現在、たばこと塩の博物館では、
“隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人” が開催されています。
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・・・・・・・と言っても。
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本日、3月5日から16日までの臨時休館が決定したそうです (泣)。
明日は開館しているそうなので、
浮世絵を欲している方 (?) は、是非明日、駆け込まれてくださいませ。
さてさて、こちらは、たばこと塩の博物館があるエリアからも、
そう遠くはない位置を流れる隅田川にスポットを当てた浮世絵展。
会場では、歌川広重や、
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歌川広重 《江戸名所 隅田川之月》
歌川国貞といった絵師たちが、
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歌川国貞 《江戸八景ノ内 三廻》
隅田川やその周辺のスポットを描いた浮世絵の数々が紹介されていました。
改めて感じたのは、浅草や両国を筆頭に、
隅田川周辺が今以上に多くの人で賑わっていたこと。
今では東京の中心というと、丸の内や新宿、渋谷といった印象がありますが、
江戸時代は、隅田川周辺こそが中心的なエリア、流行の発信源だったようです。
中には、隅田川周辺の桜の名所を描いた作品も。
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歌川国貞 《江戸八景ノ内 隅田つゝみの晴嵐》 (注:展示は3/24~4/12)
どうぞ桜が咲く頃までには、
この騒動が落ち着き、皆さまの心も明るく咲いていますように。
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ちなみに、今回出展されていた作品の中で、
印象的だったものをいくつかまとめてご紹介いたしましょう。
まずは、歌川国芳の 《当盛春景色》。
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コウモリ柄やカメ柄など、斬新な着物に身を包んだ女性たちが描かれています。
中でも、特に斬新だったのが、セミ柄。
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当時としても、斬新だったのでしょう。
思いっきり、ガン見されています。
また、隅田川に目を向けたところ、何やら怪しい黒い影を発見しました!
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「もしや、ネッシー?!いや、隅田川だから、スッシー??」
と思いきや、ウナギを捕まえた水鳥とのこと。
まったく紛らわしい水鳥です。
着物の柄といえば、同じく歌川国芳の 《江戸自慢程好仕入 しやうぶかは》 も印象的でした。
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宇宙人や宇宙の生命体のように思えますが、
どうやら3頭並んだ馬をモチーフにしているそうです。
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見れば見るほど、斬新なデザイン。
どことなくミナ ペルホネン感もあります。
さらに、斬新と言えば、国芳の 《縞揃女弁慶 松の鮨》 も。
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子どもが母親にお寿司をねだっています。
よく見ると、その盛り付け方が実に斬新!
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鯖の押し寿司の上に、玉子のお寿司を乗せ、
さらに、その上に、エビの寿司を乗せています。
寿司ピラミッド。
もしも、くら寿司で流れてきたら、子どもはきっと喜ぶに違いありません。
最後に、タイトルが印象的だった作品をご紹介。
渓斎英泉の 《婦嬨比多意》 です。
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「何と読むのだろう?」 と思ったら、
正解は、『ふじびたい』 と読むとのこと。
確かに、描かれた女性は、きれいな富士額をしています。
富士額=婦嬨比多意・・・・・・・・・ヤンキーか!
なお、こちらの展覧会とは別に、
たばこと塩の博物館の3階にあるコレクションギャラリーでは、
昨年惜しまれつつこの世を去った和田誠さんが描いた 「地にはピース」 の原画が展示されています。
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思わずクスッとしてしまう、ほのぼのとしたイラストの数々。
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たばこが苦手な人、たばこが嫌いな人にもオススメです。
是非、これらのイラストで、心の一服を。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
“隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人” が開催されています。

・・・・・・・と言っても。

本日、3月5日から16日までの臨時休館が決定したそうです (泣)。
明日は開館しているそうなので、
浮世絵を欲している方 (?) は、是非明日、駆け込まれてくださいませ。
さてさて、こちらは、たばこと塩の博物館があるエリアからも、
そう遠くはない位置を流れる隅田川にスポットを当てた浮世絵展。
会場では、歌川広重や、

歌川広重 《江戸名所 隅田川之月》
歌川国貞といった絵師たちが、

歌川国貞 《江戸八景ノ内 三廻》
隅田川やその周辺のスポットを描いた浮世絵の数々が紹介されていました。
改めて感じたのは、浅草や両国を筆頭に、
隅田川周辺が今以上に多くの人で賑わっていたこと。
今では東京の中心というと、丸の内や新宿、渋谷といった印象がありますが、
江戸時代は、隅田川周辺こそが中心的なエリア、流行の発信源だったようです。
中には、隅田川周辺の桜の名所を描いた作品も。

歌川国貞 《江戸八景ノ内 隅田つゝみの晴嵐》 (注:展示は3/24~4/12)
どうぞ桜が咲く頃までには、
この騒動が落ち着き、皆さまの心も明るく咲いていますように。

ちなみに、今回出展されていた作品の中で、
印象的だったものをいくつかまとめてご紹介いたしましょう。
まずは、歌川国芳の 《当盛春景色》。

コウモリ柄やカメ柄など、斬新な着物に身を包んだ女性たちが描かれています。
中でも、特に斬新だったのが、セミ柄。

当時としても、斬新だったのでしょう。
思いっきり、ガン見されています。
また、隅田川に目を向けたところ、何やら怪しい黒い影を発見しました!

「もしや、ネッシー?!いや、隅田川だから、スッシー??」
と思いきや、ウナギを捕まえた水鳥とのこと。
まったく紛らわしい水鳥です。
着物の柄といえば、同じく歌川国芳の 《江戸自慢程好仕入 しやうぶかは》 も印象的でした。

宇宙人や宇宙の生命体のように思えますが、
どうやら3頭並んだ馬をモチーフにしているそうです。

見れば見るほど、斬新なデザイン。
どことなくミナ ペルホネン感もあります。
さらに、斬新と言えば、国芳の 《縞揃女弁慶 松の鮨》 も。
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子どもが母親にお寿司をねだっています。
よく見ると、その盛り付け方が実に斬新!

鯖の押し寿司の上に、玉子のお寿司を乗せ、
さらに、その上に、エビの寿司を乗せています。
寿司ピラミッド。
もしも、くら寿司で流れてきたら、子どもはきっと喜ぶに違いありません。
最後に、タイトルが印象的だった作品をご紹介。
渓斎英泉の 《婦嬨比多意》 です。

「何と読むのだろう?」 と思ったら、
正解は、『ふじびたい』 と読むとのこと。
確かに、描かれた女性は、きれいな富士額をしています。
富士額=婦嬨比多意・・・・・・・・・ヤンキーか!
なお、こちらの展覧会とは別に、
たばこと塩の博物館の3階にあるコレクションギャラリーでは、
昨年惜しまれつつこの世を去った和田誠さんが描いた 「地にはピース」 の原画が展示されています。

思わずクスッとしてしまう、ほのぼのとしたイラストの数々。


たばこが苦手な人、たばこが嫌いな人にもオススメです。
是非、これらのイラストで、心の一服を。
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