皆さまは、ソール・ライターはご存じでしょうか?
“ソール・ライター?ソウルイーター??” という人のために、まずは彼の紹介を。
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ソール・ライター 《セルフ・ポートレート》 1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント ©Saul Leiter Foundation
若き日は、『ハーパーズ・バザー』 や 『エル』 といった、
一流ファッション雑誌のカメラマンとして、第一線で活躍していたソール・ライター (1923~2013)。
しかし、その約30年後には、突如として自身の写真スタジオを閉鎖してしまいます。
そして、そのまま隠遁生活へ。
世間からその姿を完全に消したあとは、
ただひたすら、ニューヨークの日常を写真に撮り続けました。
それから、さらに約30年の月日が流れた2006年。
ドイツのとある出版社から、ソール・ライターの写真集が出版されます。
その写真集 『Early Color』 は、田中みな実の写真集ばりに (?) 大ヒット!
一躍、世界的にソール・ライター熱が高まりました。
その時、なんとソール・ライターは83歳!
そう、美術史上でも類を見ないほどの遅咲きデビューを果たしたのです。
世界を魅了したソール・ライターの写真の魅力は何と言っても、
日本の琳派や浮世絵にも影響を受けたともいわれるその斬新な構図。
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ソール・ライター 《高架鉄道から》 1955年頃、発色現像方式印画 ©Saul Leiter Foundation
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ソール・ライター 《薄紅色の傘》 1950年代、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
なんでもない日常のワンシーンながらも、
ソール・ライターの手にかかると、不思議なほどにオシャレな光景に生まれ変わります。
元祖インスタ映えといった感じでしょうか。
さてさて、そんなソール・ライターの日本初個展が、
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されたのは、2017年のこと。
日本ではほぼ無名の写真家の展覧会ながらも、
口コミでスマッシュヒットしたのは記憶に新しいところです。
展覧会を訪れた人も、残念ながら訪れられなかった人も、
「またソール・ライターの展覧会が開催されないかなァ」 と願ったことでしょう。
皆さま、その夢が早くも実現しましたよ。
先日より、Bunkamura ザ・ミュージアムにて、
“ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター” が開幕しました!
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)
出展作は、実に200点以上。
モノクロ写真時代の代表作や、
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ソール・ライターの真骨頂とも言うべきカラー作品の数々が、
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彼の言葉とともに、ところ狭しと並べられています。
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見応えたっぷり。
質、量ともに前回を上回っていました!
映画にしてもドラマにしても、
続編モノは、「『1』 のほうが良かったよなァ」 となりがちですが。
ソール・ライター展に関しては、『2』 も良いです。
![星]()
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前回見逃した皆さま、今回は見逃しませんように。
ちなみに、ソール・ライターは、こんな言葉を残しています。
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「神秘的なことは馴染み深い場所で起こる。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないのだ。」
その予言が当たったというわけではありませんが、こんなことがありました。
ソール・ライターのセルフ・ポートレートを紹介するコーナーを鑑賞したあとのこと。
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一瞬、どこに彼がいるのかわかりませんでしたが。
よく見たら、ガラスにソール・ライターの姿がうっすらと映っていました。
なんともオシャレなセルフポートレートだなァと感じながら、
もともとは画家を目指していた彼の絵画作品を紹介するコーナーへ。
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すると、そこにもガラスに映ったソウル・ライターがいました。
・・・・・と思ったら、自分でした (笑)
ともあれ、ソール・ライターの写真を見れば、
皆さまも、こんな風に (?)、見慣れた日常がちょっと新鮮に感じられるかもしれません。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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“ソール・ライター?ソウルイーター??” という人のために、まずは彼の紹介を。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/10/artony/c4/a3/j/o1800125714694706273.jpg)
ソール・ライター 《セルフ・ポートレート》 1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント ©Saul Leiter Foundation
若き日は、『ハーパーズ・バザー』 や 『エル』 といった、
一流ファッション雑誌のカメラマンとして、第一線で活躍していたソール・ライター (1923~2013)。
しかし、その約30年後には、突如として自身の写真スタジオを閉鎖してしまいます。
そして、そのまま隠遁生活へ。
世間からその姿を完全に消したあとは、
ただひたすら、ニューヨークの日常を写真に撮り続けました。
それから、さらに約30年の月日が流れた2006年。
ドイツのとある出版社から、ソール・ライターの写真集が出版されます。
その写真集 『Early Color』 は、田中みな実の写真集ばりに (?) 大ヒット!
一躍、世界的にソール・ライター熱が高まりました。
その時、なんとソール・ライターは83歳!
そう、美術史上でも類を見ないほどの遅咲きデビューを果たしたのです。
世界を魅了したソール・ライターの写真の魅力は何と言っても、
日本の琳派や浮世絵にも影響を受けたともいわれるその斬新な構図。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/10/artony/d1/d0/j/o2018300014694703032.jpg)
ソール・ライター 《高架鉄道から》 1955年頃、発色現像方式印画 ©Saul Leiter Foundation
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/10/artony/9f/fb/j/o2601173714694703133.jpg)
ソール・ライター 《薄紅色の傘》 1950年代、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
なんでもない日常のワンシーンながらも、
ソール・ライターの手にかかると、不思議なほどにオシャレな光景に生まれ変わります。
元祖インスタ映えといった感じでしょうか。
さてさて、そんなソール・ライターの日本初個展が、
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されたのは、2017年のこと。
日本ではほぼ無名の写真家の展覧会ながらも、
口コミでスマッシュヒットしたのは記憶に新しいところです。
展覧会を訪れた人も、残念ながら訪れられなかった人も、
「またソール・ライターの展覧会が開催されないかなァ」 と願ったことでしょう。
皆さま、その夢が早くも実現しましたよ。
先日より、Bunkamura ザ・ミュージアムにて、
“ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター” が開幕しました!
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200111/22/artony/39/61/j/o1988138414694519236.jpg)
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)
出展作は、実に200点以上。
モノクロ写真時代の代表作や、
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/10/artony/12/fa/j/o2016151214694710771.jpg)
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/11/artony/b2/79/j/o2016151214694719129.jpg)
ソール・ライターの真骨頂とも言うべきカラー作品の数々が、
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/11/artony/8d/6e/j/o1972138114694711610.jpg)
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/11/artony/b1/3f/j/o2016151214694719256.jpg)
彼の言葉とともに、ところ狭しと並べられています。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/11/artony/8d/86/j/o1988126414694712064.jpg)
見応えたっぷり。
質、量ともに前回を上回っていました!
映画にしてもドラマにしても、
続編モノは、「『1』 のほうが良かったよなァ」 となりがちですが。
ソール・ライター展に関しては、『2』 も良いです。
![星](http://emoji.ameba.jp/img/user/ri/rikatori/56300.gif)
![星](http://emoji.ameba.jp/img/user/ri/rikatori/56300.gif)
前回見逃した皆さま、今回は見逃しませんように。
ちなみに、ソール・ライターは、こんな言葉を残しています。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/11/artony/5c/09/j/o2016151214694711683.jpg)
「神秘的なことは馴染み深い場所で起こる。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないのだ。」
その予言が当たったというわけではありませんが、こんなことがありました。
ソール・ライターのセルフ・ポートレートを紹介するコーナーを鑑賞したあとのこと。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/11/artony/2b/da/j/o2016151214694717054.jpg)
一瞬、どこに彼がいるのかわかりませんでしたが。
よく見たら、ガラスにソール・ライターの姿がうっすらと映っていました。
なんともオシャレなセルフポートレートだなァと感じながら、
もともとは画家を目指していた彼の絵画作品を紹介するコーナーへ。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20200112/11/artony/31/92/j/o2016151214694721498.jpg)
すると、そこにもガラスに映ったソウル・ライターがいました。
・・・・・と思ったら、自分でした (笑)
ともあれ、ソール・ライターの写真を見れば、
皆さまも、こんな風に (?)、見慣れた日常がちょっと新鮮に感じられるかもしれません。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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