
境内を散策していると、ちょっと気になる絵馬を発見しました。
絵馬というよりも、絵鳩。
それも、首からサコッシュみたいなのを掛けています。
実は、浄土寺。
江戸時代、当時違法だったという伝書鳩を、
尾道の商人のために、こっそり裏門で飼っていたのだそうです。
すっかり時効になったとはいえ、
かつての法律違反を絵馬の形で堂々とカミングアウトするだなんて。
なかなかの根性の持ち主です。
ちなみに、僕が訪れた時は、1匹も鳩がいませんでしたが。
普段は、境内にたくさんの鳩がひしめき合っているようです。
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