今年7月1日。
豊島区役所跡地にグランドオープンしたHareza池袋。
オフィスや店舗、映画館にくわえ、ミュージカルや伝統芸能を公演するホール、
アニメ、サブカルチャーを楽しめるスペースなど8つの劇場を備える新複合商業施設です。
そんなHareza池袋には、アート作品が随所に設置されています。
実は、上で紹介した写真にもすでにアート作品が映っていました。
正解は、こちら↓
こちらは、岡﨑乾二郎さんの 《ミルチス・マヂョル》 という作品です。
このガラス面だけでなく、それに繋がるタイルも、岡崎さんの作品の一部。
ガラス→タイル→ガラス→タイル・・・という連続が、
3つの建物を繋ぐという壮大なスケールの作品です。
あまりにも大きく、あまりにも長すぎるため、
アートっぽさが薄れて、そういうポップな壁にしか見えないのが玉に瑕。
素通り厳禁ですよ。
素通り厳禁と言えば、Hareza Towerの1階にあるこちらの作品も。
色味がだいぶ地味なので、ただの土壁に見えるかもしれませんが、
日本を代表する左官職人・久住有生さんによる 《土=人》 という作品です。
滑らかな面と、ポコポコとした面。
その対比をしばらくジーっと見ていたら、
ふと 『霧の浮橋』 が頭に思い浮かびました。
そういえば、最近見かけないなァ・・・と、
それはさておき、Hareza池袋には、こんな壁作品もあります。
こちらは、ミュージアムショップで、よく見かける・・・・・
テラダモケイが池袋をモチーフに制作した作品です。
タイトルは、《1/10 Hareza Ikebukuro》。
一般販売されているテラダモケイは、1/100サイズですが、
こちらの作品では、その10倍となる1/10サイズとなっています。
他にも、まだまだアート作品はありますが、
今回、特にご紹介したいのは、こちらの作品です↓
続・無料で観れる 美術百選
005 秋山陽 《地質時代》
まるで、『ゴゴゴゴゴゴゴ』 という擬音が聴こえてきそうな迫力があります。
絶対に、そんなわけないのですが。
長い時をかけて、この建物の下から、溶岩が何度も吹き出し、
その冷えて固まったものが、積み重なっているかのような印象を受けました。
作者は、地球。あるいは、大地です。
ウソです。国際的に活躍する現代陶芸界のトップランナー・秋山陽さんの作品です。
ちなみに、この絶妙なバランスで自立するこの作品を・・・・・
しばらくジーっと見ていたら、今度はふと、
『ジャイアントカプリコ』 が頭に思い浮かびました。
さっきからチョコばっか!
<無料で観れる美術 データ>
Hareza池袋
住所:東京都豊島区東池袋1-19-1
アクセス:○JR山手線・東武東上線・東京メトロ 「池袋駅」 徒歩4分
○東京メトロ有楽町線 「東池袋駅」 徒歩11分