私、アートテラーのとに~が、
アートに関わる方をゲストにお迎えして、
トークを繰り広げるPodcast番組。
それが、『そろそろ美術の話を…』です。
2020年8月23日より配信をスタートし、
今年でいよいよ5年目に突入いたしました。
おかげさまで再生回数は多いのですが、
リスナーさんからのリアクションはほとんどありません(笑)。
Podcast番組史上もっともサイレントリスナーさんの多い番組なのではないでしょうか。
ちなみに。
やはり美術業界の方に多く聴いて頂けているようで、
これまでに何度か美術館の受付や監視員をされている方に、
「もしかして、とに~さんですか?いつも聴いてます」と声バレしたことがあります。
ある時は、カフェで友達と喋っていた際に、声バレしたことも。
自覚はないですが、わりと特徴的な声なのかもしれません。
下手なことはできないですね。
特にオレオレ詐欺とか。
さて、本日は、アートーク代表の新井まるさんと、
月1ペースでお届けしている「Art Watching」の1月号が配信されましたが。
ついに、来週2/3に、通常ゲスト回が100回目を迎えます!
これまでには、日動画廊の長谷川智恵子さんや、
岡田美術館館長で国際浮世絵学会会長の小林忠さんをはじめ、
そうそうたる方々がゲスト出演してくださいました。
改めて振返ってみると、まぁ、ものスゴいラインナップですね。
よくぞこれだけの方々がご協力してくださったものです。
我ながら、キャスティングを頑張りました。
誰も褒めてくれないので、自分で褒めておこうと思います(笑)。
さて、気になる100回目のゲストは誰なのか!?
それはオンエアのお楽しみということで。
本日は、100回直前を記念しまして、
過去の放送回から、個人的に特にオススメの回をご紹介いたしましょう。
オススメ その1
#081 ミッフィーやベルばらから、池大雅まで。小林学芸員の美術遍歴について
岡田美術館のチャーミングな小林優子学芸員の魅力が溢れに溢れまくった回。
展示作業で一番テンションがあがるものの話や、
コンビニの駐車場でイノシシと遭遇したエピソードが、個人的にツボです。
終始、笑いの絶えない収録でした。
オススメ その2
#098 東京都写真美術館と日本の新進作家展について
こちらは、最近配信されたばかり。
東京都写真美術館で開催されていた展覧会、
“見る前に跳べ 日本の新進作家 vol.20”を担当した浜崎学芸員と、
出展作家の一人であるうつゆみこさんにゲスト出演頂きました。
それぞれ素敵な方なのですが、
2人が合わさると、より魅力が増幅されるといいましょうか。
マッチングトークならではの面白さが味わえる回です。
オススメ その3
#084 美術館広報の仕事について
番組としては初となる美術館広報さんがゲストの回。
広報のお仕事とはどういうものなのか。
千葉市美術館の磯野愛さんに、たっぷりと語ってもらっています。
この配信を聞いた他の美術館の広報の方々から、
「学芸員以外の仕事にも注目してくれてありがとうございます!」と、
たくさんの言葉やメールを頂きました。
美術にまつわる仕事は他にもたくさんあるので、
2024年はそういう人たちにも、もっとゲスト出演してもらおうと思います。
オススメ その4
#088 玉田多紀の段ボール物語 前半
2023年もっとも反響が大きかったゲストは、
間違いなく、段ボール造形作家の玉田多紀さんでしょう。
収録中は、マシンガントークが一切止まらなかったです。
前後半併せて約2時間収録しましたが、体感的には20分くらいでした(笑)。
ちなみに、この配信を聞いた母は、
すっかり玉田さんのファンになったそうで、
サインが欲しい旨のメールが送られてきました。
オススメ その5
#067 19世紀フランスを代表する画家エドゥアール・マネについて
“小野様”こと小野寛子学芸員は、
この番組が生んだ一番のスターと言っても過言ではありません。
毎回爆笑をかっさらっていきますが、
特に3回目の出演となるこの回は、ファンの間で神回となっています。
ちなみに、この出演回でたっぷり話して頂いた展覧会、
“日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―”が高く評価され、
小野さんは昨年第18回西洋美術振興財団賞「学術賞」を受賞されました。
それも含めて、神回です。
他にもまだまだオススメしたい回はあります。
いや、逆に、オススメしない回は、
1、2本くらいしか思いつかないです。
なので、時間のある時にでも、ゆっくりと聴いて頂けましたら。
なんせ無料ですので。