1994年の1月に連載がスタートし、
今年でちょうど30周年を迎えた国民的漫画『名探偵コナン』。
それを記念して、現在、サンシャインシティでは、
“連載30周年記念 名探偵コナン展”が開催されています。
連載開始から30年経った今も人気は衰えず、
いや、むしろ、人気は右肩上がりで増えているようで。
昨年2月には全世界累計発行部数が2億7000万部を突破したそうです。
これは、あの『ドラゴンボール』を抜いて、
日本国内の漫画で第4位に当たる発行部数なのだとか!
『金田一少年の事件簿』派だった自分としては、
『名探偵コナン』とここまで差が開いてしまったのは、少し寂しい限りです。
と、それはさておきまして。
本展では、「CONAN's Words」や「CONAN's Love」など、
全部で6つのテーマで、『名探偵コナン』の世界が紹介されています。
個人的にはミステリ好きなので、「CONAN's Mystery」コーナーが興味深かったです。
こちらでは、マンガに登場した暗号や、
ダイイング・メッセージが紹介されています。
答えが気になって、改めて漫画が読みたくなりました。
近々、漫画喫茶に行かなければ。
それから、個人的にツボだったのが、「CONAN's HANNIN」のコーナー。
これまでに作中で登場した凶器が展示されていたり。
歴代の犯人が大集合していたり。
(ネタバレにもほどがありますw)
伝説のトラウマ回としてファンに知られる『図書館殺人事件』。
その犯人、津川館長が等身大パネルで再現されていたり。
さらには、ファンからは“神回”と人気の高いエピソード、
「ピアノソナタ『月光』殺人事件」のあの楽譜も再現されていました。
そうそう、再現と言えば、こんなものも。
こちらは、コナンが嵌めている腕時計型麻酔銃に仕込まれている麻酔針。
もっと細くて、小さな針だと思っていましたが、意外とそうでもなかったです。
毎回、この針が毛利小五郎の首に刺さっていたのかと思うと、ちょっとゾッとしますね(笑)
なお、これまでに毛利小五郎は55本も刺さっているそう。
そして、鈴木園子も13本。
改めて考えると、結構な傷害事件である気がしてきました。
この事件が発覚して、コナン君が逮捕されることがありませんように。
さてさて、展覧会では他にも、
漫画家の青山剛昌さんの仕事場の再現や、
人気漫画家たちからお祝いメッセージなども紹介されていましたが。
『名探偵コナン』の原画は、それほど展示されていません。
漫画の展覧会と思って行ったので、少し肩透かしを食らいました。
漫画の絵としての魅力というよりも、その世界観にフォーカスした展覧会。
あくまで展示はパネルがメインです。
まるでガイドブックを巨大化させたような。
あるいは、ガイドブックが大きくなったわけではなくて、
自分のほうが、APTX4869で身体が縮んでしまったのかもしれません。