今年も残すところあとわずかですね。
今年は 『名画たちのホンネ』 を出版したり、
芸術新潮2021年11月号で第一特集を担当したり、
TBSラジオの 『赤江珠緒たまむすび』 の月1レギュラーに抜擢頂いたり、
と、おかげさまで活動の幅が広がった1年となりました。
ありがたいことに、『UOMO』 や 『Ginger』、
読売新聞や報知新聞の連載も引き続き継続させて頂いております。
他には、Podcast番組の収録に、各美術館の動画の出演や編集も。
しかし、やはり自分の原点、ホームグラウンドは、このブログ。
どれだけ活動の幅が広がろうとも、
一日も休むことなく、記事を書き続けています。
そして、今年も今日をもって、無事に完走を果たすことができました。
(11月上旬に諸事情で数日休んでしまいましたが)
こうして毎日続けられるのは、ひとえに読者の皆様のおかげ。
コメントやリブログ、いいね!を頂けるたびに、
明日も頑張らなくては、という気になれるのです。
改めまして、いつもお読みいただきありがとうございます。
そして、来年以降もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年最後にお届けする記事は、
1年間頑張った自分を自分で褒めてあげよう、ということで。
今年1年に発表したすべての記事の中から厳選した、
我ながら面白いと思う記事、つまり【ここにしかない美術室】大賞を発表いたします。
皆さまのお気に入り記事はエントリーされているでしょうか?
#1 アートで一言 ~東京富士美術館編~
『アートテラーで一言』 は一見シンプルな企画ですが、
実はその裏で、膨大なデータベースと格闘しています (笑)
作品画像を数時間チェックしても、
その中からお題になりそうなものは1、2点ということもざらではありません。
ただ、それゆえ、ネタが思い付いた際の喜びはひとしお。
シダネルの 《森の小憩、ジェルブロワ》 のネタは、個人的には相当お気に入り。
#2 セラミックボウルアワー(酒井田柿右衛門 野々村仁清)
完成までに最もカロリーを使うのが、
『THE GEIJYUTSU MANZAI』 企画です。
まず前提条件として、漫才ネタとして成立する必要があります。
その上で、美術のトピックを自然と入れ込む。
さらに、元ネタとなる芸人さんの漫才はリスペクトしつつ、
元漫才師のプライドがあるので、完全なパクリにはしないというこだわりも。
なので、発想してから完成までに、だいたい数週間はかかっています。
このフットボールアワー風のネタは1か月格闘していました。
途中、完成する気がしなくて、
「もうやらんでええやん!」 と何度くじけそうになったことか。
#3 “お~いお茶”の俳句査定再び
ほとんどアートは関係ないですが、
個人的には、とてもお気に入りの記事。
俳句の選定はもちろんのこと、
並び順、コメントの言い回しなど、
すべてに神経を行き届かせています。
このままフリップにすれば、ピンネタとして成立するはず。
#4 名画をピクトグラムにしてみたら
時事ネタは鮮度が命。
思い付いたタイミングで、これは実現させねばと、
見よう見まねで、ピクトグラムを制作してみることに。
家に籠ること丸一日。
なんとかそれっぽいものができました。
38歳、真夏の大冒険。
#5 その襟どないなっとんねん選手権
おそらく今年一番反響が大きかった記事です。
コメントを付けて、補強しようかとも考えましたが、
シンプルなネタを活かすべく、1枚1ツッコミで勝負しました。
それが吉と出たようです。
改めて自分でこれらの記事を読み直してみて、
面白いと思う以上に、来年も面白い記事を生み出せるのかと不安になってきました。
皆さま、応援のほどよろしくお願いいたしますm(__)m