熊谷守一美術館 3階ギャラリーで開催中の・・・
“寺田政明展 発芽する絵画” に行ってきました。
こちらは、豊島区が主催する美術展で、
昨年に生誕100年を迎えた画家・寺田政明 (1912~1989) がフィーチャーされています。
豊島区が主催ということもあって、入場料は、なんと無料! (よっ、太っ腹!)
《早晨の集り》 や、
《犬のいる風景》といった豊島区が所蔵している寺田政明作品だけでなく、
板橋区立美術館蔵の 《夜(眠れる丘)》 や、
練馬区立美術館蔵の 《花と骨》 など、
豊島区に隣接する区の区立美術館が所蔵する寺田政明作品も併せて展示されていました。
また、 《コンパス(人間を感じて)》 のような貴重な個人蔵作品も出展されており、
十分に満足感が得られる美術展になっていたと思います。
ちなみに、寺田政明の息子に当たるのが、俳優の寺田農さん。
『天空の城ラピュタ』 のムスカ大佐の声優を務めたことでもお馴染みの人物です。
そんなことを頭の片隅に入れながら、鑑賞していたからでしょうか・・・。
今回の目玉作品である 《発芽A》 と 《発芽B》 が並んでいるのを目にした瞬間・・・
“あぁぁ、芽がぁ、芽がぁ~~~あああああああ~~~~”
と、思わず叫びそうになりました (笑)
それは、ともかくも。
植物でありながら、どこか虫のようでもあり、古代遺跡の遺物のようでもあり。
その不思議で独特なフォルムや、この絵が発する得体のしれない存在感は、ただものでありません。
日本におけるシュルレアリスムの代表者と評されるのも納得でした。
他にも、 《坂道(板橋前之町付近)》 や、
ジョジョを彷彿とさせるデッサン群など、見どころはありましたが。
会場が狭く、点数が少ないのが、やや難点。。。
「3分間待ってやる」 くらいで美術展を一通り観終えてしまえるほどです。
有料にはなりますが、1階2階の熊谷守一常設展示と楽しむのがベターかも。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位)
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寺田政明展 発芽する絵画
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