森アーツセンターギャラリーにて、3月8日より始まりました・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
“ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展―パリの夢 モラヴィアの祈り” に行ってきました。
アルフォンス・ミュシャと言えば、
(伊藤園の) 缶コーヒーのパッケージになってしまうくらいに、日本人では大人気のアーティスト。
僕の周りにも、
「美術のことはよくわからないけれど、ミュシャは好き」
というミュシャファン、ミュシャマニア、ミュシャジャンキー (?) が何人もいます。
かくいう僕もミュシャファンの一人。
ミュシャが好きすぎて、堺市立文化館 アルフォンス・ミュシャ館まで行ってしまった経験があるほどです。
それだけに、今回のような大規模なミュシャ展の開催を、首を長~~~くして待っておりました。
展示されているのは、ミュシャ財団が所蔵する自慢のコレクションばかり。
ミュシャの出世作にして最大の代表作 《ジスモンダ》 はもちろん。
ミュシャのポスターの数々に、
ミュシャのリトグラフの数々に、
ミュシャファン、アールヌーヴォー好きにはたまらない、
いわゆるミュシャらしい作品の数々を堪能することが出来ました。
しか~し!
今回のミュシャ展では、ミュシャが描いた油彩画 (約30点も!) や、
ミュシャがアトリエで撮影した写真群や、
あえてパリでの名声を捨て、祖国チェコに戻って取りかかった壁画の習作・・・
などなど。
これまでのミュシャ展では、
あまり取り上げられてこなかったミュシャの作品が多く紹介されているのが、最大の特徴です。
と言いますのも、今回のミュシャ展のキーワードは、ズバリ。
「あなたが知らない本当のミュシャ」
これまでのような・・・
“ミュシャって、パリでこんなに美しい女性像のポスターやリトグラフを描いてた人なんですよ♪”
というミュシャ展を期待していた人は、会場で、少々戸惑ってしまうかもしれません。
ミュシャファンの一人である僕の率直な感想としては、
確かに、もっとミュシャっぽい作品を見たかったという気持ちもありましたが、
逆に、彼の幅広い全ワークスを目の当たりにしたことで、ミュシャという芸術家そのものに興味を覚えました。
これまでは、ミュシャファンはミュシャファンでも、ミュシャの作品のファンでしたが。
このミュシャ展を通じて、ミュシャその人のファンになった気がします。
そういう意味でも、非常に意義深い美術展です。
・・・・・・ただ、 「あなたが知らない本当のミュシャ」 ということを押し出しすぎて (?)
ミュシャがフリーメーソンの一員だったという衝撃の事実まで紹介されていました!
信じるか信じないかは、あなた次第です (笑)
また、今回のミュシャ展には、 「あなたが知らない~」 どころか、
「世界が知らない本当のミュシャ」 とも言うべき、世界初公開作品が2点も出展されています。
(《花に囲まれた理想郷の二人》 と 《スラヴ叙事詩 第9番 クジージュキの集会》)
こちらも、是非お見逃しなく!
ちなみに。
ミュシャファンの心をくすぐるブツは、展示室の外にも。
さすがに、男子ゆえに、このフリフリなミュシャファッションに身を包む気はしませんでしたが (笑)
PansonWorksと限定コラボしたミュシャグッズには、ついつい財布のひもが緩んでしまいました。
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ミュシャ展―パリの夢 モラヴィアの祈り
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