都営地下鉄大江戸線飯田橋駅のぶっ飛んだ地上出口 (C3) を出て・・・
徒歩1分の距離にあるのが、こちらの日中友好会館です。
その1階に位置する日中友好会館美術館にて、
現在、 “☆空飛ぶ芸術☆ 山東省濰坊凧の世界展” という展覧会が開催中です。
2月24日まで。
会場は、凧でいっぱい。
右を見ても、左を見ても、上を見ても、凧だらけです。
ただ、凧とは言っても、僕らが知っている凧とは、どことなく違うような。。。
それもそのはず。
実は、今回展示されている凧は、すべて中国の凧。
それも、中国凧の四大産地のひとつで、
最も歴史が古いとされる山東省濰坊 (いぼう) 市の凧なのです。
(・・・って、中国の凧事情は全く知りませんでしたがw)
濰坊の凧の最大の特徴は、ありとあらゆるものを凧にしてしまうこと。
鳥の姿をした凧があれば、
虫の姿の凧もあり、
野菜の姿の凧もあれば、
漢字をモチーフにした凧もありました。
・・・・・いろんな意味で、飛ばしている気がします (笑)
さらに、濰坊の凧は、立体的な造形を、より得意としているそうで。
鳥かご型や、
龍のような何やらかの形など、
もはや飛びそうな気配のない凧も多数ありました。
中でも、特に飛びそうになかったのが、こちらの凧↓
凧というより、もはや箱。
でも、3人がかりで、この凧を飛ばすことは可能なのだとか。
さすが4000年の歴史がある中国。
凧の文化も、日本とは比べようもありません。
また、濰坊の凧の代名詞とも言えるのが、
龍の頭を付けたムカデ連凧です。
その長さは、なんと30m以上!
このムカデ連凧が、大空を飛んでいたら、それはそれは圧巻な気がします。
ちなみに、今回の展覧会には、120点以上の濰坊凧が出展されていたのですが。
それらすべてを、 その道50年以上という大ベテランという、
濰坊市政府公認の “凧明星(凧工芸優秀職人)” である孫継和氏さんが一人で制作したのだとか。
正直、展示されている凧の中には、若干やっつけ仕事っぽいのもありましたが、
一人ですべて制作したのでしたら、多少は目をつむることにしたいと思います (笑)
そして、今回の展覧会の最大の目玉は、その孫継和氏さんが再現に成功したこちらの凧。
凧の元祖と言われる “木鳶” (=木製の凧) です。
立派な凧であることは、一目見てわかりますが。
それ以上に、この凧が本当に飛ぶのかどうか、
そもそも、凧と認識していいのかどうかすら不明。
是非、大空を舞う木鳶の姿を観てみたいものです。
日本で目にする機会は、ほとんどないであろう濰坊凧の数々に、だいぶ目を楽しませて頂きました。
しかも、無料で観れるだなんて、まさに気分はアゲアゲ。
1つ星です。
無料で観れるのが、何よりも嬉しい展覧会。
無料で観れるということを、耳にタコが出来るくらいに言ってみました。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在12位)
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☆空飛ぶ芸術☆ 山東省濰坊凧の世界展
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