春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46
えー、かれこれ20年以上、東京国立博物館に通っていますが。150年近くの歴史を持つ本館の建物に、現役アイドルのバナーが掲げられる光景を誰が想像したでしょうか。 こちらは、トーハク内の表慶館で開催中の展覧会、“春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46” のバナー。日本美術と乃木坂46がコラボを果たした話題の展覧会のバナーです。 美術品とアイドルのコラボと言っても、いつぞやの 『美術館女子』...
View ArticleBanksy Artworks
渋谷駅のほど近くにある渋谷フクラスに、今月5日、新たなアートスペースが誕生しました。 その名は、世界一小さな美術館@GMOデジタル・ハチ公です。”世界一小さな” と名乗るだけあって、その小ささは、確かに世界トップクラス!上の写真に映っている展示スペースしかありません。 そんな世界一小さな美術館@GMOデジタル・ハチ公 (←長っ!) のこけら落としを飾るのは、“Banksy Artworks...
View ArticleエントリーNo.0010 セラミックボウルアワー(酒井田柿右衛門 野々村仁清)
もしも、芸術家たちが漫才をしたら・・・こんな感じのネタを披露するのかもしれません。それでは、皆様、どうぞ芸術漫才をお楽しみください! 柿右衛門 「どーも、セラミックボウルアワーの酒井田[1]です。 よろしくお願いします」 仁清 「野々村[2]です。お願いします。まぁ、我々も50を過ぎましてね。 もうぼちぼち陶芸家として名を残したいなぁ思うてるんですよ」 柿右衛門...
View Articleはしもとみお 木彫展 いきものたちの交差点
武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の展覧会、“はしもとみお 木彫展 いきものたちの交差点” に行ってきました! 兵庫県に生まれたはしもとみおさん。幼い頃には、獣医を志していましたが、阪神淡路大震災で被災したのを機に、「命とは何か 」と強く考えるようになったそう。そして、考えに考えを重ねた末に、「命とは輪郭を保つもの」...
View Article目力展 見る/見られるの関係性
現在、板橋区立美術館で開催されているのは、“目力展 見る/見られるの関係性” という展覧会。 板橋区立美術館のコレクションの中から、『目力』 のある作品をセレクトし、紹介する展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 目力と一口に言っても、目が象徴的な作品や、目の存在感・インパクトが強い作品だけではなく、 “画家が時代を見つめる目”...
View Article志村信裕展|游動
10年来の友人 (・・・と一方的に思っている) で、Podcastの番組にもゲスト出演してくれた現代芸術家・志村信裕君。 アートテラー・とに~のそろそろ美術の話を...アートテラー・とに~がアートに関わる方をゲストにお迎えしてトークする不定期配信のPodcast番組です。sorosoro-art.vercel.app その最新個展 “志村信裕展|游動”...
View Articleいい“ちょこ”だらけ
数年前よりひそかにハマっているのが、おちょこ・ぐい呑みのコレクション。経済的に余裕があるわけではないので、そこまで高級なものは手に入れることは出来ませんが、手が伸ばせる範囲内で、コレクションを楽しんでいます。高級な日本酒でなくても、自分のお気に入りのおちょこで飲めば、味わいは格別。家飲みが何十倍も楽しくなりますよ。...
View ArticleThe Absurd and The Sublime ギイ ブルダン展
現在、銀座のシャネル・ネクサス・ホールでは、“The Absurd and The Sublime ギイ ブルダン展” が開催されています。 展覧会の主役は、こちらの人物↓ フランスを代表する写真家ギイ・ブルダン...
View Article戦国大名 武田氏三代
昨年3月、町田駅のほど近くに、歴史ファン必見の美術館が開館していたそうです。その名は、泰巖歴史美術館。町田で不動産業を営む太陽グループの代表、山中泰久さんが蒐集したコレクションを紹介する美術館です。ちなみに、美術館名にある 「泰巖 (たいがん)」 とは、織田信長の戒名 『総見院殿贈大相国一品泰巖尊儀』 の一部。コレクションの中心となるのは、信長にまつわる古文書や茶道具とのことです。...
View Article刀剣 もののふの心
この秋、サントリー美術館で開催されいてるのは、“開館60周年記念展 刀剣 もののふの心” という展覧会。タイトルずばり、刀剣にスポットを当てた展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 1961年の開館以来、『生活の中の美』...
View Articleポツンと美術館
本日お届けするのは、『ポツンと美術館』。日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する美術館の数々をご紹介いたします。 滋賀県のポツンと美術館 ルーブル美術館のガラスのピラミッドで知られる世界的建築家、イオ・ミン・ペイが桃源郷 をイメージして設計したMIHO...
View Article美ヶ原高原美術館
箱根の彫刻の森美術館の姉妹館として、1981年に美ヶ原高原に誕生した美ヶ原高原美術館。 今年6月に、めでたく開館40周年を迎えたのに合わせ、敷地の中央に位置する親指広場もリニューアルしました...
View Articleピエゾグラフによる わたしの好きなちひろ展
先日は、久しぶりに安曇野ちひろ美術館へ。この秋、開催される展覧会、“ピエゾグラフによる わたしの好きなちひろ展” の内覧会に行ってきました。 こちらは、ちひろ美術館史上初となる、ちひろ美術館ファンのリクエストで作品が構成された展覧会です。 今展の開催のために、今年の3月より、ちひろ美術館の公式HP上に特設サイトがオープンしました。 <ちひろ美術館>ピエゾグラフによる...
View Articleサンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史
現在、六本木ヒルズの東京シティビューでは、サンリオの創立60周年を記念して、史上最大規模となるサンリオの展覧会、“サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史” が開催されています。 ©2021 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. SP610376 会場に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、増田セバスチャンさんが今展のために制作した 《Unforgettable...
View ArticleアートなTシャツコレクション~2021秋~
【ルール】名画をモチーフにしたTシャツを100種類集めたらゴール ・ただし、1アーティストにつき、1種類とする ・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する ・ユニクロ (UT) も除外する 「なぜ、アートなTシャツを集めるのか?」 と問われたら、「そこにアートなTシャツがあるから」...
View Article手のひらほどの小さな絵―パリ1930年代の浜口陽三―
この秋、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開催されているのは、“手のひらほどの小さな絵―パリ1930年代の浜口陽三―” という展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 今から遡ること2年前。ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションでは、パリから一度帰国したのちに、伊豆に2年ほど滞在していた頃の浜口陽三を紹介する展覧会が開催されました。 『生誕110年 浜口陽三銅版画展...
View Article美男におわす
皆さま、突然ですが、「美人画」 と聞くと、どんな絵画をイメージしますか? おそらく、ほとんどの方が、美しい女性、つまり美女が描かれた絵画を思い浮かべたことでしょう。必ずしも、「美しい人=女性」 ではないはずなのに。美女を描いた絵があるなら、美男を描いた絵=美男画としてもいいのでは?そんな発想から生まれたのが、現在、埼玉県立近代美術館で開催されている展覧会です。その名も、”美男におわす”。...
View Article続・無料で観れる 美術百選 《東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)》
“地球を彫刻した男” イサム・ノグチ。その片腕的存在として、イサム・ノグチの石の彫刻制作を、20年以上にわたって支え続けた石彫家・和泉正敏さんが、今月13日に、肺がんのため82歳で逝去されました。 石彫家の和泉正敏さん死去 彫刻家イサム・ノグチの制作を支える:朝日新聞デジタル...
View Article自身への眼差し 自画像展
中村屋サロン美術館で開催中の展覧会、“自身への眼差し 自画像展” に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 右を見ても、自画像。左を見ても、自画像。笠間日動美術館が所蔵する作品を中心に、明治から昭和にかけて、約40点の自画像を紹介する展覧会です。 展覧会は全部で3つの章で構成されています。まず第1章は、「明治初期の画家たち」。...
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