東京駅八重洲口にあるグラントウキョウサウスタワー。
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その1階に新たなアートスペースが誕生しました。
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その名も、BUG。
「この世界に、バグを。」をキーメッセージに、
株式会社リクルートホールディングスが運営するアートスペースです。
リクルートといえば、つい先日まで、
クリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデン、
と、歴史ある2つのギャラリーを運営していました。
その2つのギャラリーが統合する形で、
新たなスタートを切ったのが、BUGです。
それゆえ、スペース内の随所には、2つのギャラリーで、
毎年開催されていたチャリティープロジェクトにまつわる・・・・・
招き猫やヒノキの枡といったアイテムがありました。
スペース名こそ、すっかり変わってしまいましたが、
ちゃんと2つのギャラリーの遺伝子は受け継がれているようです。
ちなみに。
クリエイションギャラリーG8には、
小さなカフェBOXが併設されていましたが。
BUGのスペース内には、BUG Cafeが併設されています。
コンセプトは、“偶然を味わう”カフェとのこと。
こちらには「はちあわせコーヒー」なる仕組みがあるそうで。
5杯分のコーヒーチケットを買うと、
もれなくおまけで1杯分のチケットが付いてくるそうです。
そのコーヒーを知らない誰かに、プレゼントすることができるのだとか。
さて、そんな素敵な“はちあわせ”があるかも、
なBUGのこけら落としとして開催されているのが、
“雨宮庸介個展「雨宮宮雨と以」”という展覧会。
かつてガーディアン・ガーデンで開催されていたコンテスト、
“ひとつぼ展”で2000年にグランプリを受賞した雨宮庸介さんの個展です。
“雨宮宮雨と以”という不思議な展覧会名は「あめみやきゅうとい」と読むそう。
作家の苗字である「雨宮」を逆さまにして、「宮雨=きゅう=Q」。
「と以」は「とい=問い」を意味しているのだとか。
・・・・・わかったようなわからないような。
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なお、この展覧会は雨宮さんにとっての、
“人生最終作のための公開練習”として行われているものだそうで。
その要素として、「身体(作家自身)」「スクリプト(原稿)」「彫刻」の3つの要素があるとのこと。
それゆえ、会期中はほぼ毎日、雨宮さんによるパフォーマンスが行われるそうです。
で、それらを含む過去のパフォーマンスで紡いできた言葉、
つまりスクリプトがレーザーで焼き付けられているのが、こちらの最新作。
その名も、《原稿彫刻》です。
で、さらに、その《原稿彫刻》のすぐそばには、
2001年頃に作られたものから最新作まで彫刻作品が、
インスタレーションという形式で展示されていました。
それらの中には、雨宮さんの代名詞というべき、
溶けたりんごをモチーフにした「apple」シリーズはもちろん、
Reborn-Art Festival 2021-22で発表された《石巻13分》の記録映像も含まれています。
中でも個人的に一番印象に残っているのが、
《1300年持ち歩かれたなんでもない石》というプロジェクト。
こちらは、2014年にスタートし、1300年後まで、
つまり、3314年まで行われる予定という超壮大なプロジェクトです。
まず、雨宮さん本人が初代を務める「セワヤク」と呼ばれる人がいます。
「セワヤク」は2014年に6人を「イシモチ」に指名しました。
選ばれた「イシモチ」たちは、好きな場所で好きな石、
それも、何の変哲もない石を拾い、それを「セワヤク」に渡します。
「セワヤク」は、その石を金属製のカプセルに入れて、「イシモチ」たちに返しました。
「イシモチ」たちはそれぞれの石に名前を付け、それから5年間持ち歩き続けます。
5年経ったら、「イシモチ」は次の「イシモチ」を指名し、石を手渡します。
指名された新たな「イシモチ」たちは、受け取った石を5年間持ち歩き続けます。
そして、5年経ったら・・・・・の繰り返し。
「セワヤク」はウェブサイトなどを使って、その記録を続けていくそうです。
果たして、1300年後、正確には、1291年後には、
6人の「イシモチ」と6つの石はどうなっているのでしょうか。
考えると、ちょっとだけワクワクしてきました。
ただ、面倒くさそうなので、自分は関わりたくないですが(笑)
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