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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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筆あとの魅力─点・線・面

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ブリヂストン美術館に行ってきました。

現在開催されているのは、毎度おなじみの (?) ブリヂストン美術館のコレクション展。
展示されている作品自体は、前回開催の “気ままにアートめぐり” と、ほぼ一緒でした (笑)
なので、星の数も前回と一緒で、1つ星。
星

前回と変わったことと言えば、第2室を使用して、
“筆あとの魅力─点・線・面” というミニ美術展が開催されているくらい。

こちらのミニ美術展では、ブリヂストン美術館コレクションの中から、
“筆あと” が特徴的な絵画として選抜された28点の作品が紹介されています。
そんな・・・

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-rogo


BRD28の主なメンバーをご紹介いたしましょう。
(注:名付けたのは、僕です。ブリヂストン美術館の公式見解ではありませんw)

・「点」 が特徴的なチーム点

ゴーギャン 《馬の頭部のある静物》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-馬の頭部のある静物


パウル・クレー 《島》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-島


・「線」 が特徴的なチーム線

カンディンスキー 《二本の線》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-二本の線


藤田嗣治 《猫のいる静物》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-猫のいる静物


・「色面」 が特徴的なチーム面

セザンヌ 《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-シャトーノワール


藤島武二 《東海旭光》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-東海旭光


会場では、全メンバー (?) それぞれに、キャプションが付けられており、
これらの作品が選抜された理由や作品に関する簡単な解説も、併せて紹介されています。
それらも参考にしつつ、自分が推したいBRD28メンバーを選んでみてはいかがでしょうか?

ちなみに、僕の推しメンは、ザオ・ウーキーの 《07.06.85》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-07.06.85


青く静謐な画面が印象的な、こちらの絵は、
もちろん色面が特徴的な作品として紹介されていました。
まさに、推し面 (←結局、これが言いたかっただけw)


ただ、確かに、BRD28メンバーは、どれも線や点、色面が特徴的でしたが。
冷静に考えてみると、それは、どの絵にも言えることであるような・・・。

“筆あとの魅力─点・線・面” のコーナーではなく、
普通に常設展示されていた作品の中にも、ローランサンの 《二人の少女》 や、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-二人の少女


デュフィの 《オーケストラ》 のように、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-オーケストラ


線や点、色面が特徴的な絵画作品は、ごろごろありました・・・。

結果として、ブリヂストン美術館が、
今回あえて “筆あとの魅力─点・線・面” という美術展を開催した理由が、イマイチわからずじまい。
僕の心の中には、モヤモヤしたあとが残っています。



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