寺田倉庫G1ビルで開催中の展覧会“ゴッホ・アライブ”に行ってきました。
こちらは、オーストラリアの企画会社グランデ・エクスペリエンセズが手掛けるもので、
床や壁一面に3000点ものゴッホの作品画像や言葉などが投影される没入型の展覧会です。
2011年にシンガポールで開催されたのを皮切りに、
これまで世界99都市を巡回し、900万人以上を動員しました。
その記念すべき100回目の会場に選ばれたのが、東京。
さすがゴッホと相思相愛な国、ニッポンです。
ところで、ゴッホの没入型展覧会といえば、
2022年に角川武蔵野ミュージアムでも開催されていましたっけ。
ちなみに。
改めて、その際の記事を読み返したら、
コロナ療養明け一発目に訪れた展覧会でした。
病み上がり直後に、ゴッホって!
もっとあっさりした展覧会を観ておけよ!
と、過去の自分に思わずツッコんでしまいましたが、それはさておき。
調べてみると、角川武蔵野ミュージアムでのものは、
フランスのジャンフランコ・イアヌッツィなる人物が手掛けていたそう。
どうやら2つは別物のゴッホの没入型展覧会であるようです。
2つを見比べた率直な感想としては、
内容的にはそこまで大きな違いはなかったような・・・。
強いて言えば、角川武蔵野ミュージアムのほうが、
床一面にも映像が投影されていた分、没入感が強かった気がします。
ただ、“ゴッホ・アライブ”は「五感で楽しむ」がコンセプトなだけあって、
画像ではまったく伝わりませんが、ゴッホの世界をイメージした香りが広がっていました。
目と耳だけでなく、鼻でも楽しめるというのは新感覚の体験。
それが味わえただけでも、訪れた甲斐はあったように思います。
また、“ゴッホ・アライブ”では、映像コーナー以外にも、
《アルルの部屋》を模したフォトスポットも用意されていました。
椅子やベッド、壁、窓、扉などなど、
室内のすべてが、ゴッホ風の筆致で塗られています。
僕は泊まりたくはないですが、
こういう部屋のホテルを実際に作ったら、
ゴッホのファンにはウケそうな気がしました。
さらに、ゴッホと言えば、ひまわり、
ということで、ひまわりのフォトスポットも。
・・・・・・う~ん、これはゴッホなのでしょうか?
ゴッホ感よりも、ミスチル感のが勝っていたような。
それから、ゴッホの《星月夜》をモチーフにしたというフォトスポットもありました。
確かに、床には《星月夜》が描かれていましたが・・・・・・・で?
大量の電飾がチカチカと光っていましたが、
《星月夜》のイメージはほど遠かったですし。
なんちゃってチームラボ。