来週から、新しい朝ドラがスタートしますね。
タイトルは、『おかえりモネ』。
画家を目指す女性の話かと思いきや、
気象予報士を目指す女性のお話なのだそうです。
主人公の名前は、「百音」 と書いて、「ももね」。
「モネ」 というのは、ニックネームなのだとか。
ちなみに、『おかえりモネ』 の次に控えてる朝ドラの主人公は、上白石萌音ですね。
こちらは、「萌音」 と書いて、「もね」。
命名の由来には、母親がモネが好きだったという理由もあるそうです。
そうそう。芸術家に由来する名前といえば、
フランソワ・ミレーにちなんだ 「美玲」 や 「美礼」 というのもありますね。
美術好きな方であれば、一度くらいは、
芸術家にちなんだ子供の名前を考えたことがあるかもしれません。
僕自身は子供が生まれる予定も、
ましてや、結婚する予定もないので、
これまで考えたことがなかったのですが。
いつか来るかもしれないその日のために、
芸術家にちなんだ名前をいろいろと考えてみました。
ということで、本日は、アートテラーが考えた、
芸術家にちなんだ名前の数々をオススメしたいと思います。
まずは、女の子の名前から。
「あの画家のように革新的な人物になって欲しい」 というのと
「とても優しい子になって欲しい」 という想いを込めて考えたのが、こちらの名前です。
これは、本当にありそうな感じですよね。
実際、いらっしゃる気もしますし。
ただ、カタカナ表記だと、『大山マネ』 となり、
若干マネージャー感が出てしまうのが玉に瑕です。
モネにしろ、マネにしろ、
2文字の名前はしっくりきますね。
ということは、シュルレアリスムのこの画家の名前も違和感ないはずです。
「人生という路 (=道) が実りあるものになりますように」。
そんな意味も込めてみました。
続きまして。
ミレーがいけるなら、こっちもいけるのでは?
パウル・クレーにちなんで、「くれい」 ちゃんです。
語感は、いいと思うのですが。
選んだ漢字のせいなのでしょうか、
キャバ嬢っぽい印象になってしまいました。
もしくは、スナックの名前。
ここまで紹介した名前は、女の子の名前にも関わらず、
よくよく考えたら、元になっているのは、すべて男性芸術家なんですよね。
やはり女性芸術家を元にしたほうがいいのでは?
であれば、こんな名前はどうでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・。
完全なるキラキラネームですね。
ただ、元ネタとなるヴィジェ・ルブラン自身が、
マリー・アントワネットをはじめとする貴族たちをキラキラ描いてましたからね。
最近は、キラキラネームに変わって、
古風な印象の 『しわしわネーム』 が流行っているようです。
その風潮を考えると、「〇〇子」 がいいかもしれません。
「コ」 で終わる画家といえば、この人でしょう。
「で」 と読む漢字が、「出」 と 「弟」 しかなく。
どっちの字もしっくりきませんでした。
消去法で、「出」。
思い切って、「子」 以外は、ひらがなにしてみるとか?
う~ん。
なんだか、「できる子」 みたいな感じですね。
でも、「できる子」 には一歩及ばずみたいな。
などと思っていたら、
「コ」 で終わる画家をもう一人見つけました。
こちらの名前はかなり自信作です。
おそらく春に生まれたのでしょう。
ただ、春以外のタイミングに生まれるパターンもありますからね。
そういう場合は、マーク・ロスコ感を、
よりアップさせるべく、この漢字ではいかがでしょうか?
逆に、オススメできない 「ろすこ」 の漢字というのもありまして。
それが、こちらです。
こんな名前を付けたら、
確実に、幸の薄い人生を送ることになるでしょう。
さてさて。
ここからは男の子の名前を考えていきたいと思います。
まずは、一押しの名前から。
ジョルジュ・ルオーにちなんでみました。
その字面といい、その語感といい、
将来は、戦隊ヒーローもののレッド役の俳優になることでしょう。
続いての名前も、わりと違和感ないと思います。
お姉ちゃんが 「美玲」 や 「美礼」 の場合、
同じバルビゾン派繋がりで、次に生まれてくる男の子は、コローに決まりです。
ただ、「瑠央」 も 「虎朗」 もあまりに違和感なさすぎて、
芸術家にちなんだ名前と気づかれない可能性があります。
もう少し攻めたい場合は、こちらはいかがでしょうか。
ウィーンのキラキラな画家にちなんだキラキラネーム。
画数が多いので、テストや習字の時には困りそうですね。
ここからは、さらに攻めた名前を。
あの奇想の画家のような異端児の扱いを受けながらも、
ゆくゆくはトップに登り詰める男になって欲しいという願いを込めて。
あのウィーンの画家のように自分に正直に生きて欲しい。
でも、仕事をする上で何よりも大事なのはその下準備である。
そんな人としての基本を忘れないで欲しいという願いを込めて。
キャンバスにナイフで切り込みを入れるという、
革新的な作品で世界をアッと言わしたあのイタリアの画家のような発想力を持ってほしい。
生まれたときは空っぽでも、そこにたくさんの知識を詰め込んでいってほしい。
そんな2つの想いを込めて。
最後に紹介したいのは、一見すると、
芸術家の名前をもじっているとは思われない名前です。
このままだと 「誰?」 って感じがするのですが。
守出吏くんがお兄さんの場合、
状況によっては、こういう風に表記されるはずなのです。
もでりあに。
もでりあーに。
もでぃりあーに。
もし本日紹介した名前の中に、
気に入ったものがありましたら、
どうぞご自由にお使いくださいませ。
誰かの名付け親になれることを楽しみにしています。