公益財団法人 角川文化振興財団が、
今年11月6日にグランドオープンさせる話題の文化複合施設。
角川武蔵野ミュージアム。
8月1日に一部の施設をプレオープンさせるというので、早速訪れてきました。
最寄り駅は、JR東所沢駅。
そこから歩いて約10分の位置にあるそうなのですが・・・・・・・
どう見ても普通の住宅街。
“本当にこんなところにミュージアムがあるの??” と、半信半疑だったのですが。
次の瞬間、思わず目を疑ってしまうような光景が突如として現れました!
デカっ!!!
人と比べてみると、こんな感じ↓
その圧倒的な大きさがお分かりいただけるのではないでしょうか。
建物というよりは、大きな塊。
エアーズロックのような感じです。
あまりにも大きすぎるので、正直なところ、
自分が見ている光景が本当に現実なのか、混乱をきたしました。
スケール感覚がバカになる。
それほどまでに衝撃的な建築です。
設計したのは、日本を代表する建築家・隈研吾さん。
代表的な建築に、根津美術館や高輪ゲートウェイ駅、
結局まだ使われていない新国立競技場などがあります。
ちなみに。
こちらの角川武蔵野ミュージアムに隣接する武蔵野坐令和神社も、隈研吾氏によるもの。
なお、「武蔵野坐令和神社」 と書いて、
「むさしのにます うるわしき やまとの みやしろ」 と読むそうです。
・・・・・・・・いや、誰が読めんねん!
さてさて、現在、角川武蔵野ミュージアムの1階にあるグランドギャラリーでは、
“隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生−石と木の超建築” が開催されています。
パネルや資料を通じて、主に角川武蔵野ミュージアムの建築について紹介する展覧会です。
角川武蔵野ミュージアムの建築で、
やはり何と言っても重要なのが、外壁に使われている石。
「ブラックファンタジー」 という中2病感のあるネーミングの花こう岩です。
中国の山東省の山から切り出し、船で運んできたものだそうで、
その総量は6000平方メートル、重さにすると1200トンにもなるとのこと。
つまり、10トントラック120台分。
とんでもない量です。
その花こう岩をあえて “割肌仕上げ” という凸凹の強い加工することで、
これまでに見たことないようなワイルドでプリミティブな建築を生み出しています。
さてさて、展覧会では他にも、
新国立競技場やV&Aダンディーの模型も数点ほど紹介されていましたが。
それらは、別の隈研吾さんの展覧会や建築展で、
何度か目にしたことがあったので、これといった感動は特になく。。。
外観のインパクトを超えるものが、残念ながら、内部&展覧会にはありませんでした。
これで1600円かぁ・・・・・。
ちなみに。
個人的に一番印象に残ったのは、資料でも模型でもなく。
隈さんの等身大パネルでした。
身長189cm。
実はかなりの高身長。
東出昌大や阿部寛と同じです。