この夏、PLAY! MUSEUMでは、
“クマのプーさん展”が開催されています。
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世界で最も愛されているクマこと、クマのプーさん。
イギリス人作家のA.A.ミルンが執筆し、E.H.シェパードが挿画を描いた、
イギリスの国民的絵本『クマのプーさん』の世界観を体験できる展覧会です。
絵本のような入り口を抜けると、
まず現れるのが、『Pooh A to Z』というコーナー。
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なぜプーさんはこれほどまでに愛されているのか。
その理由をAからZの26項目で解き明かすコーナーです。
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個人的にもっとも印象に残っているのは、Yの吉野源三郎。
吉野源三郎といえば、数年前に漫画化され、
大きな話題となった『君たちはどう生きるか』の作者。
そんな彼と、『クマのプーさん』の間に、
一体どんな接点があるのかと思えば・・・・・
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1940年に石井桃子が訳した日本初のプーさんを、
岩波書店から出版したのが、吉野源三郎だったのだとか。
他にも、このコーナーでは、知ってるようで知らない、
プーさんに関するさまざまな情報が紹介されていました。
さてさて、今展の目玉はなんといっても、
E.H.シェパードによるプーさんの原画約100点。
プーさんの原画といえば、
2019年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された、
“クマのプーさん展”でも、多数の原画が来日していました。
その展覧会を紹介したこのブログの記事の中で・・・・・
来日中のこれらの貴重な原画は、非常に大切に保管されており、
2年公開すると、その後10年は非公開にするルールが採用されているのだとか。
つまり、少なくとも向こう10年間は目にすることが出来ません。
そして、10年後、再び来日してくれる保証はどこにもありません。
(中略)
次に原画と会えるのは、“ぼくが百になった時”という可能性も大いにあり得ます。
とお伝えしました。
いや、あれからたった3年後に、
またプーさんの原画が来日してるじゃん!!
騙された(?)のかと思いきや。
今回来日しているのは、V&A所蔵のものではなく、
アメリカのダットン社のシリーズ新装版のためにシェパードが描いた原画とのこと。
3年前に来日しているものとは、別の原画でした。
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そんなアメリカから来日中の貴重な原画の数々が展示されていたのは、
物語の舞台である「百町森(100エーカーの森)」をイメージした展示空間。
なお、展示ケースには檜原村の木材が使用されているそうです。
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ちなみに。
開館以来、PLAY! MUSEUMの展覧会をほぼ訪れており、
毎度ガラッと印象が変わる展示空間に、常に驚かされてきましたが、
今回もいつものように、いや、今回はいつも以上に驚かされることに。
ついに、階段やスロープが設営されていました。
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もちろん、この展覧会のためだけに作られた展示空間。
“クマのプーさん展”への本気度が伺えます。
さてさて、こちらの展示空間で展示されているのは、
2冊の詩集『クリストファー・ ロビンのうた』『クマのプーさんとぼく』の原画。
これらの本に掲載された詩の一部を朗読したものが、
会場で流れており、階段スペースに腰をかけてゆっくり味わうことができます。
なお、詩の朗読をしているのは、
坂本龍一さんの娘で、ミュージシャンの坂本美雨さん。
詩の朗読一つとっても、本気度が伺えました。
また、本気度と言えば、こんな展示コーナーも。
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イングランド南部のアッシュダウンの森をテーマにした、
映像作家・岡本香音さんによる映像インスタレーションです。
この映像のためだけに、岡本さんはアッシュダウンの森を撮影してきたのだそう。
つまり、すべて撮りおろしの映像です。
3年ぶりに行動制限がないとはいえ、
まだまだ気軽に海外には行きづらい今年の夏。
立川のPLAY! MUSEUMで、プーさんの世界へ、
アッシュダウンの森へ、行った気分になってみてはいかがでしょうか。
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最後に、どうしても気になってしまったことを。
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原画のプーさんは、赤い服を着ていませんでした。
もちろん原画が正しいのは、重々承知しているのですが。
ディ●ニーにイメージを刷り込まれたせいで、
素っ裸で堂々と歩いているように思えてなりませんでした。
その上、あのオッサンのような声だと考えると、ちょっとした変態キャラです。
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