この夏、六本木ヒルズ52階にある東京シティビューでは、
“DC展 スーパーヒーローの誕生” という展覧会が開催されています。
DCと聞いて、DCブランドやDCカードを、
頭に思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれませんが。
こちらはDetective Comics、アメリカの大手コミック出版社の展覧会です。
その創業は、1934年。
アメリカでももっとも歴史のあるコミック出版社の一つです。
もし、DCの名前にピンと来なくとも、
DCが生んだスーパーヒーローは知っているはず。
あのスーパーマンやバットマンは、DCから生まれたキャラクターです。
そんなDCをフィーチャーする日本初の展覧会。
会場には、DCが所有する貴重な原画の数々が紹介されいてるのはもちろん、
『スーパーマン』 や 『バットマン』 といった、
DCコミックス原作の映画にまつわる展示品も充実していました。
会場をパッと見た感じは、USJのようですが (←?)。
これらのコスチュームや小道具はすべて、
なんと、実際に撮影で使われた本物です!
ある意味で、アメリカの国宝と言っても過言ではない貴重な品々が、
これほどまとまった形で、今、日本にあるというのは奇跡のような話。
アメコミファン、映画ファンならずとも一見の価値がある展覧会です。
ちなみに。
今展で紹介されていたヒーローの中で、
個人的に興味深かったのは、ワンダーウーマンです。
ワンダーウーマンが初登場したのは、1941年とのこと。
男の子だけでなく、女の子にも尊敬されるヒーローとして、
心理学者のウィリアム・モールトン・マーストンによって生み出されたそうです。
なお、余談ですが、このワンダーウーマンの生みの親、
マーストンは嘘発見器 (ポリグラフ) の発明者であるのだそう。
展覧会では、最新版の映画のコスチュームとともに、
初期のワンダーウーマンに登場したスイムスーツなるものが紹介されていました。
ヒーロー (ヒロイン) 感は、かなり薄め。
選手時代の橋本聖子かと思いました。
なお、展示品も充実していましたが、
展覧会オリジナルグッズやオリジナルメニューも充実しています。
DCファンであれば、散財してしまうこと必至!
バットマンに変身するブルース・ウェインくらいお金持ちだったら。
財布を気にせず、買えてしまうのでしょうが。