先日お届けした 『アートテラー格付けチェック』。
本家の格付けチェックでは、一流品かそうでないかを見極める問題にチャレンジしますが。
この 『アートテラー格付けチェック』 では、
アートと関わり深い品かそうでないかを見極める問題に挑みました。
アートテラーならわかって当然 (?) の問題3問にチャレンジし、結果は2勝1敗。
結果、“普通アートテラー” に終わりました。
さてさて、この企画終了後に複数の方から、こんな反響が。
「3問じゃ少なくないですか?」
・・・・・・・・・・・確かに。
もし、3問とも不正解だとしても、その結果は、
“三流アートテラー” になるだけで、一番最後のランクまで落ちることはありません。
なるほど。4問は必要なのですね。
ということで、前回のリベンジも兼ねて、
今回は4問の新作にチャレンジしたいと思います。
なお、本家では、一番下のランクでは、“映る価値なし” ですが。
こちらは、『アートテラー格付けチェック』 なので・・・・・
“語る価値なし” へと変更しました。
飛ばねぇ豚はただの豚だそうですが、
語らねぇアートテラーは、一体何なのでしょう?
なんとしても “語る価値なし” だけは避けたいものです。
それでは、早速1問目にまいりましょう!
最初にチャレンジするチェックは、スペインワインです。
今回用意したのは、あのサルバドール・ダリが愛したというスペインワイン。
マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ。
1本2573円です。
マルケス・デ・リスカル社は、スペイン王室御用達のリオハ最古のワイナリー。
その品質の高さから、1895年のボルドー博覧会において、
フランスワイン以外では初の名誉賞を獲得しているそうです。
ダリが愛したワインとしても有名で、
ダリのサイン入りワインがリスカル社のワイナリーで展示されているのだとか。
そして、もう一つは、同じくスペイン産のワイン。
こちらは1本、800円です。
この2つを飲み比べ、ダリが愛したワインのほうを当てたいと思います。
今回も例によって不正をなくすため、
友人に出題と、ついでに撮影をお願いしました。
まずはAのワインを一口。
「ん?飲みやすい!」
続いて、Bのワインを一口。
「おっ、パンチがあるな!」
前回もワインは当てているので、
1問目は確実に当てておきたいところです。
僕が選んだ答えは、B。
Aは飲みやすくて、よく言えば、オーソドックスな味。
悪く言えば、個性の感じられない味です。
対して、Bはスパイシーで、ダリのイメージそのものといった印象。
口に含んだ瞬間に、ダリの描く砂漠が見えました。
運命の分かれ道。結果発表。
正解は・・・・・・・・
Aでした。
1問目から不正解。
波瀾含みの幕開けとなった今回のアートテラー格付けチェック。
早くも “普通アートテラー” となった僕が、
2問目にチャレンジしたのは、こちらの問題です。
続いてチェックするのは、焼酎。
今回用意したのは、田中一村の名前が付けられた黒糖焼酎。
その名もズバリ、一村。
1本1590円。
奄美と鹿児島にしか出回っていないレアな焼酎です。
表のラベルには、田中一村の代表作 《アダンの海辺》 がプリント。
裏側のラベルには、田中一村についての説明も記載されています。
(焼酎そのものの説明よりも丁寧に!)
ちなみに、もう一つ用意したのは、
日本全国のコンビニやスーパーに出回っている一般的な黒糖焼酎。
お値段は、1000円前後です。
2つを飲み比べ、一村の名が付けられた焼酎のほうを当てたいと思います。
なお、今回は色でわかってしまうので、アイマスクを付けてのチャレンジです。
まずはAの焼酎を一口。
「なるほど。スーッと入ってきますね」
続いて、Bの焼酎を一口。
「おー、コクがある!」
黒糖焼酎は全く飲まないのですが、
普段もっとも飲んでいるのが、芋焼酎です。
なので、ワインよりは当てられる自信があります。
そんな僕が選んだ答えは、こちら。
Bです。
Aは飲みやすくて、スーッと入ってくるのですが、そのままスーッといなくなる感じ。
誰とも喧嘩しないし、誰とも仲良くなれるような味。
田中一村のような孤高な感じは、一切ありませんでした。
対してBは、甘みのあとに、少し苦みが残ります。
まさに田中一村の人生であるかのよう。
人生甘くないぞというメッセージ性すら感じられました。
運命の分かれ道。結果発表。
正解は・・・・・・・・
Aでした。
まさかの2問連続不正解で、
すでに “二流アートテラー” に転落。
果たして、後半戦に巻き返すことが出来るのか?!
この続きは、また次回!
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