都の西北・早稲田大学に行ってまいりました。
たくさんの早大生がキャンパスを行き交う中で、大隈重信像を仰ぎ見たり、
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大隈講堂を観ているうちに、
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ちょっとだけ頭が良くなった気がします。
(↑この発言が、すでにバカw)
さてさて、今回の目的地は、そんな早稲田大学のキャンパス内にある博物館。
旧図書館を再生させる形で開館した會津八一記念博物館です。
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現在、會津八一記念博物館では、来年の2月2日まで、
“富岡鐵斎展” が開催されています。
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こちらは、日本重化学工業株式会社創業者の富岡重憲から寄贈されたコレクションの中から、
“最後の文人画家” と称される富岡鐵斎 (1836~1924) の作品群を紹介する美術展。
やたらと、 「富岡」 が登場しますが、富岡重憲と富岡鐵斎は、血族ではないようです。
あしからず (←?)
ちなみに、富岡重憲のコレクションは、
2004年に會津八一記念博物館に寄贈されるまでは、大田区の山王で、富岡美術館として公開していたのだとか。
(自分の家の近所に、そんな美術館があったなんて、知りませんでした!)
ともあれ、美術館が閉館しても、こういう形でコレクションを公開してもらえるのは、個人的には、嬉しい限り。
しかも、無料で!
富岡さん (=富岡重憲) には、いくら感謝してもし足りません。
さてさて、肝心の富岡作品 (=富岡鐵斎) は、 《寒山拾得図》 や、
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《高士観瀑図》
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《七福神之図》 をはじめ、
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10点近く展示されています。
どの絵も、お世辞にも、 「巧いなぁ」 と感じる絵ではないのですが (笑)
これ以上ないくらいに味があり、コクもある独特の絵のタッチは、観れば観るほどクセになりました。
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“富岡鐵斎展” が、もちろん今回の来訪のメインでしたが。
実は、もう一つ楽しみにしていたものが。
それが、こちら↓
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博物館の正面ホールの階段上に設置された 《明暗》 という大作の日本画です。
この絵は、なんと横山大観と下村観山の合作。
明 (=太陽) を観山が、暗 (=雲煙) を大観が描いています。
ちなみに、使われている紙は、福井県の製紙家・岩野平三郎に特注した世界最大の手漉き和紙だそうで。
その和紙の紙漉き用の設備を作るだけで、2000円も要したのだとか!
(当時の早稲田大の授業料は、文系で140円)
さらに、この大作のために、大観は秘蔵していた乾隆帝時代の中国墨を用いたそうのだそうです。
なんとゴージャスな1枚でしょう!!
残念ながら、階段は上がれないようになっているため、絵の近くに寄ることは出来ませんでしたが。
それでも、そのオーラは十分に感じることが出来ました。
最後に、常設展も、じっくりと観賞してきました。
こちらも見応え十分です。
特に印象に残ったのが、 《駝丁俑》(画像:右) という作品。
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どう見ても、 「悲しいとき~!」 と言っているようにしか見えません (笑)
悲しいとき~!美術ブログのランキングの順位が下がったとき~!
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