原美術館で前回開催されていた “MU[無]─ペドロ コスタ&ルイ シャフェス” に、
(星なし)
を付けたところ、いろんな方面の方から、
「
(星なし) にしちゃって、大丈夫だった??」
と、心配されてしまいました。
たぶん大丈夫です (笑)
ともあれ、
(星なし) という評価をくだしたことで、
この観シュランガイドという企画が、いかにガチなものかということはわかっていただけたようです。
お世辞も無ければ、媚も無し。
ステマの類では無いのです。
ただし、僕個人としての評価なので、この評価が絶対というわけでは、ありません。
僕が、3ツ星を付けた美術展が、 「私には、つまらかなったけど!」 ってこともあるでしょうし。
反対に、僕が1ツ星を付けた美術展が、 「私には、楽しかったけど♪」 ってこともあるでしょう。
あくまで一つの目安として活用して頂けますと幸いです。
とは言え。
前回、
(星なし) を付けてしまったため、
「原美術館=つまらない美術館」
というイメージが定着してしまうのだけは、アートテラーとしては避けたいところ。
これまでに開催された “ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ”(2012) や、
“Be Alive!―原美術館コレクション”(2011) といった美術展には、ちゃんと2ツ星を付けています。
原美術館は、やれば出来る子なのです (笑)
というわけで、 「今回は大丈夫でしょう^^」 と、特に心配もせずに、
3月20日より始まりました “ソフィ カル―最後のとき/最初のとき” に行ってきました。
![アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ソフィ カル―最後のとき/最初のとき]()
こちらは、フランスを代表する女性現代美術作家の一人であるソフィ カルの個展で、
第12回イスタンブール ビエンナーレに関連して発表された 《最後に見たもの》 と、
《最後に見たもの》(部分) 2010年
カラー写真 ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
《海を見る》 の2作品を、
《海を見る》(部分) 2011年
ヴィデオインスタレーション ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
原美術館ver.に再構成した美術展です。
どちらの作品も、彼女が長年に渡って探求してきた視覚や認識に関するもので、
失明した人々が、その題材となっています。
《最後に見たもの》 は、失明した人々に取材をし、
彼らが最後に見た光景を、写真と言葉で構成した作品です。
(原文はフランス語で書かれていますが、日本語訳を貰えるのでご安心をw)
《海を見る》 は、生まれて初めて海を見る人々の表情を捉えた映像作品。
海を見る・・・とは言っても、彼らは失明しているので、視覚的に目にしているわけではありません。
・・・・・・・・・・・。
率直に言って、これらの作品を見て、特に感じるものはありませんでした。
いや、失明した人々に対して、もちろん同情は禁じえませんが。
それをアート作品に仕上げたからと言って、
「ほら、考えさせられる作品でしょ?」 というのは、非常に押しつけがましいと言いますか。
失明している本人が、自分を作品にするならともかくも、
失明していないアーティストが、失明した人々をテーマに制作したアート作品に、心は動きませんでした。
ソフィ カルの作品そのものにもピンと来ませんでしたが、
原美術館が、わざわざ彼女をあえて紹介したかったこともピンと来ず。。。
グループ展の中の一人の作家としてなら、また僕の感じ方も違ったのでしょうが、
ソフィ カル推しで個展が開催されていた理由が、最後までよくわからなかったです。
強いて言うなら、失明した人々をテーマにしたソフィ カルの作品が展示されたことで、
白を基調とした光が差し込む原美術館の展示室が、美術館というよりも病院っぽく感じられて新鮮でした (←?)
作品そのものの持つ力も量も、今一つ物足りず、早足ならば5分。
ゆ~っくり見ても、20分あれば事足りてしまう美術展でした。
これで1000円は、ハッキリ言って、割高な気がします。
(星なし)
よっぽどアートに対する感度が高い人ならともかくも、
前回に引き続き、今回も一般の人には楽しめない美術展では無かろうか。
原美術館には、普通の人の感覚が見えていないのでは?
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(皆様の応援のおかげで、現在3位
)
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を付けたところ、いろんな方面の方から、
「
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と、心配されてしまいました。
たぶん大丈夫です (笑)
ともあれ、
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この観シュランガイドという企画が、いかにガチなものかということはわかっていただけたようです。
お世辞も無ければ、媚も無し。
ステマの類では無いのです。
ただし、僕個人としての評価なので、この評価が絶対というわけでは、ありません。
僕が、3ツ星を付けた美術展が、 「私には、つまらかなったけど!」 ってこともあるでしょうし。
反対に、僕が1ツ星を付けた美術展が、 「私には、楽しかったけど♪」 ってこともあるでしょう。
あくまで一つの目安として活用して頂けますと幸いです。
とは言え。
前回、
![ほし](http://emoji.ameba.jp/img/user/sl/slowstory/68950.gif)
「原美術館=つまらない美術館」
というイメージが定着してしまうのだけは、アートテラーとしては避けたいところ。
これまでに開催された “ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ”(2012) や、
“Be Alive!―原美術館コレクション”(2011) といった美術展には、ちゃんと2ツ星を付けています。
原美術館は、やれば出来る子なのです (笑)
というわけで、 「今回は大丈夫でしょう^^」 と、特に心配もせずに、
3月20日より始まりました “ソフィ カル―最後のとき/最初のとき” に行ってきました。
![アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ソフィ カル―最後のとき/最初のとき](http://stat.ameba.jp/user_images/20130321/21/artony/9f/e9/j/t02200314_0560080012467231187.jpg)
こちらは、フランスを代表する女性現代美術作家の一人であるソフィ カルの個展で、
第12回イスタンブール ビエンナーレに関連して発表された 《最後に見たもの》 と、
![アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-「最後に見たもの」(部分)](http://stat.ameba.jp/user_images/20130321/21/artony/f8/69/j/t02200178_0500040412467238854.jpg)
カラー写真 ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
《海を見る》 の2作品を、
![アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-海を見る](http://stat.ameba.jp/user_images/20130321/21/artony/d8/a3/j/t02200147_0500033312467242224.jpg)
![アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-海を見る](http://stat.ameba.jp/user_images/20130321/21/artony/96/b6/j/t02200124_0500028112467242223.jpg)
ヴィデオインスタレーション ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
原美術館ver.に再構成した美術展です。
どちらの作品も、彼女が長年に渡って探求してきた視覚や認識に関するもので、
失明した人々が、その題材となっています。
《最後に見たもの》 は、失明した人々に取材をし、
彼らが最後に見た光景を、写真と言葉で構成した作品です。
(原文はフランス語で書かれていますが、日本語訳を貰えるのでご安心をw)
《海を見る》 は、生まれて初めて海を見る人々の表情を捉えた映像作品。
海を見る・・・とは言っても、彼らは失明しているので、視覚的に目にしているわけではありません。
・・・・・・・・・・・。
率直に言って、これらの作品を見て、特に感じるものはありませんでした。
いや、失明した人々に対して、もちろん同情は禁じえませんが。
それをアート作品に仕上げたからと言って、
「ほら、考えさせられる作品でしょ?」 というのは、非常に押しつけがましいと言いますか。
失明している本人が、自分を作品にするならともかくも、
失明していないアーティストが、失明した人々をテーマに制作したアート作品に、心は動きませんでした。
ソフィ カルの作品そのものにもピンと来ませんでしたが、
原美術館が、わざわざ彼女をあえて紹介したかったこともピンと来ず。。。
グループ展の中の一人の作家としてなら、また僕の感じ方も違ったのでしょうが、
ソフィ カル推しで個展が開催されていた理由が、最後までよくわからなかったです。
強いて言うなら、失明した人々をテーマにしたソフィ カルの作品が展示されたことで、
白を基調とした光が差し込む原美術館の展示室が、美術館というよりも病院っぽく感じられて新鮮でした (←?)
作品そのものの持つ力も量も、今一つ物足りず、早足ならば5分。
ゆ~っくり見ても、20分あれば事足りてしまう美術展でした。
これで1000円は、ハッキリ言って、割高な気がします。
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よっぽどアートに対する感度が高い人ならともかくも、
前回に引き続き、今回も一般の人には楽しめない美術展では無かろうか。
原美術館には、普通の人の感覚が見えていないのでは?
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(皆様の応援のおかげで、現在3位
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