メトロポリタン美術館やMoMAと並んで、
アメリカを代表する美術館の一つに数えられるボストン美術館。
そのコレクションの中核をなすのは、日本美術コレクションです。
コレクション総数約50万点の5分の1を占める、実に約10万点が日本美術コレクション。
うち、約5万点が浮世絵コレクションです。
その量と、質の高さは、日本の美術館以外では、世界トップを誇ります。
さて、そんなボストン美術館の日本美術コレクションの中から、
『HERO』 をキーワードに、選りすぐりの武者絵と刀剣を紹介するのが、
“THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語” という展覧会。
六本木ヒルズ内の森アーツセンターギャラリーにて、1月21日に開幕した展覧会です。
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今展のために里帰りしている武者絵は、実に118点。
そのすべてが日本初出展とのことです。
美人絵や役者絵と比べると、あまりフィーチャーされる機会がない武者絵。
しかし、改めて、まとまった数の武者絵を観てみると、
日本の歴史に名を残す多くの 『HERO』 が描かれていることに気づかされました。
例えば、二刀流の使い手・宮本武蔵。
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歌川広重 《英勇五人傑 宮本無三四》 弘化4-嘉永元年(1847-48)頃 William Sturgis Bigelow Collection
また例えば、川中島合戦で死闘を繰り広げた上杉謙信&武田信玄。
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歌川国芳 《信州川中島大合戦之図》 弘化2年(1845)頃 William Sturgis Bigelow Collection
さらには、スサノオノミコトのように伝説上のヒーローや、
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歌川国芳 《武勇見立十二支 辰 素盞雄尊》 天保13年(1842)頃 William Sturgis Bigelow Collection
巴御前のような女性のヒーロー (ヒロイン?) も。
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北尾政美 《巴御前》 天明7-寛政2年(1787–90)頃 William Sturgis Bigelow Collection
他にも、『鎌倉殿の13人』 にも登場するヒーローや、
読本と呼ばれる長編小説に登場する架空のヒーローなど、
さまざまなヒーローを描いた作品が、会場に一堂に会しています。
君だけのための 『HERO』 が見つかること請け合いの展覧会です。
また、武者絵と併せて紹介されているのが、
武者絵同様、日本に里帰りを果たした刀剣の数々。
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《太刀 銘 備州長船住兼光》 鎌倉時代 (14世紀) Charles Goddard Weld Collection
と、鐔 (つば) の数々です。
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《橋弁慶図鐔》 江戸時代(19世紀) William Sturgis Bigelow Collection Photographs Ⓒ Museum of Fine Arts, Boston
特に圧巻だったのが、展覧会ラストの展示室!
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(注:展覧会は撮影不可。特別に許可を得ております。)
平安時代から江戸時代末期までの刀剣が、
空間を埋め尽くすように展示されていました。
刀剣ファンが乱舞すること間違いなしの光景です。
ちなみに。
最後の刀剣コーナー以外に関しては、
武者絵は武者絵、刀剣は刀剣と、別々に展示するのではなく、
平安時代や鎌倉時代など、時代ごとに合わせて展示されていました。
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部屋と武者絵と刀剣。
一つの部屋に、武者絵と刀剣が並んでいるだけで、
武者絵に描かれている刀剣にリアリティが感じられ、
不思議と、シーンの緊迫感が増したような印象を受けました。
ありそうでなかった展示スタイルですが、これは大いにありです。
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ちなみに。
個人的に一番印象に残っているのは、平将門の長男・平良門。
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彼は肉芝仙人なる仙人から、妖術を授かったのだそう。
その妖術とは、戦う蛙をたくさん生み出せるというもの。
今週のビックリドッキリメカみたいな感じで。
・・・・・・・・・いや、刀剣で戦えよ。他の 『HERO』 みたいに。
┃会期:2022年1月21日(金)~3月25日(金)
┃会場:森アーツセンターギャラリー
~読者の皆様へのプレゼント~
“THE HEROES展” の無料鑑賞券を、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
なお、〆切は、2月20日です。当選は発送をもって代えさせていただきます。
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