数年ぶりに、東京おもちゃ美術館に行ってきました。
(前回の訪問記は、こちらから)
ここは、相変わらず、おもちゃがいっぱいで楽しかったです。
気づいたら、2時間くらい平気で遊んでしまっていました。
そろそろ30歳を迎える大人なのに (笑)
一応、大人なので、遊んでばかりもいられません。
今回の来訪の目的である、
“アメリカと日本の古き時代の玩具 ―FISHER・PRICE TOYS&JAPANESE TOYS in 1930-1980―” も、
バッチリと観賞してきました。
こちらは、日本で初めておもちゃの研究で博士になった春日明夫さん、
その充実したおもちゃコレクションを紹介する企画展シリーズの第3弾。
今回は、1930~80年代 (戦前~戦後) にかけて、
アメリカと日本のおもちゃがどのように変わっていったかを年代順に展示した展覧会です。
たかがおもちゃ、されどおもちゃ。
おもちゃが、時代を映す鏡であることに気づかされる、なかなか深い展覧会でした。
その分、子供たちには、あまり人気のない展示でしたが (笑)
例えば、戦時中の日本のおもちゃ。
おもちゃとは言え、軍国主義的な影響を受けているのがわかります。
しかし、戦後になると、おもちゃから、すっかり戦争の色は消えています。
ただ、1950年代は、まだ混迷期だったゆえでしょうか。
犬なんだか、赤べこなんだか。
おもちゃ自体も、モヤモヤしています (笑)
おそらく、顔に、 『犬』 という漢字が書かれているから、犬ではあるのでしょうが。
さらに、この混迷期は、さらに10年続くようで・・・
1960年代のおもちゃも、なんだかよくわからない感じです。
これらの妙なおもちゃで育った世代が、
いわゆるバブル世代に成長したのかと思うと、なんとなく感慨深いものがあります。
数々展示されていた日本のおもちゃの中で、個人的に一番印象的だったのが、こちら↓
車そのものにも運転手にも、
スポーティーさのかけらも感じられないスポーツカーのおもちゃです (笑)
そんな日本とは対照的に、アメリカのおもちゃは、
木工からプラスチックへと素材は変わるものの、テイストはほぼ同じまま。
ちなみに、今回の展示では、アメリカ生まれの世界No.1のベビー・トイブランド・・・
フィッシャー・プライストイズのおもちゃが中心に展示されています。
いかにも、古き良きアメリカという感じのおもちゃで、
どことなくディズニーランドのウェスタンランドあたりをイメージさせます。
・・・・・なんて思っていたら、
本当に (?) 、ミッキーがたくさん登場。
その中には、明らかに、ディ●ニーの許可を得てないであろうミッキーの姿も (笑)
許可を得てないであろうおもちゃは、こんなところにも。
ス・・・スヌーピーですと!
どう見ても、ただのビーグル犬 (笑)
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アメリカと日本の古き時代の玩具
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