“地球を彫刻した男” イサム・ノグチ。
その片腕的存在として、イサム・ノグチの石の彫刻制作を、
20年以上にわたって支え続けた石彫家・和泉正敏さんが、
今月13日に、肺がんのため82歳で逝去されました。
先日まで東京都美術館で開催されていた、
“イサム・ノグチ 発見の道” のインタビュー動画にて、
お元気そうな姿を拝見していただけに、一報を聞いてビックリしました。
さて、そんな和泉さんが制作したパブリックアートが・・・・・
東京ミッドタウン日比谷の敷地内に設置されています。
そのことをふと思い出し、久しぶりに足を運んできました。
こちらが、その作品↓
タイトルは・・・・・
続・無料で観れる 美術百選 014 和泉正敏 《明 (めい)》
です。
実物はかなりの大きさ。
石の重さは数トンくらいあることでしょう。
そんなダイナミックな作品ながら、ダイナミックさを一切感じさせず。
静かな哲学性のようなものを感じさせる作品です。
2018年に制作された作品ですが、
まるでイサム・ノグチが蘇ったかのような。
生き写しみたいな作品です。
ちなみに。
立ち上がってる2つの石は、お互いを支え合っているのかと思いきや。
よくよく見てみると・・・・・
一切触れてはおらず。
それぞれが独立していることがわかります。
どうやって2体がこのバランスで立っているのか。
観れば観るほど、不思議になってきます。
せっかくなので、この2つの間に立ってみることにしました。
崩れてきたら、一たまりもありませんが。
不思議と安らぎのようなものがあり、恐怖感は抱きませんでした。
明 (めい)、怖くないもん。
<無料で観れる美術 データ>
東京ミッドタウン日比谷
住所:東京都千代田区有楽町1-1-2
アクセス:○東京メトロ・都営三田線 「日比谷駅」 直結
○東京メトロ 「有楽町駅」 より徒歩4分
○JR 「有楽町駅」 より徒歩5分