国立新美術館には、両手では数えられないほど足を運んでいますが。
こちら側 (青山霊園) から国立新美術館を望んだのは、実は初めてのこと。
そして、こちら側に、六本木トンネルなるトンネルがあることも、初めて知りました。
(散歩してみるものですね!)
そしてそして、その六本木トンネルの側道に、壁画が描かれているのも、初めて知りました。
どう見ても落書きではなく、完全にプロの犯行です。
足を止めて、じっくり観てみると・・・
桑久保徹さんの 《ROPPONGI SEASIDE TUNNEL》 という作品であることが判明!
そして、こちらは、鮫島大輔さんの 《東京八景》 と判明。
“なぜ、こんなところに、アーティストの作品が??”
と、疑問に思っていたところ、こんなキャプションを発見。
なるほど。
東京都によるストリートペインティング事業というものがあったのですね。
個性溢れる5人のアーティストの壁画が並んでいたわけですが、
その中で、一点だけ異彩を放っていたのが、こちらの作品・・・↓
新・無料で観れる 美術百選 009 北川純 《ジッパー》
北川純さんと言えば・・・。
街中にある裸体像にTシャツを着せてみたり、
エロはかるたなるものを作ってみたり、
湘南台駅の地下通路に、風船に下着を付けたバルーンアートを設置し、即時撤去されたり。
なかなかに、おバカ度の高い現代アーティストです (笑)
そんな北川さんの作品にしては、まだまともな方ではないでしょうか (←?)
しかし、ジッパーが笑っているように見えたり、
『YKK』 ではなく、 『JUN』 になっていたり、
と、さすがの遊び心です。
ちなみに、キャプションには、こうありました。
え~っと、失礼を承知で言わせて頂きましょう。
「ひっぱらねーよ (笑) !!!」
<無料で観れる美術 データ>
六本木トンネル
住所:東京都港区六本木7丁目
アクセス:○東京メトロ千代田線 「乃木坂駅」 より徒歩4分
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新・無料で観れる 美術百選 《六本木トンネル(東京都港区)》
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