現在、東京都現代美術館で開催されているのは、
“ミナ ペルホネン/皆川明 つづく” という展覧会。
ファッションブランド 「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」 と、
その設立者であるデザイナーの皆川明さんの多岐にわたる活動をフォーカスした展覧会です。
なお、“つづく” という意味深なタイトルは、
ブランドのコンセプト 『せめて100年つづけたい』 に由来しているのだそう。
前身である 「ミナ」 がスタートしたのは、1995年とのこと。
つまり、今年でちょうど25周年。
「ミナ ペルホネン」 は、少なくともあと75年はつづいていくのですね。
ちなみに、ブランド名の 「ミナ」 はフィンランド語で 「私」 という意味。
「ペホルネン」 だか 「ペルネホン」 だか 「ペネルホン」 だか、
ちゃんと覚えられない 「ペルホネン」 は 「ちょうちょ」 を意味する言葉なのだそうです。
さてさて、展覧会は、代表的なテキスタイル 『タンバリン』 を掘り下げるコーナーや、
映像作家の藤井光さんがミナの服を着て生活する人の日常を撮り下ろした映像作品コーナー、
皆川明さんが新聞連載のために書いた挿絵を紹介するコーナーなど、全8章で構成されていました。
中でも特に見どころなのが、「洋服の森」。
創立当初から最新の2020年春夏コレクションまで、
約25年分のミナ ペルホネンの洋服が一堂に会したコーナーです。
その数、なんと約400着。
圧巻も圧巻の光景です。
さて、年末の第九コンサートのように (?) 、
ズラリと並んだこれらの洋服は、特に時系列に沿って展示してはいないのだそう。
ということは、この中のどれかが25年前の服で、どれかが現在の服ということ。
25年も開きがあるのに、全然見分けが付きません。
つまり、流行には左右されていない、
それだけ普遍的なデザインであるということ。
25年前のデザインでも古びていないのであれば、
おそらく、25年後でも新鮮に感じられるデザインなのでしょう。
100年つづくブランドというのは、ダテではありませんでした。
ちなみに、個人的に印象に残ったのは、蝶と花がデザインされたこちらの服。
可愛らしいデザインだなァと思い、近づいてみると・・・
手書き風の花に混じって、漢字の 『花』 も。
そっちの 『花』 かい!
斬新でユニークなデザインに、思わずほっこりとしました。
また、皆川さんのものづくりの哲学や、
アイディアの 「種」 を紹介するコーナーも、展覧会の見どころの一つ。
会場は、良い意味でゴチャゴチャしており、
まるで、おもちゃ箱をひっくり返したかのようでした。
そんな会場でひときわ目立っていたのが、何やら不思議な形をした建物。
こちらは、現在、皆川さんが構想中だという、
“簡素で心地よい宿” シェルハウスのプロトタイプなのだそうです。
ファッションからスタートしたミナは、
将来的には、居住空間、建築にまで発展していくのですね。
さすが100年つづくブランド。
今後の展開が楽しみです。
ここ近年、カルティエやエルメス、ポール・スミスなど、
海外のブランドをテーマにした展覧会が多く開催され、人気を博していますが。
日本にも世界に誇れるブランドがあったと知ることができ、誇らしい気持ちになる展覧会でした。
君と好きなブランドが百年続きますように。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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“ミナ ペルホネン/皆川明 つづく” という展覧会。
ファッションブランド 「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」 と、
その設立者であるデザイナーの皆川明さんの多岐にわたる活動をフォーカスした展覧会です。
なお、“つづく” という意味深なタイトルは、
ブランドのコンセプト 『せめて100年つづけたい』 に由来しているのだそう。
前身である 「ミナ」 がスタートしたのは、1995年とのこと。
つまり、今年でちょうど25周年。
「ミナ ペルホネン」 は、少なくともあと75年はつづいていくのですね。
ちなみに、ブランド名の 「ミナ」 はフィンランド語で 「私」 という意味。
「ペホルネン」 だか 「ペルネホン」 だか 「ペネルホン」 だか、
ちゃんと覚えられない 「ペルホネン」 は 「ちょうちょ」 を意味する言葉なのだそうです。
さてさて、展覧会は、代表的なテキスタイル 『タンバリン』 を掘り下げるコーナーや、
映像作家の藤井光さんがミナの服を着て生活する人の日常を撮り下ろした映像作品コーナー、
皆川明さんが新聞連載のために書いた挿絵を紹介するコーナーなど、全8章で構成されていました。
中でも特に見どころなのが、「洋服の森」。
創立当初から最新の2020年春夏コレクションまで、
約25年分のミナ ペルホネンの洋服が一堂に会したコーナーです。
その数、なんと約400着。
圧巻も圧巻の光景です。
さて、年末の第九コンサートのように (?) 、
ズラリと並んだこれらの洋服は、特に時系列に沿って展示してはいないのだそう。
ということは、この中のどれかが25年前の服で、どれかが現在の服ということ。
25年も開きがあるのに、全然見分けが付きません。
つまり、流行には左右されていない、
それだけ普遍的なデザインであるということ。
25年前のデザインでも古びていないのであれば、
おそらく、25年後でも新鮮に感じられるデザインなのでしょう。
100年つづくブランドというのは、ダテではありませんでした。
ちなみに、個人的に印象に残ったのは、蝶と花がデザインされたこちらの服。
可愛らしいデザインだなァと思い、近づいてみると・・・
手書き風の花に混じって、漢字の 『花』 も。
そっちの 『花』 かい!
斬新でユニークなデザインに、思わずほっこりとしました。
また、皆川さんのものづくりの哲学や、
アイディアの 「種」 を紹介するコーナーも、展覧会の見どころの一つ。
会場は、良い意味でゴチャゴチャしており、
まるで、おもちゃ箱をひっくり返したかのようでした。
そんな会場でひときわ目立っていたのが、何やら不思議な形をした建物。
こちらは、現在、皆川さんが構想中だという、
“簡素で心地よい宿” シェルハウスのプロトタイプなのだそうです。
ファッションからスタートしたミナは、
将来的には、居住空間、建築にまで発展していくのですね。
さすが100年つづくブランド。
今後の展開が楽しみです。
ここ近年、カルティエやエルメス、ポール・スミスなど、
海外のブランドをテーマにした展覧会が多く開催され、人気を博していますが。
日本にも世界に誇れるブランドがあったと知ることができ、誇らしい気持ちになる展覧会でした。
君と好きなブランドが百年続きますように。
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