今世界で一番アーティストに愛されているクールな街。
それが、ベルリン。
そんなベルリン最新アート事情を紹介すべく、
ベルリンに住む18組 (12カ国) のアーティストたちの作品が展示されている美術展が、
“ゼロ年代のベルリン―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)”
東京都現代美術館にて、1月9日まで。
あともう少し!
正直なところ、ベルリンのアートが、そこまで熱いことを知らなかったので、
18組の出展アーティストの大半を、存じ上げませんでした。
「ネヴィン・アラダグ?キアスティーネ・レープストーフ?それ、うめぇのか??」
といった感じです。
唯一名前を知っていたのは、ミン・ウォン。
昨年、原美術館で個展を開催されていたアーティストです。
『映画』 をテーマに制作する映像作家ミン・ウォンが、今回挑んだのは、こちら。
1968年のイタリア映画 『テレオマ』 の主要な登場人物6名すべてを、ミン・ウォンが演ずるという映像作品。
アート的に面白い…というよりも、
ミン・ウォンが、タカアンドトシのタカに似ているので、妙に面白かったです (←そこ?笑)
そんなタカ似の男性が登場する映像作品以外で印象に残っているのは、
マティアス・ヴェルムカ&ミーシャ・ラインカウフというコンビによる映像作品。
トンネルや高速道路など、街のいたる所で、ブランコをする。
ただそれだけの映像作品。
しかし、
「えっ、何でそこにブランコが?!」
という箇所にブランコが設置されていることと (例:橋の欄干や、街灯など) 、
そのブランコを、人が、ただただ漕ぎ続けるというシンプルな行為の積み重ねが、不思議な味わいを生んでいました。
その作品に、ちょっとだけイメージが近い参考映像↓
そして、今回僕の中でピカイチにハマったのも、映像作品。
クリスチャン・ヤンコフスキーによる 《キャスティング・ジーザス》 です。
ヤンコフスキーは、通販番組やオーディション番組など典型的なテレビ番組をパロディする映像作家。
今回発表している新作は、
「バチカンの司祭らが審査員となり、キリストのイメージに最もふさわしい俳優をオーディション形式で審議する」
という映像作品。
アート作品を観ているというよりも、バラエティ番組を見ているようでした (笑)
真面目にくだらなくて、トリビアの種みたいな感じ。
さてさて、今回の美術展。
全体としては、
“う~ん。現代アートってよくわからん。。。”
の典型例のような印象でした。
上で紹介した3つの映像作品以外は、
正直、僕には、ピンと来ませんでした。
むしろ、ヤンコフスキー展を希望。
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ゼロ年代のベルリン
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