~前回までのあらすじ~
日本全国に国宝が1136件もあるの、なぁぜなぁぜ?
しかも、毎年増えていくの、なぁぜなぁぜ?
国民の宝と言いつつ、国民全員に何の相談もせず、
文化庁がいつのまにか勝手に増やしているの、なぁぜなぁぜ?
どう考えても全部観るのは不可能なのに、
全部観るまで国宝ハンター企画を続けるの、なぁぜなぁぜ?
富山県第2の都市、高山市にある伏木駅にやってきました。
郵便ポストの上に仏像が乗ってたり、
台車の上に謎のキャラが乗ってたり。
さすが、“ふしぎなふしき”と自称するだけはあります。
そんな伏木駅から歩くこと約5分。
昨年12月に重要文化財から、
昇格したばかりの国宝があります。
その国宝があるのは、勝興寺。
越中における浄土真宗の重要なお寺です。
さて、そんな勝興寺には、
“ふしぎなふしき”の地にあるだけに、
「天から降った石」や「水の涸れない池」といった・・・・・
七不思議が存在しているそうです。
ただ、もちろんこれらは国宝ではありません。
このたび、国宝に指定されたのは、こちらの本堂です。
本堂が目に飛び込んできた瞬間、
その大きさに思わず、「でかっ!!」と声を上げてしまいました。
それもそのはず。
間口39.3m×奥行き37.4m×高さ23.5m。
国宝・重要文化財の建造物の中で、
この本堂は、全国9番目の規模を誇るそうです。
ちなみに。
質実剛健な外観とは対照的に、
内部はとても煌びやかな印象でした。
さらに、勝興寺には本堂以外にも、
国宝に昇格を果たしたものがあります。
それは、こちらの建物内にある・・・・・
大広間と、
式台(=玄関の入り口にある低い座敷)です。
特徴的なのは、大広間に、
貴賓のための「上段の間」があること。
本堂は大きいわ、格式の高さは兼ね備えているわ。
それが大きな理由となって、このたび晴れて、
《勝興寺本堂・大広間及び式台》(ジャンル:建造物)が国宝になったそうです。
なお、大広間と式台でひと際目を引く、
鮮やかな緑の桐と菊が配置された壁や襖は、
ここ近年、元の姿に修復されたものなのだとか。
今まで多くの国宝の建造物を観てきましたが、
いい意味で・・・いや、やっぱり文字通りの意味で、
歴史ある雰囲気と、全然合っていないといいましょうか。
なんというか、『志村けんのバカ殿様』のセットのような。
「これでいいものなのだろうか?」と、
個人的には、ちょっと腑に落ちないものがありました。
ちなみに。
腑に落ちないといえば、駅前で見かけた看板も。
そこには、『デカローソクのお寺』と書かれていました。
確かに、そう言えば、本堂に大きなローソクはありました。
ただ、「デカローソク」ってほどではないような・・・。
というか、他にもっといろいろと特徴的な要素があったような・・・。
何で「デカローソク」が一番のアイデンティティだと思ったのでしょう??
今現在の国宝ハンティング数 1050/1136
1位を目指して、ランキングに挑戦中!
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです