今回紹介する美術展は、
ラフォーレミュージアム原宿で開催中の “デヴィッド・リンチ展 ~暴力と静寂に棲むカオス” です。
デヴィット・リンチと言えば。
映画 『ワイルド・アット・ハート』 や 『マルホランド・ドライブ』 、
そして、 『ツイン・ピークス』 シリーズでお馴染みの映像作家というイメージが強いですが。
実は、写真作品に、
絵画作品に、
ドローイング作品に、
と、マルチな分野で作品を発表しているのです。
しかも、それらの作品は、映画作品と同じくらいに評価されており、
カルティエ現代美術財団やマックス・エルンスト美術館で大型の個展が開催されたほどなのだとか。
そんなデヴィッド・リンチのアート作品 (ほぼ日本初公開!) が、
今回のデヴィッド・リンチ展では、余すことなく紹介されていました。
また、アート作品に加えて、
リンチ本人が、この美術展のために編集したという実験的な短編映像も紹介されています。
デヴィッド・リンチフリークには、たまらない美術展と言えましょう!
・・・・・・・でも。
デヴィッド・リンチフリークでない方にとっては、
たまらなくダウナーな気分になる美術展と言えましょう (苦笑) !
《MIGHTY MOUSE AND SPACESHIP》 のように、
可愛らしくなくもない作品もありましたが。
基本的に展示されているのは、リンチらしい暴力的でカオスな作品ばかり。
そのパンクな感じは、僕には、どうも合いませんでした。。。
これまでにも、ラフォーレミュージアム原宿では、
“ヘンリー・ダーガー展” や “ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展” を観賞していますが。
そのいずれとも、センスが合いませんでした。。。
僕は、おそらくラフォーレ原宿そのものとセンスが合わないのでしょう。。。
(そう言えば、ラフォーレ原宿で服を買ったことは一度もない!)
ただ、リンチの作風は受付なかったのですが。
リンチの作品や映像作品を、
迷宮のような、怪獣のお腹の中のような不思議な空間で展示するという、
今回の美術展の演出は、素直に面白いと思いました。
ハマる人には、ハマる美術展なのでしょうね( -_-)
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デヴィッド・リンチ展 ~暴力と静寂に棲むカオス
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