「ねーねー、口をこうやって (※下記写真) 、 『金沢文庫』 って言える?」
「言えるよ!」
「じゃあ、言ってみてよ」
「いいよ。“かなざわう○こ”」
「あー、こいつ、“う○こ” って言った!」
「言ってないよ!」
「じゃあ、もう一回言ってみてよ」
「うん。 “かなざわう○こ” 」
「やっぱり、 “う○こ” って言った」
「言ってないもん (泣) ! “かなざわうんこ (泣)” って言ったもん !!」
・・・・・でお馴染みの金沢文庫に行ってきました。
(↑そうお馴染みでもないし!前フリ長いし!!)
駅名が、 『かなざわぶんこ』 なので、 “かなざわぶんこ” と読んではいますが。
実は、 “かねさわぶんこ” と読むのが正しい金沢文庫 は、
鎌倉時代の中期に、北条実時が邸宅内に造った武家の文庫であり、日本最古の図書館の一つです。
現在は、図書館というよりは、鎌倉時代を中心とした所蔵品を展示公開する歴史博物館として運営されています。
そんな金沢文庫で、現在開催されているのが、
“鎌倉興隆―金沢文庫とその時代―” という展覧会。
こちらは、来年度に、世界遺産登録を目指す 『武家の古都・鎌倉』 を共通テーマとして、
神奈川県立金沢文庫、神奈川県立歴史博物館、鎌倉国宝館の3館連携特別展として開催されている展覧会です。
ちなみに、見事、その3館の特別展を巡れることが出来た暁には、特製クリアファイルがもらえるのだとか!
欲しい方は、是非、チャレンジしてみてくださいませ♪
さてさて、金沢文庫の収蔵品を中心に、爛熟期を迎えた鎌倉の姿を紹介する今回の展覧会。
出展作品123点のうち、実に、約100点が、国宝か重要文化財という、大変中身の濃い展覧会でした。
(国宝・重要文化財率は、80%を超えています!!)
・・・・・・が。
あまり、心に響かなかったのは、なぜでしょう(?_?)
出展作品における国宝や重要文化財の占める割合だけを見れば、
かつてトーハクで開催された “空海と密教美術展” や、 “法然と親鸞 ゆかりの名宝” などの展覧会に、
全然引けを取っていないのですが。
展覧会に対する満足度は、かなり薄め。
国宝や重要文化財をたくさん展示していても、
ただ並べてみているだけでは、心に響かないのですね。。。
展覧会における演出の重要性を、再認識する展覧会でした。
ただ、くどいようですが、国宝や重要文化財は、多数展示されていますので。
歴史好き、特に鎌倉時代好きには、たまらない展覧会だとは思います。
個人的に興味を持った展示品としては、
破損が痛々しいながらも、顔は穏やかな千葉の観福寺の 《十一面観音懸仏》 や、
目もとの涼しさが特に印象的な国宝の 《北条実時像》 でしょうか。
また、衝撃的だった展示品が、金沢文庫が所蔵する重要文化財の 《日本図》
どこが、どう日本なのか?!
鎌倉時代の人が思い浮かべる日本の形は、今とは全く違っていたのですね。
ちなみに、日本らしき島を取り囲んでいる謎のラインは、蛇の体なのだとか。
鎌倉時代の日本は、とんでもないことになっていたみたいです。。。
もう一つ、印象的だったのが、 《宋版・孫真人玉函方》 という古典籍。
こちらは、今年に入って館山市内で発見されたことで、学会を大いに驚かせた金沢文庫本なのだとか。
確かに、よく見ると、 『金沢文庫』 という印が書面に押されています。
・・・ん?ということは、誰かが図書館 (=金沢文庫) の本を、
今年に入るまで、ず~~~~っと借りパクしていたということなのですね。
返却期限は、守りましょう。
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「言えるよ!」
「じゃあ、言ってみてよ」
「いいよ。“かなざわう○こ”」
「あー、こいつ、“う○こ” って言った!」
「言ってないよ!」
「じゃあ、もう一回言ってみてよ」
「うん。 “かなざわう○こ” 」
「やっぱり、 “う○こ” って言った」
「言ってないもん (泣) ! “かなざわうんこ (泣)” って言ったもん !!」
・・・・・でお馴染みの金沢文庫に行ってきました。
(↑そうお馴染みでもないし!前フリ長いし!!)
駅名が、 『かなざわぶんこ』 なので、 “かなざわぶんこ” と読んではいますが。
実は、 “かねさわぶんこ” と読むのが正しい金沢文庫 は、
鎌倉時代の中期に、北条実時が邸宅内に造った武家の文庫であり、日本最古の図書館の一つです。
現在は、図書館というよりは、鎌倉時代を中心とした所蔵品を展示公開する歴史博物館として運営されています。
そんな金沢文庫で、現在開催されているのが、
“鎌倉興隆―金沢文庫とその時代―” という展覧会。
こちらは、来年度に、世界遺産登録を目指す 『武家の古都・鎌倉』 を共通テーマとして、
神奈川県立金沢文庫、神奈川県立歴史博物館、鎌倉国宝館の3館連携特別展として開催されている展覧会です。
ちなみに、見事、その3館の特別展を巡れることが出来た暁には、特製クリアファイルがもらえるのだとか!
欲しい方は、是非、チャレンジしてみてくださいませ♪
さてさて、金沢文庫の収蔵品を中心に、爛熟期を迎えた鎌倉の姿を紹介する今回の展覧会。
出展作品123点のうち、実に、約100点が、国宝か重要文化財という、大変中身の濃い展覧会でした。
(国宝・重要文化財率は、80%を超えています!!)
・・・・・・が。
あまり、心に響かなかったのは、なぜでしょう(?_?)
出展作品における国宝や重要文化財の占める割合だけを見れば、
かつてトーハクで開催された “空海と密教美術展” や、 “法然と親鸞 ゆかりの名宝” などの展覧会に、
全然引けを取っていないのですが。
展覧会に対する満足度は、かなり薄め。
国宝や重要文化財をたくさん展示していても、
ただ並べてみているだけでは、心に響かないのですね。。。
展覧会における演出の重要性を、再認識する展覧会でした。
ただ、くどいようですが、国宝や重要文化財は、多数展示されていますので。
歴史好き、特に鎌倉時代好きには、たまらない展覧会だとは思います。
個人的に興味を持った展示品としては、
破損が痛々しいながらも、顔は穏やかな千葉の観福寺の 《十一面観音懸仏》 や、
目もとの涼しさが特に印象的な国宝の 《北条実時像》 でしょうか。
また、衝撃的だった展示品が、金沢文庫が所蔵する重要文化財の 《日本図》
どこが、どう日本なのか?!
鎌倉時代の人が思い浮かべる日本の形は、今とは全く違っていたのですね。
ちなみに、日本らしき島を取り囲んでいる謎のラインは、蛇の体なのだとか。
鎌倉時代の日本は、とんでもないことになっていたみたいです。。。
もう一つ、印象的だったのが、 《宋版・孫真人玉函方》 という古典籍。
こちらは、今年に入って館山市内で発見されたことで、学会を大いに驚かせた金沢文庫本なのだとか。
確かに、よく見ると、 『金沢文庫』 という印が書面に押されています。
・・・ん?ということは、誰かが図書館 (=金沢文庫) の本を、
今年に入るまで、ず~~~~っと借りパクしていたということなのですね。
返却期限は、守りましょう。
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