WHAT MUSEUMに、WHAT CAFEに、TERRADA ART COMPLEXに。
アートの島として進化し続けている天王洲アイル。
以前、そんな天王洲アイルの中で、
無料で観れる三島喜美代さんの美術作品を紹介しましたっけ。
あれから数年の間に、天王洲アイルには、
無料で観れる美術作品が激増しているようです。
例えば、東京モノレールの天王洲アイル駅。
こちらには、アートチームSIDE COREのメンバーである松下徹さんの壁画があります。
また例えば、文化・スポーツを起点とした施設「アイルしながわ」。
その全面には、吉野ももさんによって、
トリックアートのような絵が描かれています。
さらに、広告ビジュアル制作業界最大手、
株式会社アマナの天王洲オフィスの前には・・・・・
パリを拠点に活動するグラフィックアーティスト、
ダミアン・プーランによるカメラを構えたネコ作品が設置されています。
他にも、天王洲にはまだまだ無料で観れる美術作品がありますが、
個人的に印象に残っているのは、天王洲パークサイドビルで目にした作品です。
続・無料で観れる美術百選047
加藤智大《Anonymous》
作者は、1981年東京都生まれの加藤智大さん。
鉄を素材に作品を制作しているアーティストです。
こちらの《Anonymous》もステンレス製で、
まるで長い1本の金属のリボンが螺旋を描くように人物が形作られています。
Anonymous=匿名の。
ということは、おそらく特定のモデルがいるわけではないのでしょうが。
何よりも気になったのは、そのお腹。
やたらとぽっこりしています。
ナイシトールのCMとか、
特茶のCMとかで見かける感じの。
これまで数多くの人物像を目にしてきましたが、
そういえば、ぽっこりお腹の男性像は記憶がありません。
ちなみに。
アートの島・天王洲アイルは、
都内でも人気のジョギングコースでもあります。
この取材中に何人ものジョガーを見かけました。
天王洲のジョガーを見つめ続ける《Anonymous》。
いや、あなたも走ったほうがいいですよ。
<無料で観れる美術 データ>
天王洲パークサイドビル
住所:東京都品川区東品川2-5-8
アクセス:○りんかい線「天王洲アイル」駅より徒歩1分
○東京モノレール「天王洲アイル」駅より徒歩2分