一部の読者さんにだけ刺さっている企画、『アートなTシャツコレクション』。
名画をモチーフにしたTシャツを紹介する。
ただ、それだけの企画です。
そのために、アートなTシャツを探し、
身に纏う日々を続けていたら、Tシャツに限らず、
名画をモチーフにしたファッションアイテムを探し求めるよう体質になってしまいました。
環境が人を作る、とは、まさにこのことですね。
・・・・・ということで、本日は、
完全にアートに侵食されてしまった男の末路をご紹介したいと思います。
~アートなシャツ~
京都のブランドSOU・SOUより販売されているシャツ。
モチーフは、もちろん伊藤若冲の 《鳥獣花木図屏風》 です。
滋賀県高島市にて江戸時代より生産されているという高島縮が使われています。
なので、着心地は抜群。
ただし、柄が派手なので、精神的な着心地はそこまでではなく・・・。
単品で羽織ると、借金取りの舎弟感を醸し出します。
~アートな革靴~
イギリスのシューズブランド、ドクターマーチンと、
イギリスを代表するロンドン・ナショナル・ギャラリーのコラボアイテム。
モチーフは言わずもがな、モネの 《睡蓮の池》。
他にも、ゴッホの 《ひまわり》 と
スーラの 《アニエールの水浴》 とのコラボも販売されていましたが。
どちらも日常使いの難易度は高め。この靴と比べたら。
という消去法で選びましたが、
冷静に考えたら、この靴も派手は派手ですね。
~アートな腕時計~
2022年3月に発表されたスウォッチと、
ポンピドゥー・センターとのコラボアイテム。
モディリアーニやフリーダ・カーロといった、
6人の芸術家とコラボした全6種の腕時計が販売されています。
こちらも消去法でほぼ悩むことなく、
このカンディンスキーモデルのものを購入しました。
ベルトも文字盤もカンディンスキーらしさでいっぱいです。
何時なのかはわかりづらいですが。
~アートな靴下~
世界的に有名な名画をモチーフにするソックスブランド 「CURATOR」。
フェルメールの 《真珠の耳飾りの少女》 や、
ムンクの 《叫び》 などをモチーフに、これまで10種ほど制作されているそう。
そのうちの3つを購入いたしました。
モチーフは、左からセザンヌの 《サント=ヴィクトワール山》、
ミケランジェロの 《最後の審判》、クリムトの 《接吻》 となっています。
《最後の審判》 と 《接吻》 は左右同じデザインですが、
神のごとき、ミケランジェロの靴下は、左右でデザインが違います。
左右間違えて履くことはないですね。
神のごとき、デザイン。
~アートなパンツ~
オシャレ上級者ほど、見えないところにオシャレをするそうです。
ということで、目指すだけなら無料なので、
オシャレ上級者を目指し、アートなパンツを買ってみました。
“楽しい気持ち”をアンダーウェアで、
がコンセプトのメンズの下着ブランドHIPSHOP。
名画をモチーフにしたアイテムも多数販売されています。
そのラインナップの中から、悩みに悩んで、以下の2点を購入。
1つは、好きなアンリ・ルソーの 《夢》。
もう1つは、「何でこの作品をわざわざ選んだの?」 という理由で、
シニャックの 《七色に彩られた尺度と角度、色調と色相のリズミカルな背景のフェリックス・フェネオンの肖像》 をチョイス。
まさか、自分が遠い将来、パンツの柄になろうとは。
フェリックス・フェネオンは知る由もなかったことでしょう。