久しぶりに、講談社のまのま・・・もとい講談社野間記念館へ行ってきました。
イェイ♪
こちらは、講談社創業90周年事業の一環として、2000年4月に設立された美術館。
講談社の創業者・野間清治によって、
大正期から昭和初期にかけて収集された野間コレクションが展示されています。
居心地の良い美術館は、都内にたくさんありますが、
清潔感があり、かつ、あまりお客さんがいないため (←!) 、居心地の良さは、都内トップクラス。
出来ることならば、人には、あまり教えたくないとっておきの美術館の一つです。
現在開催されているのは、 “近代日本の歴史画” という美術展。
いつものように、美術展のタイトルこそ面白味がないですが。
(↑個人的には、これが、集客の弱さにつながっていると思う)
松岡映丘 (《池田の宿》) や、
小林古径 (《平重盛》) 、
木村武山 (《光明皇后》) に、
横山大観、下村観山、安田靫彦・・・などなど、近代日本画を代表する作家たちの作品が、
たったワンコイン (=500円) で楽しめてしまうなんて、嬉しい限り♪
さらに、講談社野間記念館には、こんな嬉しいサービスも↓
こちらは、チケットを購入すると、強制的に入会させられる (?) メンバーズカード。
この中はスタンプカードになっており、持参すれば、入館ごとにスタンプを捺印してくれます。
そして、スタンプをすべて集めると、次回は、なんと入館料が無料に!
「スタンプを5個集めなくちゃいけないのかな?
はたまた、10個は集めなくちゃいけないのかな?」
いいえ。
集めなくてはいけないスタンプの数は、たった2個 (笑)
しかも、一回目に、すでにスタンプが1つ押された状態で、
カードが支給されますので、実質的にもう1回行けば、次は無料という超お得なサービスなのです。
山種美術館ほどの凄味はないですが、
出展されているのは、十分に近代日本画の世界を楽しめるラインナップ。
くわえて、この破格のコストパフォーマンス。
行って損はしない美術展です。
ちなみに、今回の美術展の目玉は、
“面白くてためになる” を合言葉に創刊された講談社の伝説の雑誌 『キング』 、
その昭和6年新年号の付録である 《明治大正昭和大絵巻》 です。
小村雪岱による 《京浜間鉄道開通(明治5年)》 をはじめ、
先日紹介した木村荘八による 《千島、樺太の交換(明治8年)》 、河野通勢 《帝国議会(明治23年)》 など、
明治元年から昭和5年までのトピックスを、当時の挿絵界のスターを総動員して作り上げた折帖の絵巻。
昭和時代に、こんなにも豪華な付録があったのかとビックリ。
『ゼクシィ』 の付録なんて、目じゃありません (←?)
今回の展示では、もちろんそのホンモノと、さらには原画も展示されています。
これらは、まさに講談社ならではの貴重なコレクション。
これからも、講談社野間記念館には頑張って頂きたいものです。
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近代日本の歴史画
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