現在、森美術館では、 “メタボリズムの未来都市展” という建築展が開催されていますが。
(1月15日まで。お早めに!)
東京都現代美術館でも、建築展が開催中です。
(こちらは、1月9日まで。よりお早めに!)
その名も、
“建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ””
・・・と、タイトルだけ目にしても、よくわからない感じ。
気を取り直しまして。
「タイトルがピンと来なくたって、告知文を見れば、まぁ、理解は出来るでしょ♪」
HPの告知文を読んでました。
以下、抜粋。
「21世紀にはいり、情報化や都市化の進行によって、新たな生活形式やパブリックスペースが生まれてきています。本展は、環境や都市の問題、人口の増加やその構成の変化など、私たちをとりまく状況の変化に対して、建築家、アーティストがどのようにこたえ、空間をつくっていくのか、その提案、実践を示すものです。その空間は、人々に新しい体験やアプローチを促し、環境との潜在的な可能性を顕在化させてくれます。アーティストの提案は新しい世界観のメタファーとして建築家の実践的提案と響き合い、きたるべき「人間性」についてのイメージを複数の角度から指し示します。
3.11の震災を含め、自然災害や政治的・社会的不安は、なんらかの形で常に世界各地の現実のなかに存在します。こうした状況に対して、建築は人々にとってどのような存在でありうるのでしょうか。本展においては、日本を含め世界各地における人々や自然、社会の内外において多様な経験・思考から導かれる建築の普遍的な表現と、ローカルの知恵や技術との融合に見いだされる「発見」が展覧されます。」
・・・と、これまた、よくわからない感じ。
さらに、気を取り直しまして。
「タイトルがピンと来なくたって、告知文が理解できなくたって、行けば、まぁ、なんとかなるでしょ♪」
思い切って、行くだけ行ってみました。
・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・と、やっぱり、よくわからない感じ。
いわゆる、 「建築展って、ムズカシイ」 を地で行く感じの建築展でした。
出展しているのは、
伊東豊雄さん、妹島和世+西沢立衛/SANAAをはじめ、14カ国28組の建築家・アーティスト。
顔ぶれは、そうそうたるものでした。
個々の作品を観れば、それなりにインパクトもあって、印象的なものも多々あったのですが。
いかんせん、それらの作品の根底に、共通するものが見受けられませんでした。
一体、何がテーマの建築展なのか、最後の最後まで、わからずじまい。
とりあえず、何となく集められた建築家・アーティストたちが、
「とりあえず、今、こんなことしてまっせ」 というものを、ただ見せたようなだけの感じ。
美術展としては、 「星なし」 って感じ。
でも、個々の作品で印象的なものが多々あったので、
1つ星って感じ?
では、具体的に、印象に残っている作品をご紹介。
まずは、現代建築を代表する世界的な建築家フランク・O・ゲーリー。
彼の最新作であるニューヨークの 《ビークマン・タワー》 の模型が紹介されていました。
「ちょwwwビルの模型が、へなへなすぎるwww」
と、笑ったのも束の間。
実際に、建っているビルの写真を見て、
模型がへなへななのでなく、実際のビルもへなへなであることがわかったのです。
皆様、目の錯覚ではありません (笑)
現在、マンハッタンで、実際に目にすることが出来るビルです。
世界の建築は、やはりスゴい。。。
いやいや、日本の建築家だって、変な建築を作れます。
(↑何で、対抗心を燃やしているんだ?!)
それは、藤本壮介さんの 《House NA》
会場には、5分の1サイズの模型が展示されていたのですが、
「ちょwww住宅の模型が、スケスケすぎるwww」
と、思わず吹き出しました。
ところが、これまた、実現の建物であることがわかったのです。
ちなみに、こちらは、youtubeでの動画↓
皆様、CGではありません (笑)
現在、都心のどこかで目にすることが出来る (…らしい) 住宅です。
「お父さん、パンツ1枚で、家の中ウロウロしないでよ~」 とか、あり得ない住宅。
最後にご紹介したいのは、SANAAによる 《ロレックス・ラーニング・センター》
この不思議な建物の模型も、もちろんインパクトがありましたが、それよりも。
この 《ロレックス・ラーニング・センター》 を題材に、
映画界の巨匠ヴィム・ヴェンダースが制作した映像作品 《もし建築が話せたら...》 がオススメです。
作品のタイトルずばり、
「もしも、 《ロレックス・ラーニング・センター》 が話せたら、こんなことを話している」
という映像作品です。
しかも、3D!
物語の途中で、セグウェイに乗った2人の男女が何気に登場します。
“何で、セグウェイwww”
と、よく見ると、その2人は、妹島和世さんと西沢立衛さん。
SANAAの2人ではないですか。
セグウェイに乗る妹島和世さん。
そんな超貴重なお宝映像 (?) が見られるのは、東京都現代美術館だけ!
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建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”
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